人生という名の遊び場で、いま、ここを活かされ、すてきに活きる

時代の本質をとらえた、心に残るすてきなメッセージ[構想、視点、こころ]と、新たな気付きをあなたに届けます。みずみずしく、活き活きとした、すてきな旬(ときめき)を一緒に探しにいきましょう。      ◆◇たきがみ博士が選ぶ”すてきなメッセージ”のおすそわけ◇◆

2012/11

テレビ、新聞が目先の金融緩和だけを取り上げて論点のようにしているが、金融政策はホントの争点ではない。 

自民でも民主でも、景気回復させないと増税を実施出来ないので、選挙後は金融緩和・拡大に動く。 

ほんとの争点は、役所主導の大きな政府路線を今後も続けるか否かです。 

自民は利権バラマキの大きな政府路線(腐敗が増える)、 
民主は福祉バラマキの大きな政府路線(怠け者が増える)。 

どちらも大きな政府路線であり、非効率で省益縦割りの役所に資金、権限を集中させるので、経済成長は長期低落する。  

小さな政府路線を掲げているのは、みんなの党や維新の第三極です。 

自民・民主vs第三極(みんな・維新)、がホントの対立軸です。 

テレビ、新聞が目先の金融緩和だけを取り上げて、自民vs民主の図式にしているのは、ほんとの対立軸をぼかし、官僚支配の大きな政府を維持するため。 
原発、金融政策で喚きまくるマスコミは、意図的な論点ぼかしをして、自民か民主に票が集中するように誘導している。 

テレビ、新聞は記者クラブ、再販制度、電波利権の独占益を享受しているので、本音では官僚支配の大きな政府を維持したがっている。 
実際、テレビ各社の業績は低迷し続けており、それなのに平均年収千数百万を維持している彼らにとっては、保護や独占権益の維持は至上命題なのです。 

だからこそ、第三極の政策(小さい政府路線)を取り上げず、内輪もめやゴシップだけをでっちあげているのです。 
国民益に反するでっちあげ報道ばかりするのに、独占権益の国民負担で、高収入を謳歌出来るシステムっておかしいですよね。 




<金融緩和について> 
景気は、市中における通貨の流通速度にも影響されます。 
マネーストックが増えなくても、期待インフレ率が高まれば、流通速度は上がり、景気は浮揚するのです。 
(Liquidity Trap は期待インフレ率を高めていないから発生) 
マネーストックが膨らむのはその後。 
金融機関は、融資のこげつくリスクが減らないと貸し出せないからそうなるのです。 

*「なおと」さんからいただいたメッセージを転載しています。 



◇「安倍緩和」に議論百出! 金融緩和に関する6つの疑問に答える
 
<疑問1> 
日銀がお札(日銀券)を刷ってマネーを供給しても、物価を上げることはできない。物価はモノに対する需要と供給で決まり、いまの日本デフレは需要不足に基づくものだから、金融緩和では解決しない。
 

世の中のお金の総量と世の中のモノの総量をイメージしてみる。今のようにモノがあふれていると、相対的にモノは多くなる。多くなったモノは希少性がなくなり、価値が下がる。これがデフレだ。だから、それを直すにはお金を増やせばいい。 

疑問1は、このような子供でもわかるロジックを忘れて妙な先入観をもっているのだろう。子供でもわかるロジックだ。そのために教材としては、日銀のホームページにある「にちぎん☆キッズ」がいい。これは小学生高学年向けであるが、実によくできている。 

そこには、「デフレのとき、日本銀行がお金を多めにする」と書かれている。その下に「金利が下がる」となって、最後に「景気が活発になり、物価が安定する」と書かれている。なお、「金利が下がる」とあるが、これを名目金利ととらえて、ゼロ金利だからもう下がらないというのは、素人だ。これは「実質金利(=名目金利-インフレ予想)」である。 

金融緩和するとインフレ予想が高まるので実質金利が下がるからだ。実質金利が下がるということを確認できれば、金融緩和が需要不足を補うことも確認できる。実質金利が下がると、資産市場である為替と株式市場は早く反応する。円安になって、株高となる。円安は輸出を増加させ、株高はいずれ消費を増加させる。また実質金利の低下は後になって設備投資を増加させる。こうしてタイムラグはあるものの、金融緩和は輸出、消費、設備投資という有効需要を増加させる。 

<疑問2> 
日銀がマネーを供給(ベースマネーを増やす)しても、マネーストック(社会に出回っている通貨の総量)が伸びていない。それは需要不足であるあるため、企業も設備投資に慎重になっており、銀行の貸し出し(企業の借入)が伸びないためである。つまり需要不足がデフレの原因であることを示している。
 

これはマネーストックが増えないと景気回復がないという思い込みだ。疑問1で明らかにしたように、ベースマネーが増えてインフレ予想が高まれば、それで十分だ。 

日米の大恐慌のデータから見ると、銀行貸し出しの増加は景気の回復から2~3年後に起こる。つまり銀行貸し出しは遅行指標であり、銀行貸し出しがすぐ出てこないのはあまり前だ。実は、不況期では企業で内部留保などが多くなり、景気が回復しても当分の間は自己資金で設備投資をまかなうために、すぐには外部資金に依存しないのだ。 

ちなみに、景気回復局面では外部資金に依存しないため、長期金利も遅れて上昇する。もちろん一時的な長期金利上昇はありえるが、本格的な金利上昇も景気回復後の2~3年後である。これも過去の恐慌のデータからわかっている。 


<疑問3> 
日銀が国債を直接引き受け、マネーを無制限に供給すると、円に対する信用がなくなり、物価上昇率は2~3%にとどまらず、大幅な物価上昇と悪い金利の上昇が起こり、日本経済にダメージを与える。
 

安倍氏が言うのはインフレ目標を達成するまでの間、無制限買い入れをするという意味であって、インフレ目標を突破してまでも、金融緩和するはずがない。インフレ目標を設定している国では、ハイパーインフレになっていない。 

安倍氏自身は国債の市中買い入れの意味で発言しているので、それが日銀引受だという批判は、ためにする議論だ。本人にも確認し、発言をチェックしたが、確かにそうは言っていない。それを発言したというのは誤報である。 

もっとも、仮に建設国債の日銀引き受けであっても、財政法の観点からいえば、程度問題である。今年度の国債発行は174兆円であるが、そのうち建設国債は5兆円にすぎない。 

一方で、国債の日銀引き受けが禁じ手であるというのは誤りで、今年度も借換債17兆円の日銀引き受けが行われている。日銀引受が毎年行われていることについては、2011年4月21日付け本コラムをみてほしい。借換債も建設国債を含む新発債も条件は同じで、市場では混在して取引されており、両者の区別はない。この区別はあくまで財務省サイドの話だ。 

ちなみに財政規律の観点から、今年度の日銀引き受けは30兆円の枠になっている。仮に建設国債5兆円を全額日銀が引き受けたとしても、借換債17兆円と合わせて22兆円なので、何の問題もない。法改正なしでできる話だ。 

なお、中央銀行の国債引受について、各国の法制を整理しておこう。日本は原則禁止だが国会議決で可能で現在もやっている。ECBは禁止規定あり。FRB(米連邦準備制度理事会)、BOE(英国中央銀行)は禁止規定はなく前例はあるが今やる必要はないというスタンス。中央銀行の国債引受について国際的に禁じ手と断言できるかどうか。法制面で見る限り、それは事実とはいえない。 


<疑問4> 
日銀がマネーをどんどん供給すれば、物価は上昇するかもしれないが、それは物価が上がるだけで、本当(実質の)の経済(GDP)の増加には結びつかない。物価上昇で低所得層の生活が苦しくなるだけだ。
 

国民生活について重要なのは、名目のGDPだ。しかも金融緩和で実質GDPも増加する。疑問1で実質金利が下がり、その後設備投資が増加することを説明したが、設備投資は新技術を経済に取り込み生産力を向上させる。これは総供給を増やすので、物価上昇ではなく実質的な成長につながる。 

こう考えると、総供給を高める構造改革・規制緩和など他の措置を同時に行うことが実質GDPを伸ばすため重要なこともわかる。金融政策と構造改革・規制緩和はしばしば相反するものと考えられているが、それぞれ一方しか知らないから生じる見方といえる。 

筆者のように、小泉・安倍政権で、金融政策も構造改革・規制緩和も担当した者からみれば、まったく無意味な反目でしかない。金融政策はPOLICY TO HELPが多いが設備投資増を通じて、POLICY TO SOLVEにもある。構造改革・規制緩和はPOLICY TO SOLVEだが、POLICY TO HELPなしではできない。 


