人生という名の遊び場で、いま、ここを活かされ、すてきに活きる

時代の本質をとらえた、心に残るすてきなメッセージ[構想、視点、こころ]と、新たな気付きをあなたに届けます。みずみずしく、活き活きとした、すてきな旬(ときめき)を一緒に探しにいきましょう。      ◆◇たきがみ博士が選ぶ”すてきなメッセージ”のおすそわけ◇◆

2015/02

人生を切り開く視点

◇他者を愛したいのであれば、自分を愛することから始めなければならない。

◇ネガティブな感情が生まれたとき、大切なことは、その感情に自ら気づいてあげることだ。

◇敵の攻撃が99%間違っていたとしても、そこにひとつの学ぶに値する真実があるとすれば、
 敵対する相手ではなく、感謝の対象と捉えることができる。

◇悪意のないミスに問題がないのかといえば、実は違う。

◇人生は高速道路ではない。
 出発点から目的地まで一直線でゴールが敷かれていて、とにかく走ればいいわけではない。

◇自分の感情に自分自身が光を当て、深く理解しようとすること。

◇人間の力量というのは、実は当たり前のことをやる力量だ。

◇いろいろなものを決めつけ過ぎず、将来に対する種を蒔き続けることだ。

◇自分の命や人生は、すべて借り物。
 借りたものを満喫しながら、最終的には返却しなければならない。

◇人生の充実は長さにあるのではない。
 深さにこそあるのだ。

Productivity Future Vision

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今後のコンピューティングがどのように進化するのか、
それによってライフスタイルがどのように変化しどのような「世界」が生み出されるのか、

Microsoftがムービー「Productivity Future Vision」を作成し、公開しています。



 

免疫の中心を担っているのは、血液中の「白血球」という成分です。

白血球には、細菌など比較的大きめな異物を処理する「顆粒球」と、
ウィルスなどそれよりも小さな異物を処理する「リンパ球」の2つがあります。

この2つに自律神経は深く関わっていて、
交感神経が優位になると顆粒球が増え、副交感神経が優位になると
リンパ球が増えるということがわかっています。

自律神経のバランスがよければ「顆粒球」と「リンパ球」のバランス、
つまり白血球のバランスもよくなりますが、
自律神経のバランスが崩れると白血球のバランスも崩れてしまい、
その結果、免疫力が下がってしまうのです。

とくに問題となるのは、ストレスなどで交感神経が過剰に優位になった場合です。

交感神経が優位になり顆粒球が増えると、基本的に感染症に対する抵抗力が
高くなるので免疫力は上がります。

ところが、交感神経が過剰に優位な状態が続くと事情が変わってきます。

顆粒球は異物を取り込み、みずからがもつ「分解酵素」と「活性酸素」によって処理します。

ところが、顆粒球が増え過ぎてしまうと実は、これが大問題なのです。

というのも、顆粒球の寿命は2日から3日と短いうえ、
顆粒球は死ぬときに、もっていた「活性酸素」をばらまいて細胞を傷つけてしまうからです。

この活性酸素が増加することで、遺伝子を傷つけ、
がんの元となる細胞のコピーミスを生みやすくするといわれているのです。

実際に、病気になっている人は冷えているために酵素反応が低下して代謝が落ち、
血液の流れが悪くなり、免疫力も低下しているのです。

さらに病気になれば心も病み、それによって自律神経が乱れ、再び体の異常をもたらすという悪循環に陥ってしまいます。


川嶋 朗(かわしま あきら)
一九五七年生まれ。医学博士。八三年北海道大学医学部卒業。東京女子医科大学研修医、助手を経て九三年米国留学。九五年帰国。東京女子医科大学附属青山女性・自然医療研究所 自然医療部門助教授(附属青山自然医療研究所クリニック所長)。日本抗加齢医学会評議員、日本統合医療学会理事。




免疫力を高め、がん細胞と共生するために
 


心もからだも「冷え」が万病のもと
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冷えた飲み物や溜まった脂肪がお腹を冷やす。醒めたオフィスの人間関係や冷や汗の出るような仕事が心を冷やす。家に帰れば会話のない家族……。
 
実は、男性も冷えています。体だけでなく、心も冷たく固まっています。
 
自覚がないだけに、がんなどの症状に出た時には命取りになりかねません。

この本は、男も女も子どもも、どうすれば、冷えを改善して本来の健康を取り戻せるのか、統合医療の立場からわかりやすく解説します。
 










  

 アメリカの初等教育において、 子供たちに教える言葉があります。

  Define your own success.

