消費価値経済から経験価値経済へ  

モノ、サービスに価値があった時代から、モノ、サービスを消費するプロセスを通じて経験する”心地良さ”、そのものに価値を見出す時代になってきています。 


お客様が必要としているコト、[探す、入手する、活用する、表現、発信する]などの一連のプロセスで体験する”心地良さ”、経験価値を、高めることが重要なのです。 


モノの作り手は、性能や価格をコントロールすることはできますが、モノを利用する人の体験(心地良さの内容、レベル)を、コントロールすることはできません。 



これまで、日本人特有のきめ細かさなどを高品質、安全・安心のモノ作りに結実してきましたが、商品、サービスの利用者の生活価値そのものを、高めるアプローチが欠落していました。 

そのために、お客様の生活価値を高める欲求の顕在化、期待につなげることができず、お客様の生活を進化させることができなかったのです。 



お客様の生活の質を高めるためには、お客様の体験まで含めた製品やサービスに関する情報を束ねる場を設計し、この場を通して、新たな期待を発掘・確認し、お客様と心地良い経験の共創に取り組み、生活の向上欲求の水準を高めることが必要になります。 


お客様とのコミュニケーションそのものを楽しみながら、自己を高めていく終わりのないプロセス、これがビジネスの本質です。  

ライバルに勝つことでも、売り上げ目標を達成することでもありません。 


そして、お客様は攻略するものではなく、”心地良さ”、経験価値を共創、提供するために対話する存在であると位置付け、ビジネスを再構築することが、メンバーの生きがい、やりがいにつながるのです。 



仕事って、働くことって、楽しいこと!