人生という名の遊び場で、いま、ここを活かされ、すてきに活きる

時代の本質をとらえた、心に残るすてきなメッセージ[構想、視点、こころ]と、新たな気付きをあなたに届けます。みずみずしく、活き活きとした、すてきな旬(ときめき)を一緒に探しにいきましょう。      ◆◇たきがみ博士が選ぶ”すてきなメッセージ”のおすそわけ◇◆

2014/11

認知症の予防と対策 [漢方の知恵袋]

日本は世界でもトップクラスの長寿国。せっかくですから、なるべく病気をせず、自分の力で元気に長生きしたいものですね。

年々進む高齢化社会の中で、介護の制度や施設は徐々に充実してきました。とはいえ、老後もできるだけ自分の力で生活を維持できることが理想です。特に、「認知症」は本人にとっても家族にとっても大きな負担になり、だれもが避けたいと思うのではないでしょうか。 
 
141116認知症という病名は中医学にはないものですが、「健忘証」「鬱証」「不眠証」「呆証(判断力・思考力の低下)」など、認知障害として考え、予防・対応することができます。

このような原因は、大きく分けて4つ。まず、血の流れが滞る「瘀血」の状態になると、脳への血流をさまたげることから、痴呆の症状につながります。
また、腎は脳の働きと深い関わりがあるため、腎の精が不足する「腎虚」の状態になると、脳の機能低下に。そのほか、脾胃が弱く全身の気血が不足する「脾気虚」、ストレスなどが原因で気が滞る「肝鬱」の状態も、認知症の原因となります。 
 
西洋医学では大きく「脳血管性認知症(脳血流量の低下)」と「アルツハイマー型認知症(脳の委縮)」に分けられますが、「瘀血」や「腎虚」といった原因から考えても、それぞれ活血(血行改善)、補腎の方法で予防・対応することが可能です。 
 
少しずつ身体の機能が衰え始める中高年以降は、特に腎や肝、脾といった臓器を養うことを心がけ、認知症の予防につなげましょう。 
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老後は「本物の人生」。毎日を楽しく健やかに

認知症をはじめとするさまざまな老化現象は、年齢を重ねることでどんな人にも現れるもの。もちろん老化を止めることはできませんが、健康を保つ工夫をしたり、余裕ができた時間を楽しく過ごしたりと、自分次第で老いと上手に付き合うことはできるものです。 
 
認知症を予防するためにも、毎日をイキイキと前向きに暮らすことはとても大切なこと。例えば、趣味や会話の時間を増やす、1日1回は笑う、といった良い刺激を与えることは認知症の予防につながります。花や緑を楽しんだり、温泉でゆっくりしたり、そんな自然との触れ合いもいいですね。 
 
また、左右の手を交互に使って歯みがきをしたり、両手で肩をもんだりすると、脳を鍛えることがきます。食事はうす味、加熱を心がけて、ゆっくりと気持ちよく食べましょう。 
 
老化への焦燥感、不安感などでストレスを溜めることは禁物。江戸時代には、仕事をする必要がなく、自分の好きなことを存分に楽しめる老後こそ「本物の人生」と考えられていたそうです。

より長生きになったわたしたちも、そんな風に楽しく元気な老後を過ごしたいものですね。 


漢方の知恵袋

★ 脳の血流増加で、認知症を予防&改善

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3手先を読む

基本は3手読みです。
 
1手目は自分の意思
2手目は相手の移動
3手目はその対応  この3手の読みで肝心なのは2手目です。相手がどのように反応するのか?
これはビジネスでも同じこと、あくまで相手の立場で考えることが大切と名人は語っています。


鳥瞰 俯瞰してみる

相手の立場で考えるということ、そして、鳥瞰図 俯瞰してみるということ、大局で物事を考えることの大切さを解説しています。
中小企業は、どうしても目先の利益や行動に視点を奪われがちですが、経営者はすこし、距離を置き、鳥瞰することが大事です。
鳥の目で今の状況を観察しましょう。


「このままいけば負ける」という展開があります。いわゆる「ジリ貧」の状態です。
 
このままほっておけいても、時間がたてば、売上が下がる。このままではいけない・・・と思いつつ、なぜかそのまま本当の危機に直面するまで
何もしない。ということはありませんが?
勝負事では、勝ち負けで判定が付くことでわかりますが、経営では、ひどい損害や倒産などの悲劇になることも多々あります。