  あなた自身の「成功」を定義しなさい。


 この言葉を聞くとき、我々は、気がつきます。

 世に溢れる「勝者」や「勝ち組」という言葉の中で、
 自分自身が定めた「成功」の基準ではなく、
 社会通念が定めた「成功」の基準によって、無意識に、人生の道を選んでいく。

 その我々の姿に、気がつきます。

 しかし、そのことに気がつき、自分自身の「成功」を定義しようとするとき、
 我々は、しばしば、さらに深い問題に突き当たります。


  自分が本当に求めているものが、分からない。


 それゆえ、アメリカの初等教育においては、
 先ほどの言葉とともに、かならず、もう一つの言葉を教えるのでしょう。


  Find your own uniqueness.

  あなた自身の「個性」を発見しなさい。


 すべては、深い「自己探求」から始まる。

 この二つの言葉は、そのことを教えてくれるのです。



 田坂広志

スマホ無しで暮らした男性が見つけた「本当に大切なこと」

もはやスマートフォンは、私たちの生活から切り離せないアイテムとなっている。しかし、スマホは人間が生活していく上で、果たして必要不可欠なものだろうか?

そんな考えを持つ者は、世界にもいる。トム・グローテウォールさんは、自らの体験をもって「スマートフォンがいかに必要か?」を問い直した。方法はじつにシンプルだ。約1年半、グローテウォールさんはスマホを手放し、生活をしてみたのだ。

以下は彼が「スマホを持たない生活」のなかで気づいたことである。


☆皆、現実よりも画面を優先している

スマホを手放したグローテウォールさんが、最初に気づいたのは、多くの人がどこにでもスマホの画面を見ていることだったという。レストランではもちろん、映画館ですらスクリーンそっちのけで画面を見ている人が・・・。
画面のなかと今立っている場所、本当に大事なのは、どちらなのか?


「手書き」だからこそ、伝わる感情がある

当然のことだが、1年半の間、グローテウォールさんは、自分の彼女にメールを送らなかった(送れなかった)。しかし、そのことで彼は手紙の素晴らしさを再発見することになった。

手書き文字には温かみがある。それは、マシンガンのようにひっきりなしに送受信される画面の文字からでは、とても感じることのできないものだったそうだ。


「目を合わせる」ことの大切さ
 
グローテウォールさん曰く「スマートフォンはまるで“目のタバコ”だ」。毎日のように画面をチェックする回数や時間は増え、それだけ人とアイコンタクトをとる機会は減っていく。

しかし、目を合わせるという行為は、とても大切だ。その有無が相手との信頼に比例する。


本当の「つながり」は、リアルにこそある

スマホを通してコミュニケーションの幅は広がった。遠く離れた場所にいる人とも、リアルタイムでつながることができるようになった。それはとても素敵なことだ。
しかし、一方で現実に目の前にいる人や起こっている出来事をおろそかにしてはいけない。

グローテウォールさんは、最後にこう述べる。

人生をコース料理で例えると、スマートフォンの恩恵はサイドディッシュにすぎない。

では、メインディッシュとは何なのだろうか。 答えは、あなたの目の前にあるはずだ。


 

近い将来、引退年齢は100歳

 つい最近、年金給付保証公社(PBGC)の創設をうたった従業員退職所得保障法(ERISA)の制定40周年記念で話をした。その時、ペレス労働長官は、従来型の年金制度は前途多難であり、今後同制度を維持するために困難な選択を余儀なくされようと指摘した。彼の意見には、多くの点で同意する。

 だが同時に、絶望してはならいないことを指摘したい。2枚+1枚の絵と写真が示しているように、21世紀の多くの人は昔の人よりはるかに活気に満ちている。左側は1514年に著名な画家のアルブレヒト・デューラーが描いた63歳の老母の肖像画だ。右側は、同じ年齢の美人の女優ヘレン・ミレンの最近の写真である。

