人生という名の遊び場で、いま、ここを活かされ、すてきに活きる

時代の本質をとらえた、心に残るすてきなメッセージ[構想、視点、こころ]と、新たな気付きをあなたに届けます。みずみずしく、活き活きとした、すてきな旬(ときめき)を一緒に探しにいきましょう。      ◆◇たきがみ博士が選ぶ”すてきなメッセージ”のおすそわけ◇◆

2012/05

君はもう僕に、一生分の幸せを与えてくれた。 
それと同じだけの幸せを、僕の残りの人生を使って君に返させてくれないか。 

結婚してくれ! 

 梅が咲き、桜が咲き、ツツジが咲く。 

 時の流れは止まることなく、前に進み、 

 悩みも悲しみも、時の流れの中でやがて癒されていく。 

 もうすぐ6月、紫陽花が美しい季節。 

 これから、これから。 



              「フクシマの嘘」 独ZDFテレビ(国営放送) 


福島原発炉心4号機の冷却プールが亀裂等により、炉外に漏出し水位が減少し始めると、折角約1年も掛けて冷却して来た使用済み核燃料が、再臨界に至るリスクをいつでも抱えている。 

そうなれば東京圏内を含む東日本半分が、Exodus (大量脱出)の対象となり得る。 

今後、同炉心周辺で発生するM.7.5 級の余震で、4号機建物全体が崩壊する危険性もある事から、日本政府は東電と言う一企業体にのみ事態修復を任せる事なく、国家の意思として想定される未曾有の放射性物質拡散事故からの予防策を早急に実行すべきと考えます。 

事態は一刻の猶予もない事を頭に入れておくべきです。 

フジサンケイビジネスアイ【創刊80周年記念 特別セミナー】 
      マクロ政策失敗が停滞の元凶   産経新聞編集委員・田村秀男 

日本の最大の問題は、2008年のリーマン・ショック後に打つべき手を打たなかったことです。アメリカは前例がないような金融緩和に踏み切り、ヨーロッパもそれに続き、中国もそれに便乗してどんどんお札を刷るんですが、これは金融経済理論では極めて正しいことです。それを日本だけがやらない。 

その結果、円高でデフレが加速する。それに加えて東日本大震災の甚大な被害を受けて現在に至る。一連の円高、デフレ不況、福島原発事故後の対応を含め、政策の間違いが日本の大停滞をもたらしています。正しい政策に戻れば日本の再生は十分あり得るというのが私の見解です。 

日本経済は1995年1月の阪神大震災後にかなり沈み、特に輸出が足を引っ張りました。ところが翌年、政府支出、公共支出や家計支出が増えました。当時の村山富市首相が、復興予算を組んで経済が回復したのです。 
だが、97年に橋本龍太郎内閣の時に景気は大丈夫だからと、消費税を3%から5%に上げた。このときに社会保険料引き上げや所得減税の打ち切り等々、年間約9兆円の家計負担増に踏み切りました。緊縮財政です。そこから景気が落ち込み、98年から慢性デフレにはまっていく。 

この教訓を生かさなければいけないのですが、経済政策、特に増税、緊縮のタイミングを誤るとどうなるか、われわれは味わっているはずです。 

さて、現在は東日本大震災が起き、GDP(国内総生産)は惨憺(さんたん)たるものです。輸出がマイナスで景気の足を引っ張り、家計の消費支出も落ち込んでいる。それなら政府が大きな役割を果たすのが常識ですが、そんな経済政策すらできないのが野田政権です。 

私が怒り心頭に発しているのは、消費増税で景気がよくなると野田首相以下、大多数のメディアも平気で言うことです。しかし、それはデマです。大型増税すれば景気を冷やすのは常識です。以下の私の話は、野田首相の論法が完全に間違っていることを証明することです。 