3手先を読む、鳥瞰、俯瞰で見ることで「未来の危機」を見つけ、早いうちにリスクを取って行動することが経営者の判断になります。




日銀「誤薬投与」の巨大リスク

 日銀の黒田東彦総裁が今月5日、10月末の「量的・質的金融緩和」の拡大決定後では初めてとなる講演を行った。事務方が準備したとみられる原稿を淡々と読み上げる姿に派手さこそなかったものの、2%物価目標実現への総裁の強いこだわり、人々の期待・マインドに働きかけることを非常に重視する姿勢が伝わってくる内容だった。
デフレから脱却するために「できることは何でもやる」という宣言が講演の最初と最後に配されたほか、「物価の下振れリスクが大きくなったのであれば、追加的な措置を行うことは当然の論理的帰結」という、5対4の僅差での決定になった追加緩和を正当化する発言があった。さらに、以下の印象的なメッセージが発信された。

「デフレマインドの転換は着実に進んできています。今、この歩みを止めてはなりません。デフレという慢性疾患を完全に克服するためには、薬は最後までしっかりと飲み切る必要があるのです。中途半端な治療は、かえって病状を拗(こじ)らせるだけです」

この発言は、卑近な言い方をすれば「突っ込みどころ満載」である。

特に筆者が問題視すべきと考えるのは、日銀が日本経済に飲ませている「薬」は、本当に「正しい処方箋」に基づくものなのかという点だ。そのあたりをいったん立ち止まって点検・検証することなく、あるいは緩和拡大によるメリットとデメリットの比較考量を、中長期的視野を交えて入念に行うことなしに、「2%への強いこだわり」から自縄自縛になったまま、日銀は総裁主導で突っ走っている感が強い。

今回の黒田総裁講演もそうだが、いまの日銀はデフレの原因論において、実物経済における需要と供給のバランスの悪さという基本的な部分よりも、デフレマインドが日本の家計・企業に染み付いていることが最大の問題だという主張を前面に出すことが多い。「景気は気から」ならぬ「物価は気から」の論理構成である。だが、モノやサービスの値段が下がると予想していることを理由に家計が消費を先送りしたり、企業が設備投資を先送りしたりする事例は、実際にどのくらいあるのだろうか。


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カウンセリングでの認知症のクライアントとの会話は、矛盾に満ちたものです。

しかし、
あるリズムで質問を続けていくと、まわりの家族の人にも、そのクライアントの世界のルールというものがだんだんと見えてきます。

認知症には個々別々の背景があるので、クライアントの世界はさまざまですが、ただ、共通点として「家族との意思の疎通がうまくいかなかった」ということがあります。

それが、認知症という病が訴える、最大のココロです。

これには「不明瞭な言葉の使い方」、「イメージしにくい言い回し」などが影響しています。

というのも、脳は言葉を聞くとき、本を読むとき、「ウェルニッケ中枢」というところで、聞いたり読んだりしたことを、もう一度繰り返しています。

これを「追唱」と呼びますが、通常、脳は入ってきた情報を処理し、これまでの経験と照らし合わせたうえでパターン認識をしているのです。

つまり、言葉を再度イメージ化し、自分の認識で相手の意図を色づけするのです。

だから、脳にとって、いつも言葉(特に固有名詞)をきちんと発することは、とっても大切なことなのです。


ところが、認知症の方には、
それ、あれ、あそこ、あの人、何して、そういうこと・・・などの「こ・そ・あ・ど」を連発する人が多いのです。

これでは言葉を現実のものにイメージする力が、だんだん弱くなってしまいます。

またそれは、クライアント自身がそうであるばかりでなく、周囲にいる家族が、「意図を察しろ」とばかりに、明確に言葉を使わないケースで起こる場合もあります。


このように、相手の意図がわからない、伝わらない、あるいは伝わっているつもりがそうでなかった、というストレスは、じわじわと脳を弱らせていきます。これは恐ろしいことです。
   