<疑問5> 
為替レートは二つの国の通貨の量で決まると言われる。ドル・円の場合2000年ごろまでこの関係をよく当てはまるが、名目ゼロ金利になった2000年ごろから以降は、この関係とは無関係にドル・円レートは動いている。したがって、日銀がマネーを増やしても、円安になるとは限らない。
 

いわゆるソロス・チャートでよく知られている考えであるが、円とドルの総量で考えれば、相対的に多くなったほうの希少価値がなくなり価値が低くなるという、疑問1で述べた単純なロジックである。国際金融で妥当しているマネタリー・アプローチからも導かれる頑強な理論でもある。 

日米で量的緩和などの急な変化がある、と現実世界がすぐには対応できず、一時的に乖離したように見えるが、実は方向性は同じであり、若干のテクニカルな修正を施せば、ほぼ結論は妥当する。経済学は精密な科学ではないので、ぴたりと当てはまるモノでないが、補正によっておおよその方向感はわかる。実際のビジネスには使えないが、中長期的な視野で政策をするには十分である。 


<疑問6> 
中央銀行の政治からの独立性は、財政赤字の中央銀行によるファイナンスに歯止めをかけ、通貨の価値を守るために必要なことである。だから、先進国では中央銀行の独立性が保証されている。
 

現政権は「独立性」の意味を分かっていないか、わざとはぐらかしている。独立性には、目標設定までできるオールマイティーな「目標の独立性」と、与えられた目標の下での達成手段の選択が自由にできるという「手段の独立性」があり、先進国では独立性とは「手段の独立性」の意味である。 

これは、2010年5月26日、バーナンキFRB議長が日銀本店で講演した「中央銀行の独立性、透明性と説明責任」でも明らかにされているが、それでもわざと独立性を強調する。そもそも中央銀行は政府の“子会社”なので、政府がインフレなどの目標設定するのは当たり前だ。ほとんどの先進国でインフレ目標が導入されている。 

しかも、インフレ目標を設定することは、必要以上の金融緩和を行わないという意味で、通貨の価値や財政規律を守るためには好都合である。 


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田坂広志さんから、すてきなメッセージをいただきました。 


 英国のサッカー界で初めてナイトの爵位を与えられ、 
 初代の欧州最優秀選手として知られる 
 スタンリー・マシューズに 
 「鉛の靴」のエピソードがあります。 

 彼は、サッカー選手として足腰を鍛えるため、 
 日頃から重い鉛の板の入った靴を履いて 
 生活をしていた。 

 そのエピソードです。 

 そのため、彼は、いざ本番の試合になって、 
 その靴を脱ぎ、サッカーシューズに履き替えると、 
 まるで足に羽が生えたようにフットワークが軽くなり、 
 あの魔術のようなドリブルができたそうです。 


 このマシューズのエピソードは、 
 我々、ビジネスパーソンにとって、 
 深い励ましのメッセージに聴こえます。 

 なぜなら、いま、多くのビジネスパーソンが、 
 日々の仕事において、 
 「鉛の靴」を履いているからです。 

 複雑で重い組織、革新性を失った文化、 
 決断の遅い上司、責任ある多くの部下、 

 そうしたものを背負いながら、日々、悪戦苦闘する。 

 ときに、逃げたくなる思いで天を仰ぎ、 
 ときに、自らを励ます思いで天に祈り、 
 それでも、泥沼の中を歩み続けていく。 


 しかし、いつか、本番の試合がやってくる。 


 そのとき、我々は、気がつくのかもしれません。 

 これまでの日々の悪戦苦闘が、 
 自らの足腰を鍛えてくれていたことを。 

 そして、ライフワークを賭けた本番の試合において、 
 足に羽が生えたように走れるようになっていることを。
 


 田坂広志 

連邦議員選挙では、記録的な人数のアジア系米国人と、ラテン系米国人が議員に当選した。上院には20人の女性議員が加わった。 

 新たに3つの州が同性婚を認め、2つの州が大麻を合法化した。これまでタブーだった違法移民の問題も解決しようという気運が高まってきている。 

 米国は、真の多様性国家にゆっくりと変貌を遂げている。真の意味で個人の自由、自己実現、そして誰もが尊厳を持って生きられる社会を築きつつある。この先も多くの困難があろうが、オバマ大統領と一緒に、米国は進むべき方向と新しい未来像を見いだそうとしているのである。 

 再選後、初めてのスピーチでオバマ大統領は国民に熱く語りかけた。 

 「君が黒人であろうが白人であろうが、ヒスパニックでもアジア系でもアメリカ先住民でも、若くても年取っていても、金持ちでも貧しくても、健常者でも体が不自由でも、同性愛でも異性愛でも、努力をする気持ちさえあれば、ここアメリカでは成功できるのです。 

 私はそんな未来をあなたたちと一緒に実現できると信じています。なぜなら政治家が言うほど、この国は分裂していません。評論家が言うほど、我々はシニカルではありません。我々は、個人的な野心よりも大きな目的を持ち、支持政党の違いに関係なく団結するのです。それが真のアメリカ合衆国の姿なのです」 


◇「保守的白人」の国ではなくなったアメリカ  石 紀美子
 

         121120

                 青山 華子 (著) ソフトバンククリエイティブ 


「こんなはずじゃなかった・・・」 
平凡で地味なOLが、90日で結婚と自由を手に入れた実話に基づく奇跡の物語。 


29歳のとき、私は人生のがけっぷちに陥った。 
金なし、コネなし、仕事なし、恋人も住むところもなしのないないづくしで体も壊し、全財産は715円。 
そんながけっぷちで突然、忘れていた「おばあちゃんの教え」を思い出し、そこから人生の逆転劇が始まった・・・・・・仕事、恋愛、結婚、お金、人間関係の悩みに効く、珠玉の知恵が詰まった一冊。 

学歴、資格、たくさんのお金、見た目の美しさや「女子力」……。 
私たちが幸せになるために必要だと思い込んでいたものは、実は、それほど重要ではなかった。 


このままでいいのかな・・・・・・ 
なんとなく将来が不安 
やっぱり手に職が安心? 
もっとキレイになりたい! 
貯金は1000万円はないと 
素敵な人と結婚したい・・・・・・ 

いろいろ思い悩んでいたけれど、 
幸せって、もっとずっとシンプルなものだった--。 
あなたも「幸せ感知力」を磨きませんか。 
それだけで、すべてがうまく回り始めます。 



<書評/Amazon> 
◇強い女性にこそ読んで欲しい  By 小さな会社のウェブマスター 

タイトルからしても想定読者としては女性がメインの本なのは間違いないので、「どうだろう、おじさんが読んでも平気だろうか。」と思いながら、読み進めていきました。 

29歳で婚約破棄、人生ボロボロになった女性が、大学生のときにホームステイしたスペインの田舎のジプシーのおばあちゃんに言われてメモしたノートを見ながら、あらためて自分のノートに再構成していくという内容。 

有名ブロガーの青山さんのことだから、書こうと思えば饒舌にいくらでも書けるであろうところを、ものすごくものすごく削ぎ落とした、シンプルな文章が印象的です。 
そしてそれは本書のコアにも直結していて、おばあちゃんの教えもそれはそれはシンプルで、黒魔術とは縁遠い、でもどこかスピリチュアルな、「自然に生きろ」というもの。 

ラテン、情熱の国スペインと違い、いつの間にかストレス大国となってしまった日本では、かつての青山さんに限らず、情報、プレッシャー、思い込みというものがすべて過多状態となっていて、シンプルに生きることが難しくなっていると思います。 

月並みな表現で申し訳ないのですが、そんな中、この本がこのタイミングで出版されたことは、何か深い意味があると確信しています。 
間違いなくこの本で救われる女性がたくさん出てくると思いますし、それで一皮むけていい女が増えちゃうなーとも思います。 
男の立場からすると、もちろん自分で読むぶんにもいい言葉がたくさん載ってて素敵なんだけど、やはり乙女の心で書かれている本なので、女性に薦めたいですね。プレゼントにもいいかもしんない。 

いや、どうなんだろう。例えば勝間さんのように(スミマセン、一般的なイメージです)気合いをいれて生きている強い女性には、「わたしはこんな本要らないわよ!」って言われちゃうのかもしれない。 
でも、一見強そうなそんな女性にこそ、この本は読んで欲しいと思うのです。 