98年からデフレが続いています。デフレは物価が下がることですが、物価はそれほど下がっていません。97年から14年間で3~4%くらいです。 
問題は、物価下落以上に勤労者所得が14年間で15%以上、下がっていることです。われわれが使えるお金がどんどん減る。これに対し、GDP統計で家計消費を追っていくと物価下落幅と一致し、3~4%くらいしか落ちていません。特に勤労者の家庭は子供の学校の費用もかかり消費は落とせない。 

所得が15%下がっても消費は3~4%しか落ちない。何を削るかといえば、貯蓄をやめるしかない。最近の日銀の金融中央委員会の調査によると、預金を含め金融資産が全くない階層が10人のうち3人です。家庭の消費は簡単に落とせないから、その消費を狙って消費税増税といっているわけです。 
貯蓄ゼロの家庭が増えれば、子供をつくって日本の将来を担う若い子が、どんどん疲弊していく。 

消費増税ではなく、可処分所得を上げることを最優先しなければいけないのに、国会では全く忘れた論議をしている。消費税率を上げても、家計消費が落ちれば税収も減るわけです。 
実際の経済活動の全体規模を表す名目GDPと、税収を中心とする政府の歳入を国際比較すると、名目GDPが上がれば税収も回復するし、下降すれば税収も減る。日本は97年以降、ずっと減りっぱなしです。ドイツはGDPも税収も連動して上がり、アメリカも同様です。 

デフレ不況は経済規模がダウンサイズするわけで、これでは税収を確保できるはずがない。名目成長率を高める方が国民にとって弊害もなく、財政がよくなる、社会保障財源の確保が容易になるのです。成長路線に回帰するしかないのです。日本の経済規模は20年間増えていません。むしろマイナスです。そんな国に将来があると考えること自体がおかしいですね。 

原因ははっきりしている。円高とデフレです。金融資産や現金、預金、安定した金融資産である国債を寝かせておけばいいのだから、経済を良くする投資にお金が回らない。しかも、外国の投資家は日本の円資産を持っていればもうかるから、その結果が円高で、さらに円高が日本企業の収益力を落とす。 

円高の原因は、政策の失敗です。円高に連動するように名目GDPが下がっていく。税収も増えない、社会保障財源も確保できない、家計の所得も下がる、生産が減る、円高で企業は国内に見切りをつける。非常に由々しき問題です。 

円高対策として、政府は財務省の100兆円程度の外貨準備、特別会計で企業の海外進出、M&A(企業の合併・買収)融資をやっている。ところが、M&Aを盛んにやっている企業は政府から融資を受けなくてもできます。もう一つは介入です。アメリカもヨーロッパも、日本が円売り介入すれば反発し、協調してくれない。マーケットはそれを知っているから、日本が単独で介入しても元に戻る。結局、無駄金に終わっている。 
                   
日本は増税しないとギリシャ化するという。確かに、政府債務の総額はGDPの2倍、世界トップは間違いない。しかし、その日本国債の利回りが世界最低水準ということをどうやって説明するのか。ギリシャになるとしたら、税収が減り続け、社会保障の政府支出が年々1兆円ずつ増え、消費増税をして税収が増えないという悪循環にはまっていくという道筋です。 

デフレ期は実質GDPもマイナスになる。しかも名目は実質値以上に落ち込みますから、購買力がなくなり、財政が悪化するという悪循環にはまる。デフレから脱出するには、少なくともインフレ率をプラスにする政策を最優先にすべきです。 

財政当局の政策の間違いと同等に恐ろしいのは、日銀による金融政策です。各国の通貨の値打ちは、通貨発行量を比較すれば分かる。アメリカはリーマン・ショック後3倍くらいドル札を刷って、日本は約1.28倍。ユーロは約1.8倍。世界で最もお金を刷らない国、日本。円高は当たり前でしょう。 