認知症の予防には、日頃から「はっきりと言う」、「きっちりと固有名詞を使う」、「相手との共有のイメージをいつもいつも再認識する」などを心がけることが重要なのです。

  
さて、ここで参考までに、脳のメットワークについて知っておきましょう。

認知症の最大の敵は、ご本人の、「年齢とともに脳細胞は死滅していくんだからしょうがない」というあきらめのココロです。

そういう方は、脳細胞は20代をピークにどんどん減りはじめることを、知っておいてください。

つまり、若年、老年にかかわらず、20代を超えると、脳細胞は死んでいくのです。

それよりも、脳にとってもっとダメージとなるのは、“脳の各部位を結ぶ回路を十分に使わない”ことの方なのです。

カラダの筋肉は使わなければ痩せていきますね。

これは、脳も同じで、使わない回路は神経伝達物質が通りにくくなるのです。

つまり、「筋トレ」で筋肉の筋線維が1本ずつ太くなっていくように、脳だって「脳トレ」で、回路を太くすることができます。

もっと分かりやすく言うと、水の流れを想像していただくとよいかもしれません。

乾いた場所に、水の流れをつくるのは大変です。

でも、最初の一滴さえ通れば、あとはそこをきっかけに、水の通り道というのはできていきます。

つまり、小さな水流があると、そこからどんどん流れの勢いがついていきます。

同様に、一度カラダができるようになった脳回路のながれというのは、次にやるときは簡単に通ります。


自転車に乗るのもそう、鉄棒もそう、英単語を覚えるときも、数式を覚えるときも、いったんコツをつかむと、すいすいと頭が働くようになるでしょう。

そして、認知症の方というのは、実はその最初の通り道を通すのがうまい方、つまり、
「若い頃は大変要領よく何でもこなす方だった」人が多いのです。

そういう人は、ぱっと見て、物事の要領をつかんで、さっと処理してしまうので、何でも人の手を借りずに自分でやった方が早い、というケースですね。


しかし、これが危険なのです。

なぜなら、自分でやってしまうこと以上に、相手に言葉で伝えることの方に価値があることだってあるからです。

というのも、脳では、いったん回路を通したあと、その回路を強めたり、高めたりすることが大事だからです。

そして、それを最大限引き出す行為が、誰かに教える、伝えるということなのです。

・普段から明瞭な言葉を使い、相手との共有イメージをいつも確認する

・相手の目を見る

・何でも自分でやってしまわず、誰かがやってくれるのを待つココロの余裕を熟成させる

・教える、伝える。自分の持っている技能を言葉で表現する


「黙して語らず」の美徳がありましたが情報が異常に増えている現代社会では、きちんとした言葉を駆使することが大変重要になってきました。

言葉は人間だけに与えられた高度な技術です。


米アマゾンがほれ込んだ スイスのドローン魔術師

 スイス連邦工科大学(ETH)チューリヒ校。ここに世界が注目するロボット研究者がいる。ラファエロ・ダンドレア氏(47)。米アマゾン・ドット・コムが買収したロボットベンチャーの共同創業者。現在はドローン(無人飛行機)を含むロボットなど高性能マシンを研究する。
4つのプロペラでホバリングしていたドローンは、甲高いプロペラ音を響かせながら記者が放り投げたボールの落下点に先回り。備え付けられたラケットで記者の手元に正確にボールを跳ね返してきた。まるで生きているかのように飛び回る。「これはすごい」。思わず声が漏れた。

スイス・チューリヒの街並みを見下ろす小高い丘にあるETHチューリヒ校。ダンドレア教授の「城」はここにある。「フライング・マシン・アリーナ」と呼ばれる施設の大きさは縦横高さそれぞれ約10メートル。ドローンが壁に接触しても壊れないようカーテンで覆われ、床にはクッションが敷き詰められている。そこで繰り広げられたデモは、どれも魔法のようだった。

 ドローンが上部に長さ1メートル程度の棒を立て、倒れないように前後左右に素早く微調整しつつ、リッツ氏が手に持つ杖の動き通りにあわせて飛び回る。人が手のひらに棒を立ててバランスを取るのと同じ動きをドローンが空中でこなす。

 ドローン3機が網を引っ張り上げてボールを投げ上げる。3機が素早く連動してボールの落下点に移動、網の中央でボールを受け止める。こちらは人間がやっても難しそう。しかも「何回も繰り返すことで精度が高まるよう設計されている」(リッツ氏)という。

その後もドローン6機が複雑に絡み合う編隊飛行や、音楽に合わせた「ダンス」などが披露された。気がつくと校舎のエントランスを入ってすぐのガラス張りの「アリーナ」の前には、物珍しさに人だかりができた。
 
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免疫力をあなどるな!