◇30代以上の頑張り過ぎな男女に読んで欲しい By funaki 

・よくある「女子の幸せ本」とは違って、ただキラキラ、ハッピー等美味しいことを言っていない部分に、著者の読者への誠実さを感じる。 

・ルンルン♪という感じではなく、体験に基づき爽やかな清々しい書き方をしているので、男女ともに読みやすい。頑張り過ぎで頭でっかちで強がりな男性にも向いている。 

・ジプシーのお婆ちゃんのたくましさに「何事にも振り回されず自分らしい幸せを掴む、生きる力」を学んだ著者の学びが押しつけでなく書かれているので「今の自分はどうだろう?」と嫌味を感じず照らし合わせる事が出来た。 

・ジプシーのお婆ちゃんの教えが著者の成長物語の中に出てきて、小難しくなく、小説のように一気に読めた。 

・綺麗ごとだけではなく、人間の良い部分、悪い部分を全部ひっくるめて肯定して、その上でどうしていったらいいのかを書いているので、勝ち組or負け組ととらわれ過ぎて上手くいっていない人に読んで欲しいと感じた。 

・今すぐ始められそうな簡単な幸せへの第一歩が書かれていて、誰でも実践が出来る。 

・陰と陽など、目に見えない力への考え等も取り入れていて、自然に感謝するという私達が忘れがちだけど本当は大切な事に、気がつかせてくれる。 

・30代以上の頑張ってきたけど、思う様な結果が出ないで焦っている男女にピッタリ。 


◇ほんとうの意味の断捨離本。成功法則を読むと、心が疲れてしまう方にも  By よーこりん 

グラナダで一緒に暮らしたジプシーのおばあちゃんからの幸せに生きるための教え。 

そのシチュエーションだけでもワクワクして本書を手に取りました。 

日々の瞬間に、今ある幸せを見つけて感謝して暮らす。 

失うことを恐れず、惜しみなく、人に与える。 

今の自分を丸ごと受け入れて肯定すること、その大切を知っている方は多いと思いますがそれでも、心の底から自分を愛することが難しい方も多いのではないでしょうか。。。 

自然とともに生きている80歳のセクシーな踊り子・ロサの言葉はとてもシンプルで、愛に溢れています。 
ですから、読んでいると水のようにするっと入ってきます。 

象徴的なのは、著者が日本から持ってきた辞書を薪にして燃やしてしまうシーン。 

知識や情報の数よりも感性を磨くことを重んじるジプシーの自遊な暮らし。 

でもその中には、暮らしやビジネスの知恵もきちんと含まれています。 

読んでいるとひとつひとつ自分の中の固まっている部分が手放せていける本です。 

ちょっとだけ残念…というかほろ苦かったのは、著者がふたたびスペインを訪れた時ロサに会いに行かなかったこと。 

生きていればロサは90近いわけですが… でも、会いに行かなくてよかったのかもしれませんね。
 

<安藤大作氏の幸福論> 

現代人の自己否定は、その人が勝手につくりあげたものだと考えています。 
誰かから否定されたわけではないのに、自分の意識が「おれは駄目だ」「認められていない」と思ってしまう。 

人間の心が100としたら、普段意識できるのは5%で、95%は無意識の世界です。 
「俺はこんな男だ」「これしか俺にはできない」と言っているのは、この5%です。 

ところが、化石のようになった95%を穿(ほじく)り出すと、段々自分の思考パターンや可能性が見えてくる。 
おもしろいもので自分を穿り出した分、他人の心も見えるんですね。 

親と分かち合って繋がりを感じた時に、人間は優しくなれるし、万物への愛しみが生まれる。 

身の回りの友達、同僚、これも確かに大切な絆でしょう。 
だけど親や先祖というもう一つのパワーが、これとクロスすることで人間は無限の幸せが、得られるのではないでしょうか。 

どんなマイナスの環境に生まれたとしても、「それを変えるために自分は生まれてきた」 「そんな自分だからできることがある」と思ったら、すべて感謝、すべてオーケーです。 

そこに幸福感、心の安らぎを覚える人が増えていけば、この国はもっと優しくなり、もっと輝くはずです。 

今回の政局が従来のコップの中の嵐的なものではなく、戦後長く続いた旧来の自民党政治からの大きな転換になるのではないか。 

古い自民党政治とは、それを補完する社会党とがお互いの阿吽の呼吸の中で、アメリカに与えられた枠組みをうまくこなしていく政治であった。 

しかし、東西冷戦終結と、新興国勃興の影響によって、日本でもその枠組みが機能しなくなり、そこで民主党への政権移行が起こった。 

その状態は過渡的なもので、ここしばらくの不安定な小党の割拠の時代を経て、今回そして、次の選挙等を通して、次の体制が作られていくものと思われる。 

日本の対外的な姿勢にも変化があり、為替もおそらくそれらに連動して変化していくものと思う。 

戦後360円から始まった円高の流れはおそらくここで打ち止めとなり、次に長く続く円安トレンドのサイクルが開始されたと考えられる。 

つまり、為替の長期トレンドと、日本の政治体制転換とが連動して動きつつある時、それが今なのではないか。 
  

投資における大きなチャンスは、3~4年に1回くらい。小さなチャンスだと年2~3回くらい。最大のチャンスになると、30~50年に1回くらい。 

現在は、様々な市場で最大のチャンス、大きなチャンスが訪れていると思う。人生でそう何回もあるものではない。
 

見過ごすか攻めるかはあなた次第。 


円建て金、ドル、豪ドル、輸出関連株、大和ハウスや富士重工業などなど・・ 

じっくり、調査・分析してみる価値はあると思います。 



現在の国内輸出関連企業は長期円高により体力は限界にきています。 
これ以上円高が続けば、大企業の倒産が相次ぐでしょう。 

今、円安に振れ、それが一過性ではなく、持続すれば体力回復に劇的な効果があるはずです。 
現地生産だけでは円高を吸収できないほど企業のバランスシートは悪化し、労働力は国内を切り捨て海外に振り分けています。 

円安はこの流れを巻き戻す効果があります。 
今の日本にとっては政治力より円安効果のほうが圧倒的に景気回復力が上回ります。 

要は、円高がそれだけのレベルにあり、長い時間続きすぎたということです。 

しかし、世界の通貨力バランスを考えると、円だけが突出して41年間も円高が続いてきました。 
偏り過ぎたバランスは、サイクルの力により何れ修正されます。おそらく、そのタイミングが今ではないか、ということなんですね。
 



◆40年にわたる円高に「サヨナラ」を告げる時
 

◆需給の変化が迫る円安シナリオ
 

◆2013年の「最強通貨」はユーロか
 



◇金、株、ドル円 
テクニカル・サイクル、ファンダメンタルズ、めったに見せない大きな変化を見せています。 

これからの一年間は、数十年に1度あるかどうかのポイントだと思います。 

円建て金は世界の中で最も割安で、現在の適正価格はグラム10000~15000円くらいだと見ています。 

ここにインフレ率を考慮すれば、将来の理論値は3~5万円、もしくはそれ以上かもしれません。少なくとも出遅れた分は何れ修正されるでしょう。 

6000円台というのはほんの目先の小さな目標値・通り道にしか過ぎないという感じです。 

もし、円安へ大転換すれば、シンメトリーの法則から、先ず第1波は4年~5年ほど直線的に円安が継続されると思います。 
2007年の安値124円が先ず最初の目標値になると思います。 

この水準を確実に超えれば、波動としてはかなりの確率で150円とか200円を目指すと思います。 
長期波動で見れば、完璧に大転換して200円や300円を目指すトレンドに入ったと言えるのは124円を超え、円安トレンドが5年以上続いた時ですね!  