日本経済の恐るべき空白が20年間が続いている。GDPは20年前と変わらない。その間にドイツは約1.7倍、アメリカは約2.5倍。これがまともな国、普通の国です。 

GDPを占める3要素、消費、投資、輸出のうちのどれかを増やしたら経済成長できる。日本政府は何ができるか。マクロ経済政策そのものです。市場機能を生かして民間主導で規制緩和をする。日銀が金融緩和を続ける。そのことで円相場も安くなる。日本企業もそこで息をつく。それで国内投資が徐々に増え、日本経済は再生、回復するに決まっているわけです。マクロ政策を大いに転換するだけで済むのです。 

転換の大きな要は日本人が延々と貯めてきた貯蓄、その代表が100兆円の外貨準備です。その源泉は金融機関が持つわれわれの貯蓄です。貯蓄を使ってアメリカ国債を中心に政府が100兆円持っているから、そのお金をそのまま帳簿上でいいから国内に移しなさい。日銀はそれを円に換算し政府の口座に振り込めばいい。1円もお札を刷る必要はない。その基金は日本の再生・復興に使える。そのためのプログラムを書くのが本来の官僚の仕事です。 



*財務省は10日、国債など「国の借金」が平成23年度末時点で過去最大の959兆9503億円になったと発表した。 
24年度末時点の借金は1085兆5072億円と1千兆円を突破する 

筆者は以前から、財務省論理の欺瞞は「国の借金」という表現にあると指摘してきた。 

官僚は「国」を「政府」のことだと勝手に解釈し、「国民」だと読者に錯覚させてしまう。(英語では国と国民はnation、政府はgovernmentである。つまり、政府の借金を国の借金とみなすのは、国際非常識である。) 

財務官僚はこの錯覚を利用して、そのホームページなどで、「国の借金」を家計や国民一人当たりの借金に置き換えて、「さあ大変だ、増税せよ」というキャンペーンを張り、無知な政治家を増税また増税に駆り立てている。 

国の借金とは、政府の国民からの借金であり、国民にとってみれば資産である。 

つまり、国民は政府に貸しており、きちんと元利返済させる権利を持つ。ところが、国民に増税を認めよ、そしたら返す(実際には、増税して歳出を減らさず、税収は増えず、借金返済の見通しは立たない)、というのが財務官僚と野田政権のロジックである。とんでもないならず者の論理ではないか。 

政府の義務は、国民から借金する場合、その資金で国民に安全と所得増をもたらす政策の実行で成果を挙げることだ。すれば、税収は増えて、増税どころか減税を可能にしよう。 

ところが、実際は、政府が政策を大失敗し、デフレ不況と失業、窮乏化、大災害に無防備、という最悪の結果を招いている。 

この責任を政府がとる、言い換えると財務官僚の入れ替え、政権交代が当然なのに、だれも知らぬふり、メディアもそれに追従する。 

そして増税だ、増税だ、と騒ぎ立てる。 

野党の自公も政権時代に大失敗を重ねてきたので、増税で民主党と歩調を合わせるしかないので、消費増税で事実上の大連立だ。 

企業なら、経営者が責任をとって辞任、さらに莫大な賠償金を支払わされる。 

有権者たる国民は、この政府の株主であることを再確認しよう。 

 「みなさん、本当の幸せって何だと思いますか」 制服姿の中学2年生の少女が、聴衆に問いかけた。 
 「それは『今、生きている』ということなんです」  

04年7月2日、福岡県大牟田市で開かれた小中学生の弁論大会。  少女は続けた。 

 「生き続けることが、これほど困難で、これほど偉大かと思い知らされました」 
 「家族や友達と当たり前のように、毎日を過ごせるということが、どれほど幸せか」 

2カ月半後の9月16日、少女は亡くなった。小学6年で骨肉腫を患い、全身に転移していた。 
弁論大会で読んだ作文「命を見つめて」の1419文字が残った。猿渡瞳さん。13歳だった。 

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       ◇http://www.aflac-ikiru.com/saruwatari/index.html 

 みなさん、みなさんは本当の幸せって何だと思いますか。実は、幸せが私たちの一番身近にあることを病気になったおかげで知ることができました。それは、地位でも、名誉でも、お金でもなく「今、生きている」ということなんです。 