残念なことに、健康になりたいと願っている人ほど、身体にとって一番大切なものを見過ごしています。
 
一度はその「大切なもの」を耳にしたことがあるはずなのに、141109
それを重視せず、ほかの健康法を試してはうまくいかない……
そんな人がたくさんいます。

大切なものとは何か?
――それは「免疫力」です。

私たちが健康を維持し、さらに高めていく上で最も重要な要素は、
「免疫力」にほかなりません。
医療に携わる人、特にがんに携わる人であれば、
ほとんどの人が免疫力の重要性を口にするだろうと、著者の矢﨑氏は言います。


免疫力とは、
「健康を維持し、促進させるため」に
私たちの身体が「もともと備えている機能」です。

細菌やウイルスなどの「外敵」から身を守るだけでなく、
毎日体内に生じる5000個のがん細胞を排除する役割も担っています。
もし免疫力が働かなければ、
私たちはたちまち風邪を引き、
恐ろしいほどのスピードでがんは進行していくことでしょう。
 
私たちが健康でいられるのは、まさに、免疫力のおかげなのです。

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★☆ ラドン浴による血流改善で、こころも身体もサラサラ、ホカホカ! ☆★

 

変わりゆく老後の家、「縁居(えんきょ)」の時代

高齢化社会へと突入する中、住人たちの「縁づくり」や「役割」を重視したシニア向けの集合住宅が出てきている。例えば、「元そば職人の住人がランチに手打ちそばを振る舞う」「住人向けの起業支援サービスがある」といった集合住宅が実際にあるのだ。もちろん、このようなモデルはまだ少なく、あくまで「兆し」の段階だ。

しかし、今後はこの兆しが主流になる可能性があるという。理由の根底にあるのは、今後シニアの中心となる団塊世代の「住まいに対する意識」だ。その意識が、高齢者の住宅事情に大きな変化をもたらすかもしれない。

 「団塊の世代を含む今の60代は、これまでの60代の方々と大きく異なる『住まいの感性』を抱いています。そのため、彼らは老後を考える上で、従来通りの高齢者向け施設や住宅ではなく、新しい形のスタイルを求めていくのではないでしょうか」

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  「つまり、団塊世代の方は、老後の過ごし方において、住生活と自己啓発へのこだわりが非常に強いと考えられます。特に60代から住生活への意識が高いというのは、これまでの高齢者より早い段階での住み替えを考える人も増えると捉えられるでしょう」

 従来の介護施設や老人ホームは、高齢者が体に不自由を感じてから入居するケースが多い。だが団塊世代のシニアは、もっと早い60代中盤から、介護を受ける視点だけではなく、より充実した老後の暮らしを求めて居を移す人も出てきている。

「団塊世代の回答で目を引いたのは、住み替え・リフォームにより『学び続けたい』『趣味を増やしたい』『地域や集団の中で役割を持ちたい』という志向が、前の世代よりかなり強いこと。住み替え・リフォームのアンケートでこのような項目が出てくるということは、彼らの老後の住まいを考える上で、そういった自己啓発の強いニーズを無視することはできないと言えます」

 まだまだ元気なうちから早い段階で住み替え、学び・趣味・役割のある中で暮らしたい。そのニーズは、介護やサービスに特化した老人ホームとはまた違った、長期的でアクティブな「終の棲家」を求めていると言っても過言ではないだろう。実際、同調査でも、「介護付き有料老人ホームを利用したくない理由」を団塊世代に尋ねたところ、金銭や地域を離れることよりも、「心理的に行きたくない(49.5%)」という回答が最多だったという。

「団塊世代の方にとってこれらのシニア向け集合住宅は、老後の趣味や学びの場、仕事をする場にもなります。それは同時に、人との交流やつながりを生む場でもあると思います。そういった意味で、『隠居』ではなく縁をもたらす『縁居(えんきょ)』というスタイルをまだ健康なうちから実現できる暮らし方は広まるのではないでしょうか」

