人生という名の遊び場で、いま、ここを活かされ、すてきに活きる

時代の本質をとらえた、心に残るすてきなメッセージ[構想、視点、こころ]と、新たな気付きをあなたに届けます。みずみずしく、活き活きとした、すてきな旬(ときめき)を一緒に探しにいきましょう。      ◆◇たきがみ博士が選ぶ”すてきなメッセージ”のおすそわけ◇◆

2014/08

人見知りじゃない、お笑い芸人を見たことがない。
心の闇に飲まれたことがない、心理カウンセラーを見たことがない。
子ども心を失った、クリエイティブな大人を見たことがない。
ネガティブな経験をしたことがない、ポジティブな人を見たことがない。
依存したことがない、自立した人を見たことがない。

失敗するから、失敗しない方法がわかるし、
人見知りだから、空気が読めるのだし、
心の闇を知っているから、相手の闇が理解できるし、
子供心を持ってるから、創造的な大人になれる。

だから 自立とは、まったく依存しなくなることではなく、
自分が依存していることを自覚し、そのことに感謝できるようになること。

依存を排除して自立を急ぐ人は、自立ではなく孤立になってしまう。

そもそも人間は、誰か(何か)に依存せずに、生きてゆくことなどできないのだから。

「善 - 悪」、「強 - 弱」、「依存 - 自立」、「光 - 闇」、「+ - -」、「出会い - 別れ」、…
それらは別々のものではなく、すべてワンセットであり、互いに支えあっている。

光が美しく輝くことを、支えているのは「闇」であり、
光が存在できるのは、闇がそこに在るから。


凍える寒さを経験した人は、日差しの暖かさを知っていて、

病気を経験した人は、健康への感謝を知っていて、

飢えを経験した人は、一膳のご飯の美味しさを知っていて、

一人を経験した人は、絆の大切さを知っていて、

不幸を経験した人は、幸せの有り難み をよく知っている。



勘違いしている!身近な雑学

★コンセントを差し込むのではなく、コンセントにプラグを差し込む

コンセントとは、電源などを供給するために、電気器具のプラグを接続する差し込み口のうち、壁などに固定できるもののことを言う。


★「フレンチキス」は唇を軽く合わせる「チュッ」ではない

フレンチキスとは、舌と舌を絡み合わせるディープキスのことをいう。


★「それ以上でも、それ以下でもない」というものは存在しない

「それ以上」とは「それ」を含む、「それ」よりも大きいもの。「それ以下」とは「それ」を含む、「それ」よりも小さいもの。どちらでもないということは、「それ」すらも否定している。よって、正しくは、それを超過でも、それ未満でもない。


★T字路(ティーじろ)ではなく丁字路(ていじろ)

アルファベットが日本に入ってきて、いつの間にかT字路と言われ始め、丁字路と入れ替わってしまった。


★チゲというのは「鍋」という意味なので、チゲ鍋は「鍋鍋」ということ

他にも、クーポンという言葉は「券」という意味なので、「クーポン券」は「券券」。フラダンスの「フラ」とはダンスを意味する言葉なので、フラダンスは「ダンスダンス」。「ダントツ」は「断然トップ」の略なので、「ダントツトップ」は「断然トップトップ」。


★キティちゃんの名前はハローキティではない

名前はキティ・ホワイト。


★「あげまん」、「さげまん」の「まん」はアレのことではない

「あげまん」、「さげまん」とは、昔の芸人などの隠語で、運気が上向くことを「あげまん」、下降することを「さげまん」という。
「まん」は「間」と言う字が由来で、運気・潮目・出会い・巡り合わせの意味。



 