 私は小学6年生の時に骨肉腫という骨のガンが発見され、約1年半に及ぶ闘病生活を送りました。この時医者に、病気に負ければ命がないと言われ、右足も太ももから切断しなければならないと厳しい宣告を受けました。初めは、とてもショックでしたが、必ず勝ってみせると決意し希望だけを胸に真っ向から病気と闘ってきました。その結果、病気に打ち勝ち右足も手術はしましたが残すことができたのです。 

 しかし、この闘病生活の間に一緒に病気と闘ってきた15人の大切な仲間が次から次に亡くなっていきました。小さな赤ちゃんから、おじちゃんおばちゃんまで年齢も病気もさまざまです。厳しい治療とあらゆる検査の連続で心も体もボロボロになりながら、私たちは生き続けるために必死に闘ってきました。 

 しかし、あまりにも現実は厳しく、みんな一瞬にして亡くなっていかれ、生き続けることがこれほど困難で、これほど偉大なものかということを思い知らされました。みんないつの日か、元気になっている自分を思い描きながら、どんなに苦しくても目標に向かって明るく元気にがんばっていました。 

 それなのに生き続けることができなくて、どれほど悔しかったことでしょう。私がはっきり感じたのは、病気と闘っている人たちが誰よりも一番輝いていたということです。そして健康な体で学校に通ったり、家族や友達とあたり前のように毎日を過ごせるということが、どれほど幸せなことかということです。 

 たとえ、どんなに困難な壁にぶつかって悩んだり、苦しんだりしたとしても命さえあれば必ず前に進んで行けるんです。生きたくても生きられなかったたくさんの仲間が命をかけて教えてくれた大切なメッセージを、世界中の人々に伝えていくことが私の使命だと思っています。 

 今の世の中、人と人が殺し合う戦争や、平気で人の命を奪う事件、そしていじめを苦にした自殺など、悲しいニュースを見る度に怒りの気持ちでいっぱいになります。一体どれだけの人がそれらのニュースに対して真剣に向き合っているのでしょうか。 

 私の大好きな詩人の言葉の中に「今の社会のほとんどの問題で悪に対して『自分には関係ない』と言う人が多くなっている。自分の身にふりかからない限り見て見ぬふりをする。それが実は、悪を応援することになる。私には関係ないというのは楽かもしれないが、一番人間をダメにさせていく。自分の人間らしさが削られどんどん消えていってしまう。それを自覚しないと悪を平気で許す無気力な人間になってしまう」と書いてありました。 

 本当にその通りだと思います。どんなに小さな悪に対しても、決して許してはいけないのです。そこから悪がエスカレートしていくのです。今の現実がそれです。命を軽く考えている人たちに、病気と闘っている人たちの姿を見てもらいたいです。そしてどれだけ命が尊いかということを知ってもらいたいです。 

 みなさん、私たち人間はいつどうなるかなんて誰にも分からないんです。だからこそ、一日一日がとても大切なんです。病気になったおかげで生きていく上で一番大切なことを知ることができました。今では心から病気に感謝しています。私は自分の使命を果たすため、亡くなったみんなの分まで精いっぱい生きていきます。みなさんも、今生きていることに感謝して悔いのない人生を送ってください。 

*asahi.com 

マーケティングプランナー村山涼一さんの新刊を紹介します。 

   120513

 ◇100円の不良在庫を5000円の商品に変える方法 (中経出版) 

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日本の企業は今、八方ふさがりの状態に追い込まれています。 
長引く不況。デフレ。東日本大震災。タイの洪水。そして円高と、企業努力だけではどうにもならない環境に取り囲まれています。 

売上アップやコスト削減はどこの企業でも取り組み、可能な営業努力をし、切れるだけのコストをカットし続けているのに、収益があがらないという状況です。 

その象徴的な存在がトヨタ自動車でしょう。 
トヨタは、輸出比率が約6割と高い体質を超円高が直撃し、1982年以来の赤字に転落しました。 
新型モデルを開発しても国内では売れず、売れても円高差損でもうからない海外。 