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  左は1514年に著名な画家のアルブレヒト・デューラーが描いた63歳の老母の肖像画。
   右同じ年齢のヘレン・ミレンの近影。2人は63歳


 喜ばしいのは、我々は昔に比べ長生きになり、大半の人は健康になったということだ。我々の晩年の精神的・肉体的な機能は、先祖よりも優れている。私の父親は1916年、母親は22年生まれで、当時寿命は45歳前後だった。60歳まで生きるのはまれだった。しかし現在、80歳は「新しい60歳」ともてはやされ、年齢層では100歳以上が最も急速に増加している。

 一方で、引退後の生活は昔に比べはるかに金がかかるという現実を忘れてはならない。今生まれた赤ちゃんは150歳以上まで生きる可能性がある。そうなれば、あなたの子供や孫だけでなく、あなた自身の引退後の生活設計も大きく変わるだろう。私の両親は30年前に引退したが、不安のない確定拠出年金や、信頼できる社会保障・メディケア(高齢者医療保険)の給付、さらには評価額が上がった住宅を手に出来た。彼らは、安定した収入があったため、それほどたくさん貯蓄する必要はなかった。

  だが現在は何もかもが違う。社会保障やメディケアは根の深い問題を抱え、従来型の年金制度は存続できなくなっており、預金金利はほんのわずかである。では、高齢化をもっと魅力的なものにするにはどうすればいいのか。

 最も重要なのは、引退を再考することである。そのためには自分たちの技能や力量に投資する必要があり、それにより我々は就労期間をもっと長くできる。引退を延期すれば、健康を維持できるという調査結果もある。というのも、友人や同僚と交流ができ、肉体的にも元気でいられるからだ。また引退を先延ばしすれば、貯蓄を殖やすことができ、早い段階で資産を取り崩さずに済み、資金面で余裕が生まれる。

 経済を成長させ安心を高めるために、我々は100歳以上になっても働く新たな方策を見つける必要がある。その一方で、精神面を含めた健康増進や、友人づくり、近所づきあい、社会への貢献に長期投資しなければならない。ありがたいことに、若年労働者は少なくなりつつあり、雇用主は我々を雇用し続けざるを得ない状況がやってくるだろう。

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日銀の追加緩和は逆効果、10月緩和は消費者マインドに悪影響

現時点で一段の追加緩和を行うことは日本経済にとってむしろ逆効果になるとの見方が日本銀行内で浮上している。
足元で輸出と生産が持ち直しており、原油価格の下落、消費増税の先送り、政府の経済対策などにより、日銀は景気の先行きに自信を深めている。

そうした中、原油安により消費者物価だけはさえない動きとなる可能性が高いが、日銀内では、ここで追加緩和を行えば、さらなる円安を引き起こし、回復しつつある消費マインドに水を差すなど悪影響の方が大きい、との声が上がり始めている。

BNPパリバ証券の河野龍太郎チーフエコノミストは「アベノミクスでは、デフレから脱却することで、日本経済が自律的な回復軌道に乗るというシナリオを描いていたが、2014年に実際に観測されたのは、円安によるインフレ上昇がもたらした景気減速だった。15年は反対に、原油安によりインフレ低下が景気回復をもたらす」と指摘。

その上で、「原油安により15年春にインフレ率はゼロ前後まで低下すると見られるが、原油安のメリットを円安が損なうことを認識し始めた政権は、2%物価目標達成時期の先送りを容認する姿勢を示している。

日銀自身も追加緩和は実行可能性の観点から困難と考えており、政治圧力がない中、追加緩和の可能性はますます低下している」という。


消費者マインド調査は軒並み悪化

内閣府が発表する消費者態度指数や景気ウオッチャー調査 、日本リサーチ総合研究所が発表する生活不安度指数など、消費者のマインド調査は昨年10月31日の追加緩和以降、いずれも悪化した。

9日発表された1月の景気ウォッチャー調査は現状判断DI、先行きDIともに上昇したが、バークレイズ証券の森田京平チーフエコノミストは同日のリポートで「ガソリン価格は下落しているものの、円安による衣料や食料品の値上げが重しとなっており、マインドデータの回復ペースは緩やかなものにとどまっている」と指摘した。