 
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なぜ「頭が良い凡人」になってしまうのか

世の中には、「頭の良い凡人」が数多くいる。私の経験では、大企業や役所、研究所や会計士などの士業の方々にも結構いたように思う。

「頭の良い凡人」とは、次のような人々だ。

 
・学歴は概ね良い。有名校を出ている人も多数。

・話をすると鋭さや、頭の良さを感じる。

・会社ではそこそこ出世するが、あくまでそこそこ。部門長やトップにはなれない。

・世に聞こえるような突出した成果をあげているわけではない。


「頭の良さ」と、「成功」は別物だ、という方がいるが、まさにそのとおりだと思う。

頭の良さは人としての一つのパラメータに過ぎないので、それだけでは成功できない、という証だろう。

 
さて、こういった人々の中には、「凡人でいい。平穏な毎日を望む」という人もいらっしゃるだろう。私もそれでいいと思う。

それはそれで、良い人生を過ごせるだろう。

 
しかし、不幸なのはそういった人々が成功を望んでいるのに、成功が得られない、という現象があるときだ。

そういう時には周囲との摩擦が起きやすい。

極端に言えば、「周りが無能で、オレの言っていることが分からない」と、愚痴を漏らしたり、

「こんなこともわからないなんて、本当にダメな奴らだな」と、思っていたり、

「こんな場所、出て行ってやる」と言い、次の場所へ転職を繰り返したりするのだが、また同じように周囲との軋轢を生み出す。

 

私は一緒に仕事をすること通じて、そのような人々の話を数多く聞いた。

そして、その人の言っていることは、大体事実である。能力が高いので、大体において状況は正確に把握している。課題を把握する能力が高いのだ。

私が出会った、ある保険会社の方は非常に能力が高く、ほとんどの課題に対して正解を導いていた。その能力の高さに、驚嘆することもしばしばだった。

しかし、残念ながらその人はなかなか出世できなかった。

  

ではなぜ、そういった人が成果を挙げられないのだろうか。成功できないのだろうか。

私が多くの会社で観察した結果、原因は以下のようなものだった。

  

1.「勇気」が凡庸
大きなものを得ようと思えば、どこかでチャレンジを行う必要があるが、「リスクの高い試み」に対するチャレンジは、万人に対して敷居の高いものであり、「頭が良い」からと言って特にチャレンジ精神に富んでいるわけではない。

チャレンジ精神がなければ、普通の人と同じような成果にとどまるだろう。

 

2.「助けを求める」事が下手
仕事は大きくなればなるほど、一人で完結させることは難しい。頭の良い人は、大抵の問題を一人でこなせるため、助けを求めることが一般的に下手である。(もちろん例外はいる)

また、「うまく助けを求める人」は、上に可愛がられることも多い。人は頼られることが好きなので、時には人に頼ることが人間関係を円滑にする。

 

3.周りに恐れられてしまう
あなたが「あまり優秀ではない人をどう扱うか」ということは、皆が見ている。その扱い方は、その人がどれだけ人望を得られるか、ということを決める。

あるメディアに有能な方がいたが、その人には人望がなかった。なぜならば、会議でイマイチな発言をした人に対するツッコミが、的を射すぎていたからだ。

「イマイチな発言を繰り返す奴もどうかと思うが、アイツのツッコミはキツイ」という噂が立ってしまっていた。

要は、その人の発言が周りに恐怖感を与えてしまっていたのである。

 

4.人にあまり期待しない
こういう話をすると、「頭が良くても、人当たりがイマイチなんでしょ」と言われるが、そんなことはない。頭が良い人は相手の考えていることがだいたいわかるので、人当たりが悪い人は少ない。

マンガやドラマのステレオタイプでは、「頭が良い人は人当たりが悪い」と言われるが、実際にはそんなことはなく、とても人当たりのよい人も珍しくないのだ。

しかし、本質的には、人を動かすのは、上で言うような「人当たり」ではない。「その人に対する期待」である。頭の良い人は、自分の能力が高いがゆえに、「他の人に対する期待」を持ちにくいのである。

「この人は、この仕事を自分以上にできる」と思うことが、下手だということだ。

 

5.頭の良さを重要視しすぎる
人には様々な強みがあるが、「頭の良い人」は、「頭の良さ」という尺度を過大評価する傾向にある。

なお、ピーター・ドラッカーは、「頭の良さは、成果の上限を規定するだけであり、成果を出す能力とは関係がない」と言っている。

 
 
本質的には、「頭の良さ」は、成功するための必須の条件ではない。

そのことに気づくか、気づいていないか、大きな分かれ目である。

 
 