そのうえ、「国内生産300万台死守」を掲げ、一定の国内生産を維持していく方針を貫いてきたため、トヨタ傘下の関連企業や従業員は相当な数に達します。 
海外移転やダウンサイジングなど、自社生産を縮小することで業績改善を図る「アセットライト戦略」に方向転換することもままなりません。 
一方、ソニーやパナソニックなど、アセットライト戦略を進める家電メーカーも、業績が低迷し、うまくいっているとは言えない状況です。 

収益構造を変え、強化せざるを得ない。しかし、できる限りの企業努力をしているのに、日本を代表する企業といえども、なかなか打つ手がないのが現実です。 
「売上-経費=収益」という、今までは常識だった、売上をアップしコストを徹底的に抑えるというマイナスの発想、すなわち引き算式の手法はすでに限界に来ていると言えるでしょう。 

その状況をどうやって打開するか。新しいビジネスモデルを導入し、今までとは違う収益をつくっていくこと。つまり、プラスの発想こそが必要です。その時に役立つのが「利益モデル」です。 

ビジネスを考えるうえで一番重要なのは「お金をどう稼ぐか」です。 
どんなに優れたビジネスモデルであっても、「収益をあげていく仕組み」がなければ事業として継続できません。 

逆に仕組みがしっかり構築できれば、社内で企画が通りやすくなるでしょうし、クライアントへプランを提案する場合も説得力があります。 
この「収益をあげていく仕組み」を考える場合に有効なのが、エイドリアン・スライウォツキーが提唱した利益モデルです。 

1.顧客ソリューション利益モデル 
顧客を理解し、その知識を活かした顧客固有のソリューションを開発することで利益をあげるモデル。 
IT業界におけるコンサルティング型のソリューション提供や、広告宣伝に関する課題を一手に引き受ける広告代理店などが当てはまります。 

2.利益増殖モデル 
同一の資産からさまざまな商品やサービスを展開して収益を拡大していくモデル。 
コミック→アニメ→テーマパークへと展開させたディズニー、エンジン→バイク→F1→クルマへと発展させたホンダがこのモデルに該当します。 

3.チョイスボード利益モデル 
商品デザインの選択を顧客の手にゆだね、事前に決済するモデルです。 
不要な在庫を減らし、料金を先払いしてもらうことで、リスクの少ないビジネス展開が可能に。カスタマイズPCのデル、おすすめ商品を提案するアマゾンが代表的な例です。 

4.アドバンス利益モデル 
ネーミング通り、お金を先取りするモデルです。たとえば、定額料金のバイキングや一括前払いのプロ野球の年間シート。 
本来の料金より割安でオトク感がありますが、利用の有無にかかわらず、まとまった金額を事前に獲得できるところがポイントです。 

5.集合知利益モデル 
ユーザーの自発的な情報発信を取り込んでビジネス展開するモデル。 
化粧品のクチコミ情報を集めたアットコスメ、料理レシピの投稿サイト、クックパッドなどが代表例。 
企業側への情報提供、eコマースとの連動有料会員化などで収益を獲得します。 

6.プラットフォーム利益モデル 
プラットフォームに従属させて収益をあげるモデル。たとえば、楽天。 
電子商店街というプラットフォームにショップを集め、ユーザーとマッチング。無料ゲームで集客し、企業側から広告宣伝費を徴収するモバゲータウンもこのモデルに該当します。

7.マルチコンポーネント利益モデル 
購買機会に応じて同じ製品の販売価格を変え、高収益のコンポーネント(収入源の構成要素)で収益を拡大していくモデル。 
スーパー、自動販売機など、マルチなチャンネルで展開し、高価格帯の販売をねらっていくコカコーラなどが代表例です。 

8.製品ピラミッド利益モデル 
低価格帯商品で競合の参入やシェア拡大を防ぎ、高価格のプレミアム商品で利益を取るモデル。 
たとえば、腕時計のスウォッチ・グループ。低価格のスウォッチで競合をブロックし、オメガやブランバンなどの高価格のブランドで利益を獲得しています。 