あなたはこれまで何度の失敗を経験しましたか。

もし、一度も失敗をしたことのない人がいたら、
それは幸運な人だと言わなければなりませんね。

でも、本当は不運な人でもあります。

それは学習と挑戦の機会を、受け取れなかった人でもあるからです。

人生に不可欠なもの。

それは成長です。

もしかすると、その成長に必要な学習は、
失敗から得るところが一番大きいのかもしれません。

失敗のない人生 = 成長のない人生

成長のない人生は、充足感のない人生です。

どんな偉大な業績をつくろうと、どんな成功を収めようと、
そこに充足感がなければ意味はない。

私たちが人生で求めているのは、成長です。

成長に不可欠な学習こそが、失敗と呼ばれる経験だからですね。

でも、あなたは、失敗を恐れているかもしれません。

誰でも進んで失敗しようとする人は、いません

しかし、そもそも失敗とは何でしょう。

誰が決めたのでしょう。

赤ちゃんの世界に「失敗」という概念が、あるでしょうか。

あなたも歩き始めた時、何度も転んだはずです。

でも、あきらめずに何度も、何度も挑戦したはずです。

思い出してください。

あの時の自分を。

あの頃の私たちには、失敗というものはありませんでした。

いつの間に私たちは、失敗を覚えたのでしょうか。

本当はこの世の中に、失敗というものは存在しません。

はじめから、ないのです。

もう、この言葉を脳から消去しましょう。

私たちの辞書には、「成功」と「学習」という文字しかないのです。

アニメーターで実業家のウォルトディズニーは、9回も自己破産しました。

それでも、大人も子供も楽しめる幸せな場所を創りたいと夢を描き、
その夢を企画書にして銀行に持って行きます。

どこもすべて拒絶され、つににその回数は302回。

そして、55才。

ついに、「ミッキーマウス」をキャラクターにしたディズニーランドを、創ったのです。

彼の辞書には、「破産」という文字もありませんでした。

彼は教えてくれます。

夢をかなえる彼の辞書には4つのCがあると。

それは、「好奇心」、「自信」、「勇気」、そして「継続」です。
 
 [Curiosity,Confidence,Courage,Constancy]
 

あなたの人生に、失敗は起こりません。

失敗など存在しないのですから。

あなたは学び、成長し、次の挑戦に集中しましょう。

自信を持って進み、歩み続けてください。


    是久昌信さんの情熱思考メルマガより

1分で感動から転載
 


 昔、あるテレビドラマで見た
 お母さんと子供の微笑ましい会話が
 心に残っています。

 勉強をしない子供に対して、
 「どうして、もっと勉強しようと努力しないの」
 と聞く母親に、子供が答えます。


 「うん、だから、努力しようと努力しているんだけれど」


 おもわず微笑んでしまうこの言葉を聞くとき、
 我々は、「努力」という言葉が、
 極めて精神的な言葉であり、
 自己幻想に陥りやすい言葉であることに気がつきます。

 なぜなら、仕事で壁に突き当たっている人に
 「あなたは、努力をしていますか」と聞くならば、
 「ええ、自分なりに、精一杯の努力はしています」と、
 多くの人が答えるからです。

 誰でも、精神的には、努力している。
 しかし、具体的には、成果が出ない。

 そのことを考えるとき、
 ふと、不思議なことに気がつきます。


  一流のプロフェッショナルは、
  精神的な「努力」という言葉を
  あまり使わない。


 そのことに気がつきます。

 では、彼らは、どのような言葉を使うのか。


  具体的な「工夫」


 それが、プロフェッショナルの世界において、
 「努力」を意味する言葉なのでしょう。


 田坂広志

サブプライム再び!相場が進展中

現在の異常低金利とカネ余り状況では、大企業は低金利で簡単に社債を発行できる。米国では社債で調達した資金で自社株を買い戻す動きが顕著で、業績そのもののバブル、すなわち、<一株利益のバブル>が起きて米国株高を引き起こしている。

また、金融抑圧政策で国債金利が人為的に低く抑えられているので、運用難のなか、信用リスクを取りに行くジャンク債バブルが発生している。

2014年7月現在、日銀の総資産は264兆円に達している。日銀が国債を買うのをやめれば、国債の金利は上昇する。1000兆円を超える借金を抱える日本にとって、借金の利払い増加はなんとしても避けたい。金利が上がって、財政破綻がマーケットテーマに浮上するのも困る。長期金利の超低金利死守は至上命題なのである。2%のインフレターゲットを掲げる日銀は物価目標を達成し「デフレ脱却」が実現しても、日銀は現状の異次元緩和を続けざるを得ないだろう。

「我々は2006年に量的緩和からの出口を経験した唯一の中央銀行だ。日本銀行は出口の手段を十分に有している」と日銀の中曽宏副総裁が発言しているが、「どういう出口の手段があるというのだ?」との声が多く、この発言を真に受ける人はいない。

