幸福感は他人に伝わりやすく、家族や友人などの社会集団の中でさざ波のように広がるが、職場では同僚の感情にあまり影響を受けない――。 

このような研究結果が5日、英医学誌「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(British Medical Journal、BMJ)」で発表された。 


研究結果によると、他人の感情は、同居人よりも隣人や友人からのほうが伝染しやすく、職場では幸せな同僚がいても影響を受けない。これは、社会的状況が感情の伝染を抑止している可能性がある。 

1マイル以内(約1.6km)に住む友達(家族を含む)が幸せになったとき、将来自分が幸せになる確率は25%上がります。仕事での人間関係の場合は該当しません。 




 1.幸せな人は幸せな人同士でつながっている傾向がある。 
 2.最大「3度の隔たり」までの人(友達の友達の友達)が幸せだと、自分も幸せである傾向が高い。 
 3.周りの友人が幸せだと、幸せになりやすい。 
 4.配偶者や親戚よりも、物理的に近くに住んでいる友人が幸せだと自分も幸せになる 傾向がある。 
 5.職場の仲間が幸せだからといって、自分も幸せになるわけではない。 
 6.幸せの伝染にはフェイス・ツゥ・フェイスのコンタクトが重要です。 

                                            ということが示唆された。