9.ハイブリッド利益モデル 
リアルとバーチャルの両方でビジネスを展開し、利益を拡大するモデル。 
たとえば、TSUTAYA。実店舗はもちろん、ネットショップでもレンタルが可能。ダウンロード販売を開始するなど、収入源を多面化することで利益をあげています。 

10.ローカル・リーダーシップ利益モデル 
ターゲットエリアに重点的に出店することでローカルでの優位性を確立。流通コストの低減、広告宣伝費の効率化、地域ブランドを活かした採用なども含めて収益を拡大していくモデル。 
スターバックスやセブン-イレブンがこのモデルに該当します。 

11.価値連鎖ポジション利益モデル 
利益が集中するバリューチェーンのコントロールポイントをいち早く支配し、収益を最大化するモデル。 
OSからPCソフトに進出したマイクロソフト、そのマイクロソフトやインテルに先駆けてWEBサービスを制覇したグーグルが、その代表例です。 

12.デファクトスタンダード利益モデル 
事実上の業界標準を押さえて主導権を握り、自社のビジネスプランで業界をリードするモデル。 
電子マネーのデファクトスタンダードとなったフェリカ、スマートフォン搭載のOSとして地位を確立したアンドロイドがその代表例です。 

13.インストールベース利益モデル 
コピー機やファクシミリなど、基盤となるものを最初に設置して利益を稼ぐモデル。 
ねらいは、ハードウェア販売より継続的に購入する消耗品での利益獲得。機器購入は買い手に選択権がありますが、消耗品の販売は売り手に主導権が移る点を利用します。 

14.販売後利益モデル 
製品が購入された時点で発生するミニマーケットから収益を得るモデル。 
クルマやPCのフォローアップ製品やアフターサービスなどが該当します。選択肢が少ないため、価格感応性(価格設定に対する敏感さ)が低く、利益率が高い点も特徴です。 

15.GPS利益モデル 
GPSが発する情報を加工してビジネスを展開するモデル。 
クルマのカーナビゲーションが有名ですが、走行中にナイキのシューズが発信するランニング情報をiPodと連携、ランニングのサポート情報を提供するサービスなども開発されています。 


1つの案件に複数のモデルが組み込まれているケースもあります。 
収益をあげていくために重要なのは、ビジネスの中に、いかに有効に複数の利益モデルを組み込めるかです。 
顧客ターゲットの拡大や売上アップ、収益率向上には多面的な展開が必要です。 

「私、チアに入りたいんだけど、一緒に見学に行こうよ」 

友人からのこの誘いがすべての始まりでした。 
高校に入学し、部活に入る気もなかった私は、友人に付き添いチアリーディング部の練習を見に行きました。 

目に飛び込んできたのは、先輩たちの真剣な眼差し、全身で楽しんでいる姿、そして輝いている笑顔でした。 
それを見た時、すごい!! 私も入りたい!! という衝動に駆られたのです。 

しかし、次の瞬間、でも私には無理…… という気持ちが、心を塞いでしまいました。 

私には生まれつき手足がほとんどありません。 
短い左足の先に三本の指がついているだけ。 病名は先天性四肢欠損症。 
指が五本揃っていなかったり、手足がないなどの障害を抱えて生まれてくるというものです。 

幼少期から母親の特訓を受け、一人で食事をしたり、携帯でメールを打ったり、字を書くことやピアノを弾くこともできますが、手足のない私には到底踊ることはできません。 
  
半ば諦めかけていましたが、聞いてみないと分かんないよという友人の声に背中を押され、顧問の先生に恐る恐る私でも入れますか?と聞いてみたのです。 
すると先生は開口一番、あなたのいいところは何? と言われました。 
  