森本宜久審議委員は9日、千葉市内で記者会見し、昨年10月の追加緩和は大幅な円安をもたらしたことで、消費者マインドを悪化させる要因になったのではないか、という質問に対し、「家計の実質購買力に影響を与えているのは事実なので、影響がないということはないと思う。そういう意味で、影響も少しあったのではないか」と述べた。


円安「大きなマイナスにはなってない」

支店長会議が開かれた1月15日、宮野谷篤大阪支店長は本店で会見し、12月の企業短期経済観測調査(短観)で近畿地域の企業が増収増益を見込んでいるにも関わらず、先行きDIが悪化したことについて、「急激な円安や原油安などの不確実性の高まり」が背景にあるとの見方を示した。

黒田東彦総裁は2日、参院予算委員会で、現時点で為替レートは日本経済全体に対して「大きなマイナスにはなっていない」と述べた。一方、原油価格の下落については、1月21日の会見で「企業収益の改善や家計の実質購買力の上昇につながるため、わが国経済にとってプラスに働く」と述べた。

みずほ証券の上野泰也チーフマーケットエコノミストは12日のリポートで、「円安ドル高が進行したことがドル建て原油価格の下落による景気刺激効果を減殺する方向に作用している」と指摘。日本が少なからぬ部分を輸入に頼っている食料品の価格で「円安ドル高が上昇方向の強い圧力になっている」とした上で、「各種食料品の相次ぐ値上げ発表が消費マインドを冷やしている」としている。


追加緩和は見送り

日銀は昨年10月31日の金融政策決定会合で、消費増税後の需要の弱さや原油価格の大幅な下落が「物価の下押し要因として働いている」とした上で、「短期的とはいえ、現在の物価下押し圧力が残存する場合、これまで着実に進んできたデフレマインドの転換が遅延するリスクがある」として追加緩和に踏み切っている。

1月21日の決定会合では、昨年10月の経済・物価情勢の展望(展望リポート)の中間評価を行い、原油大幅下落を受けて、15年度のコアCPI前年比見通し(政策委員の中央値)を1.7%から1.0%へと大きく下方修正したが、一段の追加緩和は見送った。

甘利明経済再生相は27日の閣議後の記者会見で、2%の物価目標について、「厳格な期限ということを政府も日銀もコメットしているわけではない」と発言。「原油安、国内CPI(消費者物価指数)総合にとって相当大きな要素となりうる原油が半分になった。

それらを勘案すると、だいたい、いつぐらいという幅の中心線よりももっとアローアンス(容認)を取っていいのではないかということだ」と述べた。  


いずれ主流の考え方に

三井住友信託銀行の瀬良礼子マーケットストラテジストは、「量的・質的金融緩和の効果がどのくらいか検証は済んでいないというのが現実だと思う」と話した。

「正直効いてるのかどうか分からないし、日銀としても、誰も金融政策だけでデフレを脱却できるとは思っていない。

これは主流の考え方ではないと思うが、このまま金融緩和が効かなければ、この考え方が主流にはなると思う」と述べた。

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誰かに従っている限り、モノマネ人形でしかいられない

子どものころの夢、目をキラキラ輝かせながら語ったこと。多くの人は大人になると忘れてしまいます。。

ここに紹介するのは、「自分を持つこと」や「夢を持つ」ことを力強く語るメッセージムービー。

「夢をあきらめない」ために私たちが信じるべきことはなんなのか。ダイレクトなメッセージが、きっとあなたの胸に刺さるはず。

個性って、何だと思いますか。

 

大人になるにつれ、幾多の壁にぶち当たり、現実や人々の冷たさに幻滅し、次第に頭に描いた夢をあきらめ、気づいたら型にはまった人生を送っている。

夢をつかめるのは、ほんのひと握り。

でもそうじゃない。夢に向かって、自分の道を歩むことを諦めない強さ。それは「自分が、自分になること」。

誰かのマネにとどまらず、そこから新たな夢を生み出す台風の目になること。

夢をあきらめない強い心が、私たちを今よりも成長させてくれるのではないでしょうか。

「Pepper」を2月27日に発売 - フルサービス利用で108万円

ソフトバンクロボティクスとソフトバンクモバイルは、開発者向けに感情認識パーソナルロボット「Pepper」を初回生産分300台限定で27日午前10時より発売する。本体販売価格は198,000円(税別、以下同)。任意のプラン(一括払い可能)として、Pepperを楽しむための「Pepper 基本プラン」(ひと月14,800円×36回)、故障時のサポートや特別価格で契約期間中に修理サービスが受けられる「Pepper 保険パック」(同9,800円×36回)を用意する。このほかロボット手続き手数料として9,800円かかる。フルサービスの利用で計1,083,600円必要。