国の借金負担を軽くするため強制的に金利を低く抑えることは「金融抑圧政策」と呼ばれている。日本国民はこれから物価上昇・増税・公共料金の上昇・年金カット等で生活は苦しくなるのに、長期金利は低いままという状況が続く。当然、預金金利も上がらないが、いずれにせよ、政府の借金返済のため、国民が見えない税金を払い続けることになっている。

アベノミクスでデフレ脱却は見えてきたが、それは今のところスタグフレーションである。デフレを脱却しても不景気では仕方がない。本来の目標は税収増による「財政再建」であるが、<先進国経済の長期停滞>のなか、それはうまくいかないので、否応なく「金融抑圧政策」を進めるしかない。

仮に、「金融抑圧政策」が失敗してインフレが走れば国民の生活は困窮するが、政府の実質借金はさらに減っていく。巨額の借金の返済方法は、とりあえず金融抑圧を長期間続けるしかないが、それが失敗するとハイパーインフレ的な動きになる可能性がある。しかし、国の実質借金が一気に目減りするため、政府は何も困らない。金融抑圧政策が失敗してもきちんとヘッジはされているのである。

市場参加者はPIMCOが言うように、「金融抑圧政策によって、先進国市場全般でリスク・リターン特性がどう変わり、途上国においてはどのような難題が生まれるのかを検討」しなければならない。

先進国の金利はゼロ、金利は上げたくないという金融抑圧政策が浸透していく中で、為替相場はレンジの中での推移となっている。先進国の超低金利が続くなか、金利の交換である為替レートが動かず、株だけが<カネ余り>でじりじり上げていくという相場展開は、米国や日本の金融当局にとっては思惑通りである。

現在、世界の主要25市場の株価はすべて1年前の水準を上回っているが、金融抑圧政策による異常低金利が株価の下方硬直効果を促している。ここまでは、「急落時の押し目買い」がうまくワークしている。


日本の異次元緩和や米国のQE(量的緩和策)は、<国債を買い支える仕組み>なのである。この結果、日本も米国も長期金利を低く抑えることに成功している。しかし、QEの規模が限界に達した米国ではFOMCで出口戦略が検討され、10月にQE3を終了する方向性が明らかになっている。QEを止めると国債を買い支える仕組みがなくなる。

異常低金利が大きく反転すれば、現在の金融抑圧下の低ボラバブルが崩壊する懸念が出てくる。QEを止める以上、代わりの米国債の買い手を探さないといけないが、米銀が国債PKOの補完装置となるだろうとみられている。

「インフレなどで債務負担を実質的に減らす一方、金利の上昇を直接・間接な方法で抑え込む。そのために国内に国債の引き受け手をつくる」というのが米当局の方針ならば、銀行や年金も自己資本規制・ボルカールール・安定運用の名の下で、国債の引き受け手として組み込まれ、それ以外の収益機会を削られることになるというシナリオだ。

簡単に言うと、「米国の銀行が日本の銀行のようになる」というのがボルカールールの影響だろう。現在の米金利の低下は、当局の指導によって米国機関投資家の買いが続いている結果であるという声が多い。

FRBの資産売却については、「QEが終わっても、FRBはこれまでに買った債券の在庫を売却することはできない。金利が上昇するからだ」「債券の満期償還分は消滅するが、これも再投資するかもしれない。いずれにせよ、QE資産の大半はFRBが持ったままになるだろう」という見方が大半となっている。

本来ならQE資産の縮小は金利引き上げの前に行われるのが筋だが、QE資産の縮小の前に利上げが行われることで、市場は安堵しているようだ。利上げは出来るだけ先延ばししたい、出口の話はしたくないというのが、現在のFRBのスタンスである。

日本も米国もそうだが、金融当局はおそらく保有資産を満期まで持ち切るくらいの覚悟は持っているだろう。長期金利の超低金利維持は金融抑圧政策の柱であり、中央銀行は資産売却になかなか手が付けられない。

8月下旬にイエレンFRB議長がジャクソンホールでスピーチを行う。米国景気が本当に回復しているのなら、利上げの前にFRBのQE資産の縮小が行われて当然である。そんななかで、利上げの議論が行われているのは、本当は滑稽なことなのである。

