人生という名の遊び場で、いま、ここを活かされ、すてきに活きる

時代の本質をとらえた、心に残るすてきなメッセージ[構想、視点、こころ]と、新たな気付きをあなたに届けます。みずみずしく、活き活きとした、すてきな旬(ときめき)を一緒に探しにいきましょう。      ◆◇たきがみ博士が選ぶ”すてきなメッセージ”のおすそわけ◇◆

2010/02

単なる安売りでは、市場が育たない。 

低価格による商品の提供ではなく、良い物を安く提供できるしくみを構築し、売り手と買い手が納得できるマーケット[場]を育てる取り組みが求められている。 


次の観点から、戦略コンセプトを構想しましょう。 

1)お客さま満足の観点から、不要な要素と思い切り減らせるコストは何か。 
 ・わが社では、これを発見し、コストダウンを実行しているか。 

2)業界や競争相手と比べ、大胆に取り入れるべきお客さまへの提供価値は何か。 
 ・わが社では、これを発見し、新たな価値をお客さまに提供しているか。 

3)業界の常識として、商品やサービスに含まれる暗黙の要素のうち、お客さまに不要な要素とコストは何か。 
 ・わが社では、これを発見し、お客さまにとって不要な要素とコストを取り除いているか。 

4)業界や競争相手は、まだ商品もサービスも提供していないが、お客さまの期待を踏まえて新たに提供すべき価値は何か。 
 ・わが社では、これを発見し、付加すべき商品やサービスを、どの様に開発しようとしているか。
 

日本企業が強みを持っているのは擦り合わせ領域のものづくりであるが、取引関係のメッシュ化と擦り合わせ基盤の希薄化が始まってきた。 

自らの技術をブラックボックス化して利益をあげる領域を守りながら、周辺領域をコモディティ化させることで、全体の価格を下げ、市場を拡大させ、覇者として莫大な利益を得る取り組みが展開されている。 

ルータで世界シェア70%超を誇るシスコは、ルータの外側のプロトコルをオープン化する一方、ルータ内部の規格を知的財産権で保護しブラックボックス化することでデファクト化した。 

一方、日本の携帯電話はガラパゴスだ、中国で売れないのは標準化で負けたからだという議論があるが、標準化はオープン化することだから、端末機だけの市場では利益が薄く儲からない。単純に標準化しても駄目。 

また、ハード、ソフト、データなど情報インフラが”インターネットの向こう側”にあるクラウドコンピューティングは、パソコンを端末機として位置付け、さらにコモディティ化(シンクライアント化)を加速させる。 

ネットブック、スマートフォン、電子書籍など様々な用途別のコモディティ端末機が出現しつつあり、デジタル化、コモディティ化が進むと、設備投資競争が勝敗の鍵を握ってくる。

さらに、サムスンは「地域専門家制度」を導入し、毎年200~300人を様々な国、地域に溶け込ませ、文化、生活習慣、ライフスタイルなどを徹底的に学ぶグローカライゼイションを展開している。 

そして、先行メーカーの製品をリバースエンジニアンリングするとともに、単なるモノマネではなく、この機能は要る、要らないと、現地の消費者向けに徹底的にカスタマイズしたものづくりを行っている。 

デザインにも力を入れ、それぞれの市場で価格が先行製品に比べて安く、機能やデザインが現地の消費者のテイストに合った製品を提供し、新興国や先進国のボリュームゾーンに真正面から挑んでいる。 


この様な環境の変化を踏まえ、ともすればオーバースペックになりがちなものづくりの考え方を改め、経験価値に着目したそれぞれの市場のボリュームゾーンへの挑戦が、これからは重要になる。 


「志本主義のススメ」
 (経済産業省商務情報政策局長石黒憲彦氏)から抽出、編集

そもそも「誰のための」あるいは「何のための」経営統合だったのか。 

当初は、海外で戦える体力をつけるためというのがその理由だった。 
縮小する国内市場ではなく、海外市場に打って出るためにキリンとサントリーは手をつなぐはずであった。 

確かに、2社の統合はでかい。 
両社の売上を足し上げれば4兆円近くにまで達し、食品・飲料メーカーとしては世界3位のペプシコに並ぶ存在となる。 
(売上高および順位は2008年ベース) 

ならば焦らずとも、もう1年、交渉を続ける選択もあったのではないか。 
キリンは株主を気にして、これ以上の延長はできなかったと言っているが、大株主は三菱UFJグループである。 
本当に説得できなかったのだろうか。 

破綻の理由は、「統合比率」や「創業家の権利」といったものではなく、むしろもっと根っこの部分で折り合えないところがあったのではないか。 


最近のキリンの動き(投資動向)は、 

●2007年11月 
 豪州乳業最大手 ナショナルフーズを買収(2,940億円) 

●2008年8月 
 豪州乳業2位 デアリーファーマーズを買収(840億円) 

●2009年10月 
 豪州ビール2位 ライオンネイサン社を100%子会社化(約2,200億円) 