日経平均は、目先10000~11000円付近を超えることができれば、16000円付近を目指す展開になると思います。 
ただ、17000~18000円に強固な壁がありますから、そこを超えない限り、長期下降トレンドは継続中です。 

自民党の政権復帰によって、日本の財政は限界にチャレンジします。この限界を超えた時、日本の再生が始まるのかも知れません。 


*ドル円が200円前後のレベルであれば、心地よく経済成長が見込めると思いますよ。 

海外からの旅行者が増えると思いますし、製造業もとても元気になるでしょう。 
輸入インフレで物価は上がると思いますが、株価も強く上昇し所得もある程度増えると思います。投資も盛んになるでしょう。 
少なくとも、今より景気が悪化することはあまり考えられないですね。したがって、円安のメリットは相当大きいと思います。 

デメリットとして恐いのは、長期金利の急騰。これを抑えることができるかどうか。これを抑えることができなければ、ドル円は360円を軽く超え、500円、800円・・と悪性インフレにつながって行きます。 
なので、200円とか300円のレベルでしたら全然心配するレベルでないと思います。 
むしろ、今の日本にとってはウェルカム。 

360円を軽く超える超円安になるとすれば、原因は、日本国債の信用失墜と借金。その他にも少子化などもあると思いますが、その辺は枝葉末節であり、一番大事なのは外人部隊が何をきっかけに円売り攻勢に出るかどうかですね。 

今、日本国債がこの歴史的な借金を前にして持ちこたえているのは国内金融機関の国債保有比率が高く売らないでいるからです。 
おそらく外人部隊が円売り攻勢に出るのは、邦銀が売り始めた時、すなわち長期金利が動き始めた時ではないかと思います。 
その動きがないのなら、円安は日本経済復活の起爆剤でしょう。 

今の円のレベルは行き過ぎた円高レベルです。ファンダメンタルズと全く合致していません。市場では行き過ぎた歪みは何れ是正されます。 




◇爆発へカウントダウン、流動性バブル圧力鍋は沸騰中
 

ジェフリー・ガンドラック氏は10月半ばロサンゼルスのシティークラブで、約200人のファイナンシャルアドバイザーや投資家を前に熱弁を振るった。テーマは地平線の彼方に見え隠れする金融大惨事の次の1幕だ。 

米ダブルライン・キャピタルの共同創業者で最高経営責任者(CEO)の同氏によれば、惨事の第1幕は企業と家計、国家の債務が膨らみ続けた27年間だった。これは2008年まで続いた。その時点で、無制限な貸し付けが遂に銀行をつぶし、世界経済をリセッション(景気後退)に陥れ、各国政府と中央銀行は景気刺激のために何兆ドルをも費やさなければならなかった。これが第2幕だ。ブルームバーグ・マーケッツ誌1月号が報じた。 

恐ろしい第3幕として、ガンドラック氏はまた危機がやってくると予想する。巨額債務を抱えた国や企業が2013年以降のある時点でデフォルト(債務不履行)に陥るというのだ。同氏は具体的な国名や企業名は挙げなかった。中銀はこれを防ごうと、さらに流動性を経済に供給せざるを得なくなり、その後のインフレ高進のリスクが生じるという。 

第3幕がいつ始まるかはガンドラック氏(53)にも分からない。しかし同氏は、それに向けて徐々に備えていく必要があると聴衆に説いた。ダブルラインの投資責任者でもあるガンドラック氏は「あらかじめ危険信号が出されるとは思われない。行動を開始するのは今だ」と警告した。 

同氏が勧めるのはまず、実物資産の購入だ。宝石や美術品、商業用不動産などが望ましい上位を占める。また、ダブルラインは中国 企業と米国の天然ガス会社 、産金会社 の株を買っているという。これらは割安だからだと同氏は説明した。 

・ビル・グロース氏を上回る成績 

サブプライム住宅ローン危機を正しく予想したガンドラック氏の予言者としての力は折り紙付き。運用成績もこれを証明してくれる。ブルームバーグのデータによれば、同氏が以前に在籍したTCWグループで運用していたトータル・リターン債券ファンド の09年11月まで10年間の成績は年平均プラス7.9%だった。ダブルラインの旗艦ファンド、ダブルライン・トータル・リターン債券ファンド は2010年4月の運用開始から今年11月28日までの間、年平均プラス13.2%の成績を挙げ、著名運用者のビル・グロース氏を上回った。 

高インフレ時代到来の予想が当たれば、ガンドラック氏のファンドも他の債券投資と同様に打撃を受ける。同氏は第3幕が上がるのを確信しているので、2013年初めに株式ファンドとロング・ショート戦略のヘッジファンドを始めようと計画している。顧客にインフレから身を守る追加の手段を提供する考えだ。割安な資産しか買わない主義の同氏は投げ売りされた証券を買うために現金も手元に置いている。トータル・リターン・ファンドの資産の17%は現金だ。78%は米政府の保証付き・保証なし両方の住宅ローン担保証券(MBS)に投資している。 

・「大爆発を待っている」 

同氏に言わせれば、今もうけられる金額は危機第3幕でもうけられる額に比べればスズメの涙だ。「何かがドーンと大爆発するのを待っている」と同氏はロサンゼルスでの講演の1週間前に自社オフィスで語った。「第3幕が開くのが2年後だとしても、待つだけの価値がある。今の市場には大した収益機会がない」と話した。 

ガンドラック氏は大胆な発言でも知られる。今年4月にはニューヨークでの会議でブルームバーグ・ニュースのリポーターに、自分なら99年の歴史を持つ連邦準備制度を廃止すると発言。三菱東京UFJ銀行のチーフ金融エコノミスト、クリス・ラプキー氏はこれについて、「ずいぶんと極端な見方だ」と首をかしげ、「1900年代の初めから進化してきた制度を全部変えて、一から始めようというのはばかげている」と一蹴した。 

ガンドラック氏にはキャリアが脅かされても自分の考えを貫く傾向がある。エール大学の理論数学の博士課程では博士論文のテーマ(無限大が存在しないことを証明する)が学部の主流から外れるという理由で却下されたために、中退した。その後ロサンゼルスに移り2つのロックバンドにドラマーとして所属。そして1985年にTCWのクオンツアナリストという職にたどり着いた。 

・けんか好きな性格 

同氏はすぐにMBSファンドの花形運用者となったが、09年にはTCWの主導権をめぐる内部抗争に敗れ、解雇された。TCWは1カ月後に受託者義務違反と企業秘密の窃盗で同氏を訴えた。 

ガンドラック氏は反対提訴し、TCWが同氏とチームに12億5000万ドル(約1000億円)の運用報酬を将来支払わなくて済むよう、自身を解雇したと主張した。ガンドラック氏とTCWは和解したが、同氏の好戦的な性格は変わらない。2010年からはモーニングスター の調査アナリストらの判断が公平ではないとして、同社を相手取り係争している。 

投資家としてのガンドラック氏は、価格が急落した資産があると買いまくる。07年にモーニングスター主催の会議で投資家に、サブプライム市場は「完璧に純然たる破滅」の状態にあると警告。その約1年後には、ディストレスト債となり大半の投資家から忌避されていたMBSを大量に買い始めた。これが奏功しTCWのトータル・リターン債券ファンドは09年の年初から同氏が解雇された12月4日までの間にプラス21.7%の好成績を挙げた。 

・警告先は日本 

今、世界的な金融大混乱と銀行救済、欧州の債務危機、中国の減速、米国の回復足踏みを経て、次の一連の悪いニュースがやってくるとガンドラック氏は予想。同氏は第3幕と称するこの事態に備えている。同氏は13年にどこかの国がデフォルトに陥るとは考えていないものの、政府がどんどん積極的な資産購入へと追い込まれ自国通貨が下落しかねない国として、日本を例に挙げる。 

日本経済は7-9月期に3.5%(前期比年率)のマイナス成長となった。4-9月の貿易収支は3兆2200億円と半期として過去最大の赤字。日本銀行は10月30日に開いた金融政策決定会合で、資産買い入れ等基金における資産購入を「66兆円」に拡大することを決定した。ガンドラック氏は「日本は政策手段が尽きようとしている」と言う。 

欧州中央銀行(ECB)が2010年から3554億ドル相当を経済に注入している欧州について、ガンドラック氏は市場を揺るがす幾つかのイベントが起こり得るとみている。フィンランドのユーロ圏離脱やスペインでまた銀行がデフォルト寸前まで行く事件などがそれに含まれる。 

・流動性頼み 

ダブルラインで新興市場債ファンドを運用するルツ・パディラ氏は「資産価格が上がっている唯一の理由はシステムに溢れる流動性だ」と指摘する。 

大統領選挙を終え財政の崖が目前に迫る今の米国で、ガンドラック氏が見るのは消費者ローンと政府の刺激策、連邦準備制度の力だけに頼った弱々しい成長だ。同氏は米金融当局が国債購入を拡大させればインフレ率が2ポイント跳ね上がるとみている。バーナンキ連邦準備制度理事会(FRB)議長の下で当局は、08年以来2回の量的緩和(QE)で2兆3000億ドル相当の証券を購入している。 

ブルームバーグのエコノミスト調査によれば、当局は第3弾のQE3を2013年末まで延長し、購入総額は1兆ドルを突破する可能性がある。 

「圧力鍋の中で圧力はどんどん高められていく。そして爆発する時、鍋のふたは空高く吹き飛ばされるだろう。それが第3幕の幕開けだ」と同氏は述べた。 


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家庭における食事というのは「空腹を満たす手段」や「栄養を摂る手段」というだけでなく、「家族の心の交流の場」でもありますね。 