「長期停滞(Secular Stagnation)とは潜在力を大幅に下回る水準の低成長、生産、雇用と、問題含みの低い実質金利が今後しばらく併存する可能性だ。今世紀に入ってから、米国の国内総生産(GDP)成長率は年平均1.8%を下回っている。目下の米経済は、ほんの数年前の2007年に潜在的な成長軌道とされた水準を約10%、額にして1兆6000億ドル以上も下回る水準で稼働している。しかもこれは、5年以上もマイナスの実質金利が続き、極端な金融緩和政策が行われる中での出来事だ」とローレンス・サマーズが語る<長期停滞>は、イエレンやスタンレー・フィッシャーも十分理解している。

「過去数年間、悲観的な成長見通しを維持するだけの知恵を備えていた何人かの専門家でさえ、少なくとも米国における2014年の成長率について楽観論に傾きつつあるのは事実だ。これは確かに心強いことだが、楽観的な見通しでさえ、生産と雇用が以前のトレンドを何年間も下回り続けるとの予想に立っていることを念頭に置いて、物事を考える必要がある」と、サマーズは述べている。

結局、イエレンFRB議長も長期停滞を気にしているのである。米国経済が好調だというウォール街発の万年強気報道に対しては、かなり疑問を持っている。また、日銀の2006年の早すぎた量的緩和解除の失敗も頭にあるだろう。「バブルを容認」(資産バブルを維持することが景気回復を継続させる唯一の手段であるなら、必要悪としてこれを容認する)する立場をとっているのだ。

ところが、市場は既に「利上げはいつか?」というモードに入っている。昨日は2014年4~6月期のGDP速報値が、年率換算で前期比4.0%増となったことを囃して、金利が上昇した。昨日のFOMCでも「労働資源の著しい未活用」という文言を使い、利上げを急いでいないイエレンは、必然的に市場の後手に回るだろう。

こうしたなか、投機筋は利上げ催促相場で債券売り(金利上昇)を仕掛ける可能性がある。だが、今のすべてのバブル相場は異常低金利が支えているので、金利が上がればバブルポジションの巻き戻しが起こる可能性がある。日経ヴェリタスに載っていたが、銀行の別動隊である<シャドーバンキング>のポジションも膨らみすぎだ。

ジャンク債バブル、リートバブル、自動車ローンバブル等、異常低金利が全てのバブルを支えているなか、やはり目を凝らして見ておかなくてはならないのは、米国の金利の動向だろう。

7月29日の日経新聞の1面には『高利回り債投資過熱』―「サブプライム」再び―というタイトルが踊っていた。日経新聞の1面に取り上げられているということは、注意すべきフェーズに入ってきたのかもしれない。

現在の動かない相場で儲けようとすれば、

・レバレッジを掛ける
・信用リスクを取りに行く
のいずれかしかない。

「レバレッジを掛ける」という戦略は、日本でも<日経平均レバレッジETF>の売買が盛んになっているように、投機筋も個人も動かない相場に対して苦慮しているようだ。収益機会が乏しい中、これは当然の動きだろう。

「信用リスクを取りに行く」という動きはややバブル的である。低格付け国債やジャンク債のバブルなど自分には関係ないと言う投資家もいるが、米国のハイイールド債やレバレッジド・ローンは<毎月分配型投信>などを通じて、日本の個人投資家も積極的に買っている。FRBも異例の警告をしているが、ジャンク債バブルやリートバブルの動向には注意が必要だろう。




<バブル延命観測>の米国ですが、ジャンク債ETFは「炭鉱のカナリア」との報道が出ているように、そこらじゅうに悪材料がころがっています。

株式相場の5月・9月・10月は下振れのリスクが大きい月ですので、警戒を怠らないようにしたいと思っています。



8月の売りは予行演習、米緩和縮小完了後に混乱本番-UBS

8月18日(ブルームバーグ):世界の株式と高利回り債が一斉に売られた8月の動きは、米金融当局が債券購入を終了した後に来るものの予行演習にすぎない。UBS がこのような見方を示した。

今月はバーナンキ前連邦準備制度理事会(FRB)議長が債券購入縮小を示唆した2013年5月の状況に似て、ブルームバーグのデータによればストックス欧州600指数 が第1週に3%下落、米ジャンク債利回りは10カ月ぶり高水準の5.94%に達した。

ハサウェー氏は「本番はもうすぐだ。資産購入圧縮がほぼ完了している今、昨夏の混乱劇の続編が演じられると懸念する基礎的かつ組織的な理由が十分にある。
金利大荒れに備えよう」と記述。政策金利の方向と変更時期について当局者の見解が割れており、これによって今年最後の数カ月に不透明感が強まると予想した。