キリンはここ数年、オーストラリアに最も投資を集中している。なぜか。 

それは、ビールの原料、大麦の生産地だからである。 
オーストラリアの大麦の生産量は、ロシア、ウクライナ、カナダに続く、世界4位である。 
しかも、キリンは、このオーストラリアに、日本では唯一の海外製麦工場を持っている。 
※製麦工場とは、麦芽を作る(大麦を発芽させる)工場。 

つまり、キリンの投資の裏には、オセアニア地区での流通網(販売面)を強化しようとする一方、川上の原料調達までも自らがコントロールしようとしている姿勢が垣間見える。 

特に、原料高騰が叫ばれた、2007年6月以降での動きが顕著なのは注目に値する。やはり、07~08年まで続いた穀物を中心とした原料高騰は、相当キリン本体に危機意識を植え付けたのではないか。 


次に、最近のサントリーの動き(投資動向)は、 

●2008年10月 
 ニュージーランドで2位の清涼飲料メーカー「フルコアグループ」を買収(約750億円)。 

●2009年11月 
 欧州で強いフランスの清涼飲料メーカー「オレンジーナ・シュウェップス・グループ」を買収(約3,000億円)。 

おわかりの通り、サントリーはキリンとは異なり投資を分散している。 
その投資目的は欧州とオセアニアでの流通網(販売)の強化である。 

海外にて盤石な流通基盤を確保し、そこにサントリーブランドの商品を流す。結果、それがグローバルブランドに育ち、市場を席巻する。 

つまりは、グローバルブランドを持った食品・飲料メーカーになるための投資をサントリーはしている。方向性としては、コカコーラやペプシに似ている。 


しかし、キリンの目指す方向性は、それとは異なる。 

キリンは総合商社のような機能を持ち合わせた(川上から川下を統合した)、食品・飲料メーカーになることを目指している。 
当然、そのようなメーカーは他には存在していない。 

つまり、グローバルブランドを目指すサントリーと、まったく新しいグローバルメーカーを目指すキリン。 
この目指す方向のずれが、今回の破談につながっていると思われる。 


★五十嵐崇の「本質を見て、王道を歩め」より、転載

経済成長を最優先してきた日本は、国民から安心や希望、人と人とのつながりを奪う、巨大な不幸増幅装置と化している。 

その根本には、お上に従えとばかりに、時代の空気に流されるばかりで、確固たる個を育てることが苦手な国民性があったことも、忘れてはならない。 


誰もが希望を失ってしまいそうな時代だからこそ、誰かが希望を与えてくれるのを待つのではなく、みずから積極的に見つけにいくことが大切。 

そのとき、幸福を定義してはいけない。 

幸福や不幸なんていう状態は、この世の中に存在しない。 

人間がそういう言葉をつくり、ある状態に対する評価をしているだけ。 

これがなければ幸福になれないという、思い込みを捨てること。 


いまの混乱をチャンスと考え、身の周りにある小さな幸せに目を向け、これまで自分たちを縛っていた価値観を見直す機会として活かす。 

幸せをつくるのは、周囲の環境や運ではなく、あなた自身がこの世の中といかにかかわっていくかなのです。 

                                (加賀乙彦さん 日経広告から一部抜粋) 



幸せとは、こころのおきどころ。 

”いま、ここ”は、過去の必然であり、色のない真っ白の世界。 
目をそらすことなく、ただ、受け入れ、包み込んだ時、”これから”という言葉が自然に生まれる。 


人生に正解はない。 
一人ひとりが、味わいのある人生を丁寧に活きる、そのことを喜びとしたい。 

価値創造は、 
論理力や説得力ではなく、表現力。 

表現することは、 
うまく話すことでもなく、 
綺麗に踊ることでもない。 

人間としての味や個性、 
愛の深さなどの 
総合的な魅力を表現すること。 

それは、人生の目的そのもの。 


 人は、 

 踊るという仕事を通じて、 
 話すという仕事を通じて、 
 接客という仕事を通じて、 
 営業という仕事を通じて、 
 経営という仕事を通じて、 

 固有の魅力を表現するために、 
 生まれてきた。 


商品や人の中に眠っている魅力を、 
表に現す。 

そして、価値が生まれる。 

世界の辺境だからこそ、はぐくまれた多様で個性的な文化は、日本の価値そのもの。 

グローバルに対抗するための肥大化したやり方を捨て、体力も抵抗力も弱った大企業に頼るのをやめて、小さな生命体が有機的にネットワークした強靭な生活を目指す。 

中央のお金をあてにする無いものねだりを捨て、あるもの探しへの第一歩を踏み出す。 

地方を中央にぶら下がっている枝葉の1枚にするのではなく、たくさんの個性的な地方が支える中央、日本の形にリセットする。 


都会になくて地方にあるものこそ、人臭さ、人情。 

都会型社会に大きな不安が出てきたいま、切り捨ててきたもの、忘れていたもの、価値を見いだせなかったものにこそチャンスがある。 

今はネット社会、地方にとってアピールできる場がある。 

地方に隠れている価値を引っ張り出し、地方を変える。 

さあ、地方は宝物をしまいこんでいる、地方の人臭さ、あるもの探しを始めよう。 

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