初回生産分のうちソフトバンク表参道での販売は30台。主に開発者向けに販売し、昨年9月のデベロッパー先行モデル抽選販売で落選した人を優先する。次回生産分以降の販売は今夏の予定。
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Pepperは、周囲の状況を把握しながら自律的に判断して行動し、人の表情と声のトーンを分析し、人の感情を推定しコミュニケーションがとれる人型ロボット。会話以外にも、家族の写真を撮影したり、子どもと遊んだり、スマートフォンと連携して家族にメッセージを送ったりすることもできるこれらの機能を使うには、「Pepper 基本プラン」への加入が必要。同プランに入ることで、クラウド音声認識エンジンを活用した会話機能や、ロボアプリの使えるようになる。ロボアプリはあらかじめ搭載されている「ベーシックアプリ」に加えて、発売と同時に提供されるアプリストアからもアプリをダウンロード可能。アプリを追加することで、Pepperにも様々な機能が付加できる。

発売時点ではベーシックアプリとアプリストアのアプリを合計で約100本準備しており、アプリストアだけでなく、ベーシックアプリについても今後増やしていく予定。アプリでは、ソニー・ミュージックエンタテインメントの音感育成アプリ「おとあて」や「ラジオつけて」とPepperに言うことで立ち上がるラジオアプリ「radiko.jp」などがある。

 

ヒト型ロボ「Pepper」の一般販売は6月以降に

ソフトバンク代表の孫正義氏は2月10日、ヒト型の感情認識ロボット「Pepper(ペッパー)」の一般販売の時期について、6~8月で調整していることを明らかにした。同社は当初、2月に一般販売することを発表していたが、まずは開発者向けの販売から開始する予定だという。
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 孫氏によれば、開発者から予想を超える予約があったことから、アプリを充実させることを優先し、2月は開発者限定で販売する方向で検討することにしたのだという。「台数が積み上がってきて一般の皆さんに販売できるのは、6~8月くらいになるのではないか。最終確定の時期をいつにすべきか内部で検討中」(孫氏)。

 また同社は同日、日本IBMと人工知能「Watson」を日本展開することも発表している。Watsonが日本語を理解できるようにトレーニングし、将来的にはスマートデバイスやロボットなどへの搭載も視野に入れるとしている。

 孫氏は、すでにPepperとの連動テストなども実施していることを明らかにし、「先進性も出せるし、人工知能もより強化できる。我々としては面白い組み合わせになりそうなので楽しみだ」と自信を見せた。


アプリで七変化 感情理解するPepper

ソフトバンクモバイルが2014年6月5日に発表した家庭用ロボット「ペッパー(pepper)」のうたい文句は、「人に寄り添うロボット」。人間の感情を理解してコミュニケーションが取れるロボットを標榜する。

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 ペッパーは、ものを運んだり掃除をしたりといった実用的な用途よりも、人とのコミュニケーション能力に価値を見いだすロボットとして設計されている。内蔵マイクやカメラ、センサー類を用いて、人間の感情を要素分解。人が話しかけた内容を音声認識でテキスト化し、悲しさや楽しさを示す単語がないか検索する。

 また、声のトーンから声帯の緊張度合いを推定し、怒っていないかを判断。デジカメで使われている「スマイルシャッター」と似た技術で、笑顔を検出…といった具合だ。

ソフトバンクモバイルが2014年6月5日に発表した家庭用ロボット「ペッパー(pepper)」のうたい文句は、「人に寄り添うロボット」。人間の感情を理解してコミュニケーションが取れるロボットを標榜する。

 ペッパーは、ものを運んだり掃除をしたりといった実用的な用途よりも、人とのコミュニケーション能力に価値を見いだすロボットとして設計されている。内蔵マイクやカメラ、センサー類を用いて、人間の感情を要素分解。人が話しかけた内容を音声認識でテキスト化し、悲しさや楽しさを示す単語がないか検索する。