家族というのは、情緒的交流をくり返すことで、その絆を深めていくのですが、食卓というのは、家族の日々の情緒的交流の中心となる場です。 

家族が一つのテーブルを囲み、同じ料理を食べて「おいしいね」を共有しながら、生活の中で感じたことなどをとりとめもなく楽しく語り合う。 

そこに、家族の情緒的交流が生まれます。 

そして、その情緒的交流の積み重ねが、家族の絆を深めていくのです。 

『致知』より、白駒妃登美さん(ことほぎ代表取締役)のメッセージをお届けします。 


人間の生き方には、西洋の成功哲学に代表される「目標達成型」とは別に「天命追求型」がある。 
天命追求型とは、将来の目標に縛られることなく、自分の周囲の人の笑顔を何よりも優先しながら、いま、自分の置かれた環境でベストを尽くす。 
それを続けていくと、天命に運ばれ、いつしか自分では予想もしなかった高みに到達するという考え方です。 

そこでは、自分の夢だけを叶えるfor meより、周囲に喜びや笑顔を与えるfor youの精神、つまり志が優先されます。 

天命追求型はまさに日本人が歴史の中で培った素晴らしい生き方であることに、気づいたのです。  
天命追求型に生きた歴史上の人物といえば、豊臣秀吉はその好例でしょう。 
秀吉は徳川家康、織田信長と比べて大きく違う点があります。家康や信長が殿様を父に持つのに対し、秀吉は農家に生まれたことです。 
農民の子の秀吉が最初から天下統一を夢見たでしょうか。通説によると、秀吉は「侍になるために織田家の門を叩いた」ということになっていますから、おそらく若き日の秀吉は、天下を取るなど考えてもいなかったに違いありません。 
しかし、秀吉の人生はその夢を遙かに超えてしまうのです。 

ご存じのとおり、秀吉は最初、信長に“小者”という雑用係の立場で仕えました。雑用係は、もちろん侍の身分ではありません。 
けれども、信長が秀吉を雇い入れた時、きっと秀吉は、農民の自分に目をかけてもらえたことに胸を躍らせ、心から感謝したのではないでしょうか。 

だからこそ、たとえ雑用係の仕事にも自分でできる工夫を施したのだと思います。 
寒い日の朝、信長の草履を懐に入れて温めてから出した話は有名ですが、草履一つ出すにも喜んでもらえるようアイデアを加えたのです。 
やがて足軽となってからも信長を喜ばせたいという思いは変わらず、一層の信頼を得て侍に、さらに侍大将、近江国・長浜城の城持ち大名へと登り詰めるのです。 

私のことを振り返ると、目標達成に突っ走っていた時は、確かに夢は叶いました。受験勉強、就職活動、子育て、すべてにビジョンを描き目標を立ててやってきました。 
しかし、見方を変えれば夢しか叶わなかったのです。夢を超えた現実はやってきませんでした。 

では、秀吉はなぜ夢を超えることができたのでしょうか。想像するに、秀吉は最初から天下取りなど考えず、いつも“いま、ここ”に全力投球する生き方を貫いたからだと思います。 
自分の身の回りの人たちに喜んでもらえることを精一杯やっていった。 
その結果、周囲の応援を得て次々と人生の扉が開き、天下人へと運ばれていったのではないでしょうか。 

まさに天命追求型の人生だったのです。 

米西部のコロラド州とワシントン州で、嗜好用の大麻合法化の是非を問う住民投票が11月6日の大統領選に併せて行われ、賛成多数で承認された。医療用として認められている州はあるが、嗜好用は全米初。賛成派は、課税による税収増のほか、マフィアなどによる密売撲滅につながると主張しているが、吸引者による事件・事故の増加や未成年者の吸引を懸念する声は強い。 
米国では既に約3分の1の17州で、がん患者らの痛みを和らげるといった医療目的での大麻使用を認めている。嗜好用の合法化の住民投票はオレゴン州でも行われたが否決され、マサチューセッツ州では医療用の合法化が承認された。 
コロラド、ワシントン両州では、21歳以上なら1オンス(約28グラム)以下の大麻の所持や使用が合法となるほか、アルコールのように州公認の店で販売できるようになる。コロラド州では、2014年から1人当たり6本まで大麻栽培も認められる。 

連邦政府と同様に、各州政府も財政悪化に苦しんでおり、「課税によって州の収入が増える」との意見もある。 
一方、反対派は事件・事故や未成年者の吸引の急増のほか、大麻吸引を目的とした州外や海外からの観光客が増え、治安が悪化すると懸念している。 

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★☆ 地球上でもっともすばらしい植物 HEMP ☆★ 

「ヘンプ」「アサ」「大麻」「マリファナ」は、同じ植物を表わしています。 
いま、ヘンプは石油と森林に替わる可能性を秘めた農作物として、また、様々な生活習慣病を改善する新しい健康食品として世界中で注目されています。 

ヘンプは世界各地で栽培でき、110日という短期間でまっすぐに2~4mに成長する一年草です。 
害虫や雑草にも強いため、土地や水を汚染する農薬と化学肥料をたくさん必要としません。農薬の空中散布なしでは栽培が難しい綿花(コットン)と比べるととても環境にやさしい作物です。 
その作物は、今や衣服だけでなく、住宅用の建築素材、土に戻るプラスチック、紙、化粧品の原料などに使われはじめています。 

さらに麻の実(ヘンプの種子)は、畑の肉といわれる大豆に次いでタンパク質が多く、必須脂肪酸やビタミンがバランスよく含まれています。そのため、心筋梗塞やアレルギー疾患などを予防・改善する食べ物として見直されています。 
ヘンプからできる商品は、およそ25,000種類にもなるといわれています。 

ヨーロッパ諸国やカナダでは、第二次世界大戦後から約50年間ヘンプの栽培が禁止されていました。1990年代に入り環境にやさしくて利用価値の高いことが評価されると、栽培が解禁されるようになりました。 
それに伴ってヘンプの研究と商品化が急速な勢いで進んでいます。ヘンプを推進する国々では、農業活性化、地域振興、新しいマーケットの拡大、雇用対策に大きく貢献できる1つの産業(=ヘンプ産業)として捉えているようです。 

一方、日本では、ヘンプ(大麻)から作った衣服を着て、麻の実を食べていたことが縄文時代の遺跡から発見されています。 
ヘンプは、戦前までは、繊維を衣服や縄に、種を食料や燃料に、茎は建材に、そして葉や根は薬用に利用してきました。今でも、七味唐辛子の一味、花火の火薬、神社の鈴縄など意外と気づかないところに使われています。 

また、「麻衣」「麻美」「麻里」など名前に麻という文字をよく使います。これには麻のように素直ですくすくと丈夫に育ってほしいという親の願いがこめられているそうです。 

ところが、第二次世界大戦後にGHQ、大麻取締法の影響によって、「麻薬」というイメージを植えつけられてしまいました。 


<ヘンプ(麻)の10大特徴> 

1)再生可能な資源  
  アサ科の1年草であるヘンプは、有限な化石資源と異なり毎年再生産ができる 

2)成長が早い 
  昔から100日草と呼ばれ、3ヶ月で約3メートルにまで成長する 

3)最も古い栽培植物 
  栽培植物としての起源は最も古く日本でも縄文時代の遺跡から繊維と種子が出土 

4)農薬不使用 
  ヘンプは病害虫に強い作物であり、殺虫剤、除草剤などの農薬は使用しません 

5)世界中で栽培可能 
  沙漠、氷雪原、ツンドラ気候と湿地以外では、痩せた土地・半乾燥地でも栽培可能 

6)様々な生活用品を生み出す 
  繊維から衣類、縄、紐、紙ができ、繊維をとった後の麻幹(オガラ)から建材、炭、プラス 
  チック副原料、燃料、動物用敷藁、種子から食品、化粧品、塗料、潤滑油、葉から肥料、 
  飼料、花から医薬品と25000種類の生活用品ができる植物  

7)工業原料としての実績 
  リーバイスのジーンズ、メルセデスベンツ等の自動車内装材、ユーロ紙幣、ザ・ボディ 
  ショップのボディケア用品、EUでの自然素材断熱材など天然繊維の工業利用のノウハウ 
  が最も蓄積された植物   