ジャンク債ETFは「炭鉱のカナリア」か-空売りコスト48倍

8月18日(ブルームバーグ):ヘッジファンドが上場投資信託(ETF)を使ってジャンク債(投機的格付け債)を空売りするために必要なコストは現在、昨年末の48倍に達している。これだけの費用をヘッジファンドが惜しまず支払う状況は、ジャンク債がどれほど嫌われているかを物語っている。

世界最大の資産運用会社である米ブラックロックが運用し、「HYG 」のティッカーで取引されている「iシェアーズiBoxx米ドル建てハイイールド社債ETF」(運用総額124億ドル=約1兆2700億円)が典型的な例だ。トレーダーは、このETFの信用取引を通じて価格の下落を見越した空売りを行うことが可能だ。

有価証券の貸借取引をモニターしているデータレンドによれば、この種の信用取引のコストは昨年末時点で1日当たり7000ドルにすぎなかったが、今年8月5日終了週には34万2000ドルに達した。  

これはトレーダーがここ数週間、高利回り債ETFをいかに嫌っているかを示すだけではない。ジャンク債のように流動性が比較的低い資産クラスでは特にそうだが、個人の投資手段と考えられてきたETFで、ヘッジファンド型の機関投資家がますます投資の中心になりつつあることを意味している。

データレンドのディレクター兼首席アナリスト、クリス・ベネディクト氏は「これらのETFは、広範な売りの可能性を示唆する『炭鉱のカナリア』としての役割を恐らく果たしているように思われる」と指摘。この種のETFの価値下落を見込んだ投資のコストはその後若干低下しているものの、「なお非常に旺盛な需要がある」と語った。

ドル建てジャンク債相場の1.3%下落につながった7月の売りが何によって促されたのか、正確なところはっきり分からないが、利回り低下の行き過ぎをめぐる懸念と関係していることは確かだ。ドル建てジャンクの利回りは6月に過去最低の5.69%を記録し、米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長はフロス(泡)の兆しがそこに認められると発言した。

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ご近所コミュニティ Any+Times

かつて、隣人とのコミュニケーションは地域社会を形成する上で重要な役割を果たしてきた。地域の治安を維持し、子どもを見守り、そしていざというときには助け合う関係が、隣人同士の交流の輪によって築かれてきたのだ。しかし、こうした隣人コミュニティは地方都市や都会の下町エリアなどに残るものの、徐々になくなりつつあるのが現状だ。その背景には様々なものがあるが、マンション開発やニュータウンの造成により地方から都会への急激な人口流入が起きたことで"お互いを知らない者"同士が隣人関係になりコミュニケーションが希薄化したことや、それによる隣人同士の信頼関係の欠如、多忙なビジネスパーソンが自宅によりパーソナルな空間を求め、隣人とのコミュニケーションに"興味がない"、"面倒くさい"、"鑑賞されたくない"といった意識を持つようになったことなどが大きな要因なのではないだろうか。

こうした状況がある中、インターネットの世界で徐々に盛り上がりつつある"クラウドソーシング"の概念を用いて、地域コミュニティの活性化を目指しているビジネスがある。「ご近所サポーターズネットワーク Any+Times(エニタイムズ)」というサービスで、2013年10月に開始した若いサービスでありながら、運営元の株式会社エニタイムズはネット事業大手のDeNAなどに総額5100万円の第三者割当増資を実施するなど、急速に事業を拡大させている。

 
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 普段どんな人がいるかわからないという地域コミュニティの現状をクラウドソーシングによって可視化し、ご近所同士の助け合いを"ビジネス"の関係にすることで、地域活性化の端緒にしようというのが狙いだ。助け合いを"ビジネス"にするというとドライな関係に見えそうであるが、たとえ助けあいの関係が従来とは異なる"ビジネス"であったとしても、そこで一度ご近所同士に交流が生まれ、"ビジネス"を通じて信頼関係を築くことができれば、そこから日常的なコミュニケーションが生まれたり、いざというときに助けあえる関係が生まれたりすることが期待できるのだ。家事や介護を必要とするお年寄りのみならず、何か困ったことが起きたときに頼りにできる人が近所にいるという状況を生み出せれば、多くの人にとって生活がより便利になるのではないだろうか。この点について、角田氏は「最終的な目標は"このサービスが必要なくなること"。その先に新たな事業展開が待っている。」と語る。このサービスを起点に地域の人々が自主的に繋がりを生み出し、このようなサービスに頼らなくても相互に助け合う地域社会が築かれることが理想なのだ。
ただし、このサービスが、地域のコミュニケーションが希薄化した都市生活者のライフスタイルに受け入れられるためには、課題もある。それは、冒頭に述べたように隣人との間に信頼関係が築けていない、あるいは隣人とのコミュニケーションを不要だとさえ思っている都市生活者に、"近所の誰かに家事などを手伝ってもらう"というサービスの価値を理解して、手伝ってくれるご近所サポーターを信用して任せようという意識を持ってくれるかという点だ。