自分のことだけを考える人を自己中心的な人、利己の人という。

その反対に、
他人の幸せを先に考える人のことを、利他の人という。

オレがオレが、私が私がと自分の利益を先に考える人は、
人がどんどん離れていき、まわりの協力を得られず、やがて運から見はなされる。

利他の心を持った人は、
協力者や仲間が一人ずつ増え、やがて運も味方してくれる。

「人からお礼を言ってもらえれば、それだけ徳を積める」

人の喜ぶことを先にする利他の人でありたい。



二宮尊徳は、親戚の川久保民次郎に、下男として働いてもらっていた。

民次郎が一家を構える年になったので、地元へ帰すことになった。

尊徳は、民次郎に、人の間で生きていくための心がけを話した。

「たとえば、腹が空いた人が他人の家に行って、
“ご飯を食べさせてください”と言っても誰も食べさせてはくれない。

しかし、空腹を我慢して庭の掃除をしてから頼めば、食べさせてくれるかもしれない。

この心がけがあれば、困った時でもなんとかなるだろう。」

続いて、

「私が若い頃、鍬(くわ)が壊れてしまった。

隣家へ借りに行ったら、
“畑を耕して、菜の種をまくところじゃ。終わるまでは貸せないよ”

と断られた。

そこで、
“その畑を耕してあげましょう。耕し終えたら、ついでに種もまきましょう”
と言って作業を終えた。

隣家の老人は、ニコニコ顔で、
“鍬だけでなく足りないモノがあったら何でも言ってくれ、いつでもいいよ”
と心を開いた。」

尊徳は、さらに言った。

「お前は、まだ若いから、毎晩、寝る前に草鞋(わらじ)を一足つくれ。

それを、草鞋の切れた人にやるがよい。

それで、お礼を言ってもらえれば、それだけ徳を積める。

この道理をわきまえて、毎日、励めば必ず道は開ける。」

民次郎は、すっかり感心して、明るい顔で郷里へ旅立った。



1分で感動から転載

「死の社会化」を考える / おひとり様時代の到来

時代とは、一言でいえば「跡継ぎ不在」「おひとり様」社会の到来だ。少子高齢化や晩婚化、生涯結婚しない非婚化(2030年には男性の30%、女性の23%が非婚と予測)などで、子どもがいない人生を歩む人が増えている。
2010年の国勢調査では一人暮らしが全世帯に占める割合が32.4%と、「夫婦と子どもから成る世帯」(27.9%)を初めて上回った。近代日本史上、経験したことのないステージに私たちは足を踏み入れている。

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高齢者に着目すると、2013年の高齢化率25.1%は、2025年には30%を超え、2060年にはほぼ40%になると国は予測する。65歳以上の高齢者が子どもと同居している割合は、1980年にほぼ7割だったが、2012年には42.3%に。一人暮らしの高齢者が確実に増えていく。

 すると、自身の死を考えたとき、葬儀や納骨から始まり、電気・水道など各種契約の解除や遺品整理といった様々な死後事務処理を誰が担うのかという問題が浮上する。誰が人生の最終章を支え、看取り、弔ってくれるのか。その担い手の不在に直面する人々が増えていく。子どもがいても、貧困・格差のため経済的自立が困難で、たとえば葬儀や墓の購入を子どもには頼れないというケースも出てくるだろう。

終活には、自身の最期を飾るべく「自分らしさ」を演出するとか、人生の「棚卸」をすることで残りの人生を充実させるといった積極的、自発的な一面がある。前例のないステージだからこそ、伝統や慣習に縛られずに動けるのだ。だが、自らが動かざるをえない状況があることも否定できない。
 

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400年近く前に書かれた近江商人の家に古来から伝わる「商売の十教訓」

1. 商売は世の為、人の為の奉仕にして、利益はその当然の報酬なり。141106-1
  
2. 店の大小よりも場所の良否、場所の良否よりも品の如何。

3. 売る前のお世辞より売った後の奉仕、これこそ永遠の客をつくる。

4. 資金の少なきを憂うるなかれ。信用の足らざるを憂うべし。

5. 無理に売るな、客の好むものも売るな、客の為になるものを売れ。

6. 良き品を売ることは善なり、良き品を広告して多く売ることはさらに善なり。

7. 紙一枚でも景品はお客を喜ばせるものだ。つけてあげられるもののない時は笑顔を景品にせよ。

8. 正札を守れ。値引きは却って気持ちを悪くするくらいが落ちだ。

9. 常に考えよ、今日の損益を。今日の損益を明らかにしないでは寝につかぬ習慣にせよ。

10. 商売には好況、不況はない。いずれにしても儲けねばならぬ。

「物忘れはボケの始まり」と言われますが、認知症は皆の関心事であります。 
人や物の名前が思い浮かばなかったり、簡単な暗算が出来なくなると「ぼけ」がはじまったのではと不安になります。 