8)地産地消のバイオマス 
  将来、日本で栽培、加工、製品化できる資源作物として期待される 

9)バイオ・リファイナリーができる模範的植物 
  麻から繊維・麻幹・種子をとり、様々な加工によって無駄なく使え、持続可能な安定供給が 
  でき、技術が進めば石油に変わる植物由来の工業用基礎原料になる 

10)日本の伝統文化を支える素材 
  神社の鈴縄、注連縄、御幣、下駄の鼻緒、花火の火薬、凧糸、弓弦、相撲の化粧回し、 
  漆喰原料の麻すさ、茅葺屋根材、麻織物、七味唐辛子の一味など今でも使われている 


◇外来植物、被災地の農地で増殖 駆除に頭抱える地元 
 
 東京電力福島第1原子力発電所の事故で警戒区域に指定されていた地域などで、黄色い花をつけた植物が猛烈な勢いで繁殖している。 

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特区を活用して被災地の農地に大麻(おおあさ)を植えることができれば、除染しながら新たな産業をはぐくむことができる。
 
 

 

量的緩和をしても、インフレが起こらないと仮定する。 

すると、中央銀行はいくらでも紙幣を増刷できる。 

しかも、物価は上昇しない。 

ならば、お金を刷るだけで、政府の歳入をまかなえるから、徴税する必要がなくなる。 

こうして無税国家ができる。 


……しかし、そんな馬鹿なことがあるはずがない。 

ゆえに、最初の仮定は誤り。 


つまり、量的緩和をすれば、いつか必ずインフレが起こる。 




< 資本主義は自壊する?・・・危険な格差拡大 >
 

■ 資本主義の限界 ■ 

ソ連の崩壊によって、資本主義は共産主義に勝利しました。 
資本効率を追求するシステムは、生産性を極限まで高める事で、物質的豊さを多くの人達に与えました。 

工場はオートメーション化され、少ない労働力で最大の生産力を発揮しました。さらに、資本効率を高める為に、より労働力の安い地域に工場は移転しました。 
こうして、世界は巨大な供給力を積み上げたのです。 

■ 物質的従属は、資金を「投資」へと向わせる ■ 

一昔前の中央銀行に役割は「インフレファイター」でした。 
需要に対して、供給力が不足していたので、景気が活性化すると、インフレ率が不用意に高まってしまいました。 
ですから、中央銀行は金利操作でインフレ率を絶えず調整していました。 

ところが、供給力が需要を十分満たす様になると、インフレ率は低下し、資金需要も低下してきます。 

現在の通貨システムは資金需要が存在する事を前提に成り立っています。 
そこで、新たな資金需要を社会は求める様になります。 
それが「投資」です。日本では「投資」の対象は不動産でした。 
「不動産投資すれば必ず儲かる」という間違った認識の元、旺盛な資金需要が生まれ、逆に大量の負債を積み上げて行きます。 

日銀の利上げのタイミングが遅れた為に、過剰が負債が摘みあがり、利上げによって一気に「バブル」は崩壊します。 

■ 債権金融に負債を積み上げた欧米 ■ 

アメリカでも同じ様にして「住宅バブル」が拡大します。 
そしてアメリカはさらに「債権金融システム」でそのバブルを「再拡大」します。「債権金融システム」は、「借金が借金を生み出す」システムです。 

他人の借金を、さらなる借金によって引き受けるこのシステムは初めから破綻していますが、金融工学による粉飾によってリスクを過小に評価する様に仕組まれています。 

バブルは「弾ける」からバブルと呼ばれます。弾けないバブルは無いのです。 

アメリカの「住宅バブル」も「サブプライムローンの破綻」で弾けます。 
すると、「債権金融バブル」も「リーマンショック」で弾けてしまいました。 

■ 膨大な資金供給で債権金融システムを復活させた欧米 ■ 

「債権金融バブル」の崩壊は、多くの不良債権を生み出しました。その代表的な例が「MBS」と呼ばれる住宅担保証券です。 

「MBS」は住宅ローンが破綻すると毀損します。 
4%までの破綻は折込済みでしたが、4%を超える破綻が発生したので、MBSの多くは損失を出す商品となってしまいました。 

MBS自体が全く無価値に成ったのでは無いのですが、MBSは市場で売買されています。 
初めから損失が約束されている商品には値が付きません。結局、MBSを時価評価すると、膨大な負債を金融機関が負う事になったのです。 

そこで、FRBはMBSを大量に買い取る事にしました。金融機関は「不良債権」をFRBに売って、ドルを手にします。 

こうして金融機関に供給された大量のドルが、再び、債権金融システムのエンジンを回し始めたのです。リーマンショックで一時価値を失っていた社債やMBSも値段を回復しました。 

中央銀行の供給する膨大なドルは、債権金融市場や株式市場をグルグルと回り続けています。 

■ いつまで経っても、実体経済が回復しない・・・ ■ 

ところが、いつまで経っても実体経済が回復しません。新たな雇用が生まれない為に、住宅市場も回復しません。 
供給されたドルは、資本効率の高い債権金融市場に停滞して、リスクの高い不動産融資に向う事はありませんでした。 

アメリカ人は、不動産価格の値上がりによって発生する新た価値を担保にして、自動車を買ったり、消費を拡大していました。 
不動産価格が低迷したままでは、アメリカに新たな需要は生まれません。 

■ QE3でMBSを無期限に買上げ、強引に住宅市場を拡大する戦略 ■ 

FRBばQE3でMBSを市場から無期限に買上げると発表しました。 

1) 銀行は住宅ローンの希望者にローンを貸し出す 
2) ローンはMBSに加工され、証券化される 
3) MBSをFRBが買い上げれば、銀行からローンのリスクが消える 
4) 銀行は、MBSを売却した資金を新たな住宅ローンに貸し出す 

リーマンショック以前はMBSの購入者は民間の市場でした。ところが、今回はFRBがMBSの購入者です。この異常さを理解出来るでしょうか。 

銀行に代わって、中央銀行が住宅市場のリスクを全て肩代わりしているのです。これは、信用力の低い債権者にFRBが直接融資しているのと代わりありません。 
アメリカはそうまでしなければ、実体経済を回復させる事が出来ないのです。 

■ 財政拡大を伴わない巨大公共事業が行われている ■ 

不景気で民間の資金需要が低い時には、政府が借金をして公共事業を行います。これで景気が回復するというシナリオが、ケインズ経済学の基本です。 

ところが、「財政赤字を膨らませる事は悪」だとされています。財政赤字が、国債や通貨の信用を損なうからです。 

アメリカも国債発行残高に上限を儲け、この上限に達すると議会が協議して上限を引き揚げてきました。こうして、ある程度の制約を設ける事で、ドルと米国債の信用を保っているのです。 

アメリカは既に財政赤字が充分に膨らんでいるので、これ以上無節操に財政拡大を行う事は、共和党が許しません。 
だから「量的緩和」という呼び名で、FRBが直接住宅市場に資金を注入しているのです。 

これは明らかなモラルハザードですが、世界はドルの崩壊の方が悪影響が大きいので、この事実に目をつぶっています。 

■ ドルは「政府通貨」化している ■ 

現在の信用通貨制度の建前は、政府は独立して通貨を印刷出来ません。 
政府が税収以上の財源を確保する為には、国債を発行して市場から資金を調達する必要があります。 

中央銀行は直接国債を政府から引き受ける事は禁じられています。政府の国債発行に、市場原理を介在させる事で、国債金利のコントロールが働き、政府が返済不可能な程の国債を発行する事を防いでいるのです。 

中央銀行は市場を通じて、国債を買い入れ間接的に政府をファイナンスしますが、国債価格が暴落すれば、中央銀行のバランスシートが悪化するので、中央銀行も無尽蔵に市場から国債を購入する事は出来ません。 

ところが、FRBはQE2で直接米国債を買い入れています。これは明らかなモラルハザードですが、世界はこれに目をつぶっていました。 
そうしなければ、米国債がデフォルトするか、米国政府が財政破綻したかもしれないからです。 

現在の通貨制度は、政府が国債発行なしに通貨を調達する事を禁じています。 
QE2は政府の資金調達で、辛うじて国債を発行していますから、もしかすると、ギリギリセーフなのでしょう。 
ところが、QE3は国債発行無しにFRBが直接市場に資金を供給しています。これでは、政府が国債発行なしに通貨を発行する「政府通貨」と代わりありません。 

アメリカはQE3で、こんな禁じられた領域に踏み込んでいるのです。QE1は緊急回避的に許されましたが、QE3は単なるドルの延命策です。 
アメリカ経済がこんなに危機的な状況にあるにも関わらず、マスコミもアナリストも、QE3によって住宅市場は回復すると報じています。 