 また、声のトーンから声帯の緊張度合いを推定し、怒っていないかを判断。デジカメで使われている「スマイルシャッター」と似た技術で、笑顔を検出…といった具合だ。

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20カ所以上の可動部と多数のセンサーをLinuxベースのOS(基本ソフト)で駆動。動きは滑らかだ。今後公開予定の開発キット(SDK)を使えば、自由なアプリ開発が可能。一般向けの発売は2015年2月の予定で、価格は19万8000円(税別)を予定する。高さ121cm、重さ28kg

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一方、ペッパーを支える「今らしい」技術の一つが、クラウドだ。「今日のニュースを教えて」と話しかけると、その日のヘッドラインをクラウドからダウンロードし読み上げる。Wi-Fiに接続した状態で動作するペッパーは、インターネットからデータを引いてくることで、活用の可能性を広げているのだ。

■アプリの世界をロボットに

ペッパーのもう一つの特徴は、アプリの追加が可能なことだ。ソフトバンクは2014年9月に開催した開発者向けイベント以降、ペッパー用のアプリ開発キット(SDK)を公開した。

 例えば「行ってきます」と話しかけると警備モードに移行し、何かがペッパーの前を横切ると警告音を発する、といった動作をアプリとして開発し、組み込むことが可能になる。ソフトバンクは、これまでスマホなどの画面内が中心だったアプリの世界を、ロボットを通じて現実世界にまで広げようとしているのだ。


 
 

新たな挑戦 「ロボット価格破壊」の意味 

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ソフトバンクの孫正義社長が繰り出した最新のサプライズ。それは、19万8000円という破格の値段で登場したパーソナルロボット「Pepper(ペッパー)」だ。
そのインパクトは、「これならロボットがあちこちに置かれるかもしれない」という印象を抱かせ、我々の日常生活との距離感を縮めた点にある。

今後、Pepperのようなロボットは、デジタルの世界と物理的な世界をつなぐ役割を果たすだろう。人と機械の新しい関係を探る旅が始まった。

時代は変わる。

ソニーが家庭用ペットロボット「AIBO(アイボ)」の事業から撤退したのは2006年3月のことだった。以来、家庭用ロボットの市場は停滞していたと言っていい。

それから約8年の時を経てさっそうと登場したのは、孫正義氏率いるソフトバンクグループだった。

2014年6月5日、ソフトバンクモバイルは「感情を持つ」という触れ込みのパーソナルロボット「Pepper」を発表した。

この新しいロボットプラットフォームの登場を歓迎する声は多い。
ロボット技術に詳しいある国内機器メーカーの製品統括者は「家庭用ロボットの本格的な始まりだ」と予見する。

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■「100万円超でもおかしくない」

Pepperは、高さが121cmで重さが28kg、人の顔や腕、胴体を模した機構を持つヒューマノイド型のロボットだ。ソフトバンク傘下のフランスAldebaran Roboticsと共同開発したもので、発売は2015年2月になる。

業界に驚きを与えたのは、19万8000円(税抜き)という価格設定だ。「これまでの常識からすれば、100万円を超える値付けでもおかしくない」(バンダイナムコスタジオ AM開発統括本部 AM第3開発本部 エグゼクティブプランナーの遠山茂樹氏)。

低い価格と高い志――。ソフトバンク 代表取締役社長の孫正義氏はこう表現し、「あくまで事業としてきちんと成り立つように考えていくが、生産台数が少ない当面の間は製造コストが価格を上回る」と説明した。戦略的な価格設定から、普及に向けた本気度が伝わってくる。


■ロボットの存在が当たり前に

Pepperに対して、「人型ロボットは2足歩行であるべきだ」「見た目が日本人にはなじまない」「役に立たないロボットを買う人は少ない」「日本の家に置くには大きい」といった声があるのも事実だ。好みの問題ではあるとはいえ、やはりPepperがすぐに家庭に普及するとは考えにくい。

しかし、約20万円という価格を実現したことにより「少なくともロボットの研究者や開発者にはかなり広がるだろう」と、大阪大学大学院基礎工学研究科教授の石黒浩氏はみている。