認知症になると社会生活が困難になったり、日常生活が困難になったりします。さらに進行すると、寝たきりや人格崩壊になってしまいます。
 
認知症患者は、2025年に国内で300万人を突破すると予測されています。
 
認知症は、老化に伴う物忘れ「ボケ」とは違い、脳の後天的な変化により起こる病気です。
「脳血管障害による認知症」は約31%、「アルツハイマー病」は約43%、「原因不明による認知症」は18%となります。

アルツハイマー型は大脳の神経細胞が何らかの原因で壊れ、干大根のようなシワシワの脳になります。
つまり、脳の萎縮と、極端な脳血流の低下が特徴です。

脳血管性痴呆は、脳血管が何箇所も詰まったり脳出血などが原因で、あたかも大根にスが入って穴があいたようになってきます。


「老いは血管から始まる」と言われます。 
気血のめぐりが悪くなると、血流の滞りがおこり、これが生活習慣病を招き、認知症のリスクを上昇させます。

人の体は、仕事の無理、人間関係、ストレス、不規則な生活などの要因が重なり合いながら、気血のかたよりや、とどこおりが起こってきます。

そして、だんだんと身体の芯が「冷え」、自己治癒力が低下していきます。東洋医学では、これを「根元的な冷え」と呼び病の原因と考えます。

微小脳梗塞が起きたり、脳出血による痴呆には、血液循環の停滞や汚れを取り除き、末梢血管の血流を改善することが重要です。

見た目を磨けば、「元気で長生き」まで手に入る

 シワやたるみが少なく、ハリのある肌の人は、ある程度年をとっていても若々しく見える。例えば、弥勒菩薩像。若過ぎて見えることはないが、どの像からも年老いた印象は受けない。まさに年齢不詳の「見た目」をまとう。
 見た目は中身と天秤(てんびん)にかけられることも多い。「人は見た目じゃなくて中身」と言われたら、見た目は“いいとは言えない”とみなされていると考えていいだろう。いずれにしても、見た目の印象は強く、その人を判断する重要な情報になっている。

 それどころか、このところ「見た目は体の健康度合いや病状まで表す」と言えそうな研究が続々と発表されている。寿命すら、ある程度見た目に表れるとする報告もあるのだ。

 ここに挙げた双子の写真では、どちらのほうが若く見えるだろう。

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おそらく十中八九は、左と答えるのではないだろうか。この写真は、2009年末、英医師会雑誌BMJに掲載された、高齢のデンマーク人の双子387組を2001年から7年間追跡した研究から引用したもの。実は、平均70歳の双子10組のデータから作られた合成写真だ。

 左は双子のうち若く見えた方の写真10人分から合成。右は年をとって見えた方の写真を基に作成したもの。評価者約40人が判断した見た目年齢は、左が平均64歳、右が平均74歳と、実年齢は同い年なのに、見た目年齢には10年も差が出た。

 387組の双子たちのその後を追跡した7年間に計225人が死亡したが、双子のうち老けて見えた方が早死にする傾向があり、身体機能や認知機能も老けて見えた方が低かったのだ。

見た目年齢と血管年齢の関係を調べたのは愛媛大学。平均年齢約67歳の男女273人の写真から同大の女性看護師20人が見た目年齢を評価し、動脈硬化リスク因子と合わせて分析したところ、見た目年齢の高さが動脈硬化リスクと相関した。動脈硬化は寿命短縮に直結すると言っていい。

では、どんな因子が見た目と体内の老化を同時進行させるのだろう。先に挙げたデンマークの双子研究を行ったチームは、「喫煙習慣」「社会経済的なステイタスの低さ」「うつ症状」などを挙げている。

 「見た目や寿命に、運動や食生活といった生活習慣が与える影響は非常に大きい。その意味では、この二つの因子を反映するボディーラインも指標の一つだろう。今、若い日本人女性にはやせ型が多くなっているが、そのことが将来の平均寿命を変える可能性がある」と山田教授。体の見た目も見過ごせないとする。

 「見た目と寿命に関わる要因はいろいろあるが、若々しくありたいという意欲自体がどちらにも好影響を与える。また、何といっても“ときめき”のプラス効果はとても大きい」

 ときめく対象があって、それをモチベーションに見た目を磨き、若々しくありたいと思う。

そんな日々を送ることに勝るクスリはない、というわけだ。


 
 

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