Any+Timesは先に述べたように認定サポーター制度を設けたり、プロフィールや評価の充実、ご近所サポーターズに本人確認書類の提出や電話での本人確認を求めたり、あるいはスマートデバイス開発のAkerunと共同で自宅の鍵の代わりにスマートフォンアプリとドアに設置した電子ロックによって入退室管理をする仕組みを開発したりなどサービスの信頼性を担保する施策を進めているという。こうした施策に加えて、実際に"ご近所サポーターに助けてもらってよかった"、"サービスを使ったらご近所の人と交流するようになった"といった声を一つひとつ積み上げていく努力が、生活者からの信頼獲得のために求められるだろう。

Any+Timesのようなサービスが多くの生活者から受け入れられたとき、地域コミュニティの在り方はどのように変わるか。Any+Timesが目指す地域コミュニティの活性化という目標が実現したとき、私たちのライフスタイルはどのように変わっているのか。今後のサービスの動向を注目したいところだ。


☆縁側へ、気軽に立ち寄る近所付き合い "open - tokimeki - share "
 

ロンドン脱出して田舎に住もう、今が売り時

株式デリバティブ(金融派生商品)ブローカーのアンドルー・アダムソン氏にとって、それは見逃せないおいしい話だった。

同氏は昨年10月、保有するロンドンのタウンハウスに対し1平方フィート(約0.09平方メートル)当たり1000ポンド(約17万3600円)での買い取り提案を受けた。
周辺の住宅の価格はこれよりほぼ30%安かったので、アダムソン氏は即刻この提案を受け入れた。

5年間で50%以上も値上がりしたロンドンの住宅市場も熱が冷め始めている。
そんな中でアダムソン氏のような人々が、値上がりの利益を確定し、ロンドンを離れて郊外や田舎の家へ移っていく。
住宅ローン 金利がこれから上昇するほか、ローンを制限する新規則のせいで住宅価格は抑えられると考えているからだ。

英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)によれば、英国で6月に家を売ろうとする人が最も増え、買おうとする人が最も減ったのはロンドンだった。
アダムソン氏はロンドンの家を売って得た200万ポンドを使ってイングランド南部のハンプシャーにマナーハウス(邸宅)を買ったが、40万ポンドが手元に残った。

「皆が売ることを話し始める前にチャンスをつかんだ。皆が言い始めたらもう最良の取引はできない」と同氏は話した。

ロンドンに住宅を持つ者に同地を離れることを金銭面で促すインセンティブがここまで高まったことは今だかつてない。
ロンドンのM25環状道路の内側とそれ以外のイングランドの平均住宅価格の差は6月に約26万5000ポンドと過去最大。
不動産仲介業者のハンプトンズ・インターナショナルのデータが示した。
ホームトラックが25日に公表した不動産鑑定士の調査によると、ロンドンの住宅価格は7月に前月比で横ばいだった。横ばいは2012年12月以来。

調査は価格が今後数カ月に下落するとの予想も示した。
ハンプトンズの調査責任者、ジョニー・モリス氏は「まるで誰かがスイッチを入れて明かりをつけたようだ」と話す。金利上昇や住宅ローン規制などの不安材料が突然、意識されるようになったのだ。

もっとも、アダムソン氏にとってハンプシャーのキャサリントン村への引っ越しは金銭的な理由だけではなく、ライフスタイルの選択でもある。
通勤には1時間かかるようになったが、家から15分で英仏海峡にたどり着きカイトサーフィンを楽しむことができる。「生活の質の問題だ」と同氏は述べた。
650平方メートルの同氏のマナーハウスには湖や果樹園もある。しかも、英国王チャールズ2世が滞在したことがある歴史のおまけ付きだ。

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