■ 実質失業率が23%のアメリカで住宅需要はあるのか? ■ 

アメリカでは2週間以上求職活動をしない人は、統計的に労働市場から退場します。失業率の分子から外されてしまうのです。 
大統領戦直前の統計で、アメリカの失業率は8%を切り、労働市場が改善していると報道されました。 

しかし、求職活動を諦めた人を含めたアメリカの失業率は23%に達します。 
フードスタンの受給者(生活保護の一種)も4000万人を超えています。 
こういう統計的なイカサマや、研修制度などの制度的なイカサマををなくすと、日本の失業率も10%を越えているでしょう。 

アメリカのサブプライムローンは、ほとんど収入の無い人に銀行が強引にローンを組ませて、それが破綻しました。はたして、QE3で銀行はどの様な人達にローンを組ませるのでしょうか。 

住宅市場が復活すれば、アメリカの経済は復活する。呪文の様に、こう言われ続けています。 
しかし、住宅市場の復活は、経済の復活の上に成り立つのであって、住宅市場に過剰な資金を流入させた上の経済の回復は、第二のサブプライムローン問題を生むだけです。 
アメリカは目先の景気回復の為に、自ら毒を煽っているのです。 

■ 世界は米経済のリスクから、目を背けられなくなる ■ 

アメリカは「財政の崖」に直面しています。しかし、民主党と共和党の妥協によって「財政の段差」で収束するでしょう。 
その時、ユーロ圏はギリシャ救済でまた揉めているはずです。ユーロよりもドルの方が、まだマシだという雰囲気になるはずです。 

ドルの危機が深まっているにも関わらず、世界の資金はドルと米国債に集まって来るでしょう。 
そして、しばらくするとユーロは財政統合へ、また一歩前進し、ドルから徐々にユーロへの資金還流が発生するはずです。 

この段階で、米国の景気が回復していなければ、米国債市場からも資金流出が起こり、米国債金利が上昇するはずです。 

これを乗り切る為に、アメリカは新たな世界の危機を演出するかも知れません。それが、中東の緊張なのか、日中の軍事対立なのかは予想は付きません。 

ただ、そうやって、決定的な崩壊を先延ばししながら、世界は徐々に本当の崖に、一歩、一歩近づいてゆくはずです。
 

■ アメリカ国民がいつまで耐えられるかに、世界の運命が掛かっている ■ 

問題はアメリカの雇用が回復するかどうかに掛かっています。アメリカ国民の目は、2期目のオバマには冷たいはずです。経済運営が上手く行かなければ、国内の不満は高まります。 

エラそうにしている白人のロムニーでは、黒人もヒスパニックも、大人しくはしていないでしょう。黒人大統領のオバマだからこそ、彼らはオバマを支えようとしていました。 

しかし、我慢にも限界はあります。オバマ就任以来、経済は回復せず、雇用は失われ続けている事に誰もが気付いた時、アメリカで、きっと暴動が発生します。 

そのキッカケは、ガソリンスタンドを襲った黒人のティーンエイジャーを警官が射殺したり、あるいは、韓国人商店を、黒人の暴徒が襲って略奪する様な些細な事かも知れません。 
人々は政治的な大きな変化よりも、身近な事件に過剰に反応します。 
そして、社会の不満が充分高まっている時、それは暴動へと発展するのです。 

結局、資本主義の最大の敵は、ドルのモラルハザードの様な概念的危機では無く、資本効率を追求するあまりに拡大する「貧富の差」が生み出す「暴動」などの「直接的暴力」なのかも知れません。
 

歴史を振り返ってみると、国家を崩壊させるのは、いつも「民衆の暴力」でした。しかし、「暴動」が偶発的でない事も「歴史が隠す事実」である事に注意が必要です。 

行為のことをdoingといい、その行為の結果として得られるものをhavingといいます。 

たとえば、「目標に向かって努力する」という行為や「仕事をさぼる」という行為はdoingで、 
その結果としてついてくる「成績」や「肩書き」や「地位」や「学歴」や「財産」などはhavingです。 

また、僕たちの存在そのもののことをbeingといいます。 

beingとは、僕たちが「存在すること」であり、僕たちの「命そのもの」でもあります。 


僕たちは子どものころから、「親の期待に応える行動をしたかどうか」(=doing)で評価を下されたり、「成績の良し悪し」(=having)で褒められたり、がっかりされたり、という経験をします。 

しかし、doingやhavingばかりに焦点を当てられると、自分のbeing(存在)に自信がなくなってきます。 

人は、自分の存在(=being)をそのまま受け入れてもらうことで、自尊心を持つことができるようになるのです。 

  121111

*野口 嘉則さんからいただいたメッセージです。 
 

◇もしや!「恐慌」に備えて「今」やっておくべきこと 

     121109
  著者 武藤 紀夫/徳永 貴則/井上 達也  明日香出版社 


 --土曜日-- 

午前7時 

さわやかな朝だ。不動産会社は土日祭日が、かき入れ時だ。今日こそ1軒、契約を決めなければ会社に居場所がなくなってしまう。 

スーツに着替え、居間に行くと妻が「大変よ、公務員が1/3削減ですって! 新間の一面に書いてあったわ。首相がまた不退転の決意ですって。お向かいのご主人は大丈夫かしら」 

公務員削減の論議は前からあったけれど、いきなり1/3は唐突だなと思う。大量に公務員があふれても、この不況で求人は激減している。会社数もめっきり減った日本で勤め先なんて見つかるとは思えない。 

とはいえ、公務員削減なんていう話は次の選挙も近いので、政治家同士の内紛で消え去るんだろうなと思う。政治家は所詮、人気商売。国のために良い事をしても国民が喜ぶとは限らない。 


国民が喜ぶ事は単純だ。「お金がもらえる事」「税金が安い事」結局、政治家はみんなにお金をばらまいたり、良い顔をしてご機嫌をうかがうだけだ。そうでもしないと次の選挙で落選してしまう。 

妻がいれてくれた熱いコーヒーを飲みながら新聞を開くと、政府批判の記事が並ぶ。そんな事より、今日は必ず契約を取らないと、公務員削減の前にオレが会社から削減だ。 

午後1時 

客先で昼メシをごちそうになる。あー、良かった。久しぶりの契約だ。なんとか首がつながった。歩合給がもらえて妻の喜ぶ顔が浮かぶ。 

お客さんと世間話をしているとTVのワイドショーで、公務員削減について座談会をやっている。コメンテーターの上のほうには「財政破綻!? 公務員大幅削減」と書いた看板が掲げられている。あいかわらずの政治座談会。どこの誰だかわからない人と政治家が熱く語っている。この人たちがいくら話し合ってもどうにかなる話じゃない。言うだけなら誰でも言えるよ。まったく無責任な人たちだなあと思う。そんな事より契約が取れた事が嬉しい。早く会社に帰って社長に報告しなければ。 

午後7時 

契約が取れたので社長も笑顔。「よくやった。今日は早く帰っていいよ」と社長に言われ、早めに帰宅。夜のTV番組はどのチャンネルも公務員削減の緊急特番ばかり。日本のTV局はネタが見つかると全ての局が一斉に同じような番組になる。つまらないのでパソコンでニュースを検索。すると、ムーディーズが日本の国債を3段階引き下げ「Baa3」にしたと報道されていた。TVでは公務員削減の話ばかりで、この事は全然報道していなかったなあ。最近は世界各国が国債の引き下げなので上位の国がみんないなくなってしまった。昔はトリプルAなんていう国もあったのに今やみんなBランク。とはいえ会社でBランクの自分は何も言えないが。 

 --日曜日-- 

午前6時 

寝ているところを妻に揺り動かされて不機嫌に起床。 

「あなた大変よ。新聞見て」妻が新聞を私に突き出した。忘には「秩序あるデフォルトへ」と書いてある。昨日まで何も言っていなかったのに、いったい何の話だ。新聞には政府批判の言葉が並んでいる。 

TVをつけるとアナウンサーが必死に「落ち着いて下さい」と連呼している。また違うチャンネルでは首相が汗をかきながら喋っている。「アメリカが助けてくれます。緩やかなデフォルト、秩序あるデフォルトですから安心して下さい」。秩序あるデフォルトっていったいどういう意味だ。 