思わぬ質問に戸惑いながらも、私が笑顔と元気ですと答えると、じゃあ大丈夫。明日からおいでと快く受け入れてくださったのです。 

手足のない私がチアリーディング部に入ろうと決意したのは、笑顔を取り戻したい。笑顔でまた輝きたいという一心からでした。 
生まれつき積極的で活発だった私は、いつもクラスのリーダー的存在。そんな私に転機が訪れたのは、小学校六年生の時でした。 
  
積極的で活発だった半面、気が強く自分勝手な性格でもあり、次第に友達が離れていってしまったのです。 
そんな時、お風呂場で鏡に映った自分の身体をふと目にしました。 
えっ、これが私……。気持ち悪い……初めて現実を突きつけられた瞬間でした。 
  
孤独感で気持ちが沈んでいたことも重なり、よくこんな身体で仲良くしてくれたな。 友達が離れてしまったのは身体のせいなのでは…… と、障害について深く考えるようになり、次第に笑顔が消えていきました。 

そのまま中学三年間が過ぎ、いよいよ高校入学という時になって、持って生まれた明るさをこのまま失っていいのだろうか。 これは神様から授かったものではないかと思うようになり、そんな時に出会ったのがチアリーディングだったのです。 

初めのうちはみんなの踊りを見ているだけで楽しくて、元気をもらっていました。 
しかし、どんどん技を身につけて成長していく仲間たちとは対照的に、何も変わっていない自分がいることに気づかされました。 

踊りを見てアドバイスを送ってと言われても、踊れない自分が口を出すのは失礼ではないかという思いが膨らみ始め、仲間への遠慮から次第に思っていることを言えなくなってしまったのです。 
せっかく見つけた自分の居場所も明るい心も失いかけていました。 
  
チアを辞めたい。学校も辞めたい……。そんな気持ちが芽生え、次第に学校も休みがちになりました。 
しかし、私が休んでいる間も、明日は来れる?と、チアの仲間やクラスメイトはメールをくれていました。 
  
自分が塞ぎ込んでいるだけ。素直になろう。 そう分かっていながらも、一歩の勇気がなく、殻を破れずにいる自分がいました。 

その後、三年生となった私たちは、ある時ミーティングを行いました。 
最終舞台を前に、お互いの正直な気持ちを話し合おうということになったのです。 
いざ始まると、足腰を痛めていることや学費の問題など……、いままでまったく知らなかった衝撃的な悩みを一人ずつ打ち明けていきました。 
  
みんないっぱい悩んでいるんだ。辛いのは私だけじゃない……。そして、いよいよ私の番。震える声で私は話し始めました。 

自分は踊れないから…… 
みんなにうまくアドバイスができなくて…… 
悪いなって思っちゃって…… 
みんなに悪いなって…… 
だから、だから、これ以上みんなに迷惑かけたくなくて……。 

続く言葉が見つからないまま、涙だけが流れていきました。そうすると一人、二人と口を開いて、私たち助けられてるんだよ、有美も仲間なんだから、うちらに頼ってよと、声をかけてくれたのです。 

そして最後、先生の言葉が衝撃的でした。 
もう有美には手足は生えてこない。でも、有美には口がある。 
だったら、自分の気持ちはハッキリ伝えなさい。有美には有美にしかできない役目がある!! 

これが、私の答えであり、生きる術でした。 
チアの仲間や顧問の先生に出会い、私は自分の使命に気づかされました。 

声を通して、私にしか伝えられないメッセージを届けたいとの思いから、高校卒業の二年後、二〇一一年六月にCDデビューを果たし、アーティストとして新たなスタートを切りました。 
十二月には日本レコード大賞企画賞をいただくことができたのです。 
  
チアリーダーという言葉には、人を勇気づけるという意味があります。 
私は誰かが困っていたり、悩んでいたりする時に、手を差し伸べることはできません。 
  
しかし、声を届けることはできる。 
チアリーディング部を引退したいまも、私は人生のチアリーダーとして、多くの人に勇気や生きる希望を与えていきたいと思っています。 


*佐野有美(車椅子のアーティスト) 『致知』2012年4月号より 

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