おっと、TVをずっと見ているわけにはいかない。会社に行かないと。日曜だから住宅展示場にはお客さんがたくさんやってくる。次の見込み客を探さないと。 

午前8時 

家を出るとお向かいのご主人に遭遇。いつもの饒舌なご主人とはうって変わって別人のよう。目を伏せながら「どうも」と言って足早に去ってしまった。日曜日だから職場は休みのはずだけど、何かあわてている様子だった。一生安泰と言われていた公務貞が削減されるなんて思ってもみなかったんだろうな。1/3の確率のロシアンルーレットは恐いな。生まれて初めてサラリーマンで良かったと思う。 

午前9時 

会社に行くと部長を同僚社員が囲んで話をしている。部長の話だと社長は近々、会社をたたむと言っているらしい。しばらくして、社長が登場。みんなに向かって話し出す。 

「これから多分、インフレがもっと進んで不動産の価格は何倍も上がるだろう。銀行ローンもどんどん高くなっている。こんな状況下で家を建てようなんていう人がいると思うか。もちろん状況は良くなっていくとは思う。ただ、この状況に国民が慣れて家を買うまでには、まだだいぶ時間がかかる。それまでにうちの会社は資金が底をついて倒産してしまう。そうなる前に会社をたたもうと思う。今すぐの話ではないが、転職先を探しておいてくれ」 

さっきサラリーマンで良かったと思ったばかりなのに最悪だ。いやはや、妻になんと説明しようか。会社がなくなるまでに歩合給を稼いでおかないと大変だ。同僚たちの怒号の中、ひとり住宅展示場へ向かう。今日はお客さん少ないだろうな。 

午後12時 

会社から住宅展示場へ向かう途中、道路やお店は大混乱の様子。スーパーもコンビニもすごい人だかりだ。みな争って商品の奪い合いをしている。店を覗いてみると棚には食料品がほとんどなくなっていた。ATMの前にはお金をおろそうとたくさんの人が並んでいた。住宅展示場に着くと向かいのガソリンスタンドには車が長蛇の列だ。しかも1リットル300円になっている。数年前の震災の時と同じ状況だ。 

お客さんが誰もこないので、住宅展示場内のTVをつける。TVでは年金見合わせ法案というものが国会に提出されたそうだ。何か準備がよいなと思う。 

午後7時 

会社に戻るとみんな仕事をしないで、食い入るようにTVを見ている。 

結局、住宅展示場への来客はゼロ。こんな時に住宅を見にくる人もいないか。特に仕事もないので、自分だけ早めに帰宅。 

帰宅すると玄関に妻が走ってきた。 

「あなた、今から銀行に並んで。近所のお父さん達は銀行の前で徹夜するみたいよ。銀行にお金がなくなって、お金が引き出しできなくなるって近所の奥さんたちが言ってたのよ。朝一番で、今預けてある貯金を全部おろしてきて」 

えっ、そんな馬鹿なとは思ったが、とりあえず印鑑と通帳を手に銀行へ。すると銀行の前は長蛇の列だ。みな窓口でないと大きなお金はおろせないために並んでいる。 

政府がオレオレ詐欺対策といって数年前から振込みや引き出し金額を制限したのは、この日がくる事を知っていたんだと今更気づく。銀行への取り付け騒ぎを恐れて制限していたんだ。 

午後11時 

周りの人と同じように私も銀行の前に並んで座る。しまった、ビニールシートを持ってくるんだったな。ズボンはクリーニングしたばかりだ。 

突然、後ろから声をかけられる。一昨日、居酒屋で一緒に飲んだ会社の同僚だ。 

「いや、こんなにたくさん人が並んでいてお金おろせるんでしょうかねー。銀行には現金はそんなに置いてないらしいし。それよりショックだったのが、さっきTVで言ってたんだけど銀行融資の固定金利が超法規的処置で、変動金利になるらしいんだよ。インフレが急速なための緊急措置だと言ってたけどまいっちゃったよ。こんな事なら当時ずっと金利が低かった変動金利のままにしておけば良かったよ」 

午後12時 

妻からケータイに電話がかかってきた。総理がTVで銀行での預金引き出しはATMでも窓口でも一律10万円までと発表があったらしい。ならば銀行に並んでまでお金をおろす必要はないな。銀行の前に並んで座っていた人たちにも同じ情報が伝えられたらしく、一部の深刻そうな表情の人をのぞいて銀行の前からぞろぞろとみんな引き上げる。 

家までの帰り道、空を見上げながら、この国は世界はこれからどうなっていくんだろう。なんて哲学的な事を考える。それよりちょっとお腹がすいたな。そうだ夕飯食べてないや。早く家に帰ろう。 

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はじめに  
  第1章 201x年それは突然やってきた
  第2章 おわりのはじまり
      ・世界の金融はつながってしまった  
      ・それは突然やってくる  
      ・世界ではいったいどのくらいお金が足りないのか  
      ・財政破綻の準備は整いました  
      ・守るべきものは金融機関  
  
  第3章 そもそも財政破綻するとはどういう事なのか
      ・財政破綻してインフレになるとどうなるの  
      ・よくわかるインフレ  
      ・円高とかインフレって結局どういう事なの  
      ・今回の世界恐慌を防ぐことができない理由  
  第4章 銀行がわかると金融が見える
      ・銀行を知ると経済が見えてくる  
      ・銀行のしくみとは  
      ・金融円滑化法の期限切れはどう影響があるか  
      ・住宅ローン金利の競争激化 銀行の狙いは?  
      ・銀行の借入金利はどうやって決まっているのか?  
      ・今後の銀行業界の行方はどうなるのか?  
  第5章 世界金融をパチンコ屋で解き明かす
      ・パチンコ屋で考えてみよう  
      ・サブプライム問題に学ぶ、世界金融の仕組み  
  第6章 財産を守るにはウソを見破ること
      ・「金融のウソ」金融はとにかくウソが多い  
      ・ウソつき3人組が金融を混乱させる  
      ・実は誰もよくわかっていない  
      ・ニュースの勘違い  
      ・日本の国債は日本人が持っているからデフォルトしない?  
      ・新聞に「日本国、財政破綻。デフォルトへ」とは掲載されない 
      ・円高で赤字になった会社のウソ  
      ・日本の資産「金(ゴールド)」は本当にあるのか  
      ・「ストレス・テストをしている金融機関は安心です」のウソ  
  第7章 世界はどんな感じなの
      ・昔の金融常識が通用しなくなった  
      ・為替デリバティブの功罪  
      ・各国の状態はどんな感じなの  
      ・「マネー」を創り出してみよう  
  第8章 日本はどんな感じなの
      ・日本の財政破綻はいつくるのか  
      ・日本は政治で破綻する  
      ・日本の財政破綻を救うにはいくらのお金が必要なのか  
      ・お金が足らないなら紙幣を印刷すればいい 
      ・円安にするため、日本は積極的に円高に介入するべき  
      ・財政破綻が起こると日本ではまずどんな事がおこるか  
      ・財政破綻するのはいつか  
      ・預金封鎖されると言う人もいます  
      ・デフレ経済脱却のためインフレターゲットを設定すべきか  
      ・財政破綻まで、日本はどういう経緯をたどるか  
      ・財政破綻の前にやっておく事  
  第9章 チャンス到来 ~あとがきにかえて 

縄文時代は原始的な時代だったと考えられていましたが、その後の考古学的な発見によって、物心両面で豊かな文化を有していたことがわかってきました。 

縄文文化は、一万年以上にわたって、自然との調和の中で高度の文化を発展させ、自然と調和した平和な社会を築いていました。 

その背景にあったのは、自然との共生と循環の世界観だと思われます。 

世界の四大古代文明の地は、どこも、自然を破壊し続けた結果、滅亡の一途をたどり、ほとんど砂漠化・荒地化してしまいました。 
ギリシア文明にしても、森を滅ぼし、今やハゲ山だらけになっています。 

縄文文化の世界観として、 
(1)生きとし生けるすべてのものの生命を敬う 
(2)すべては循環する 
の2つが考えられます。 

この世界観をベースにしていたからこそ、自然と調和しながら平和な社会を維持できたのだと思われます。 

弥生時代に入って稲作が本格的に広まった後も、神社には鎮守の森がもうけられ、日本人は森を守ってきました。 

そして現代においても、森林が日本の国土に占める割合は約70%もあり、日本は今も「森の国」なのです。 


自然破壊が進んでしまった現代においてこそ、これからの世の中のあり方、死生観を構想する上で、自然との調和と循環を大切にする縄文精神が、ますます大きな意味を持ってきます。 

*野口 嘉則さんからいただいたメッセージを抽出 

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