店舗やサービス施設などで利用する例も出てくるはずだ。こうしてPepperの販売台数が増えれば、その上で動くアプリケーションソフトウエアを提供する人が増え、それが新しいユーザーを呼び込むことになる。ゲーム機やスマートフォン(スマホ)と同じ考え方だ。

第1弾のPepperが思ったほど売れなくても、各方面から二の矢、三の矢が次々に放たれるはずだ。家庭に置きやすいもの、デザインが異なるものなどが登場するだろう。ロボットのいる生活が当たり前になる時期はそう遠くない。


■クラウドでロボットが進化

冒頭で振り返ったように、家庭用ロボットへの挑戦は今回が初めてではない(図2)。1999年にソニーの家庭用ロボットとして華々しく登場したAIBOは、約7年間でその歴史に幕を下ろした。
三菱重工業は2005年にコミュニケーションロボット「Wakamaru(ワカマル)」を157万5000円(税込み)で一般家庭向けに限定販売したが、販売は中止となった。

Pepperと過去のロボットたちは、可動部の数などの機構でそれほど差異はない。最大の変化は、ネットワークに常時接続できる通信環境と、複雑な処理を任せられるクラウドコンピューティング環境の存在だ。

音声や画像から関連情報を見つける処理などをクラウドに任せられるようになり、ロボットのセンシング能力や表現能力が劇的に向上した。「クラウドや半導体などの要素技術がそろって“心”を実現できる時がきた。共同開発先のAldebaranの技術を活用することで“身体”も用意できる。長年の夢に向かって今こそ挑戦すべきだと考えた」(ソフトバンクの孫氏)。


■AIBO関係者も歓迎

ロボットの活用は、コンピューターと人のインターフェースの進化の歴史に照らしても必然といえる。文字の入力と出力で始まったコンピューターと人のインターフェースは、より分かりやすく、より自然なものになるように進化してきた。

現在は、音声認識や空間認識の技術がスマホやゲーム機などに搭載されている。次への一歩として、環境や人の状態をセンシングし、自ら動いて音声やジェスチャーで表現するロボットを活用するのは自然な流れだ。「RUI(robotic user interface)」とでも言うべきインターフェースである。

おそらく、AIBOの登場は早過ぎたのだろう。ソフトバンクロボティクスでPepperの開発プロジェクトを率いる同社プロダクト本部PMO室室長の林要氏は、「クラウド環境があれば、AIBOのビジネスはもっとうまくいったかもしれない」と分析する。

「率直に言って、うれしい」。かつてAIBOの事業化に携わったある関係者は、ソフトバンクによる家庭用ロボットへの挑戦を歓迎する。「ソフトバンクは今回、家庭用ロボットのビジネスに可能性があることを、現実味を持った形で示したと思う。AIBOでは到達できなかったところに行けるかもしれない」。Pepperへの期待は大きい。


■人とデジタルの間にロボット

近い将来、ロボットは生活の中で、家族の一員として溶け込むことになるだろう。朝、自ら「おはよう」と挨拶してきたり、「傘を持って出かけた方がいいですよ」とアドバイスをくれたりする。そしてある時は、家族の先生になるかもしれない。ダンスを教えたり、身振り・手振りを交えて外国語を教えたりしてくれるだろう。

複数のロボットがつながって「人には見えないSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)」を作ることも考えられる。同じような興味を持つ人を探して、その人の行動を参考にしながら「今日はこんなイベントがあるようです」と教えてくれるといった使い方だ。もちろんこれは、人のプライバシーを侵害しない形でやる必要がある。

人とデジタルデータ、あるいは人とクラウド環境の間にロボットが介在する未来。それがロボットのいる生活だ。人の行動や情動をデジタル化したり、デジタル情報を何らかの表現によって人に伝えたりする役割をロボットが果たす。

この時、ロボットと人のやりとりはより深く、密接なものになる。ロボットに対して信頼感を覚えやすくなる反面、「くどい」「おせっかい」「感覚が合わない」といった悪い印象も与えやすくなる。こうした深いコミュニケーションでは、発する言葉や身振り手振り、対話の“間”などの選び方が大事になる。Pepperが、ロボット時代の新しい快適なインターフェースのあり方を模索する場になりそうだ。



 

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雇われて働くというのは、どんな感じだったの

 戦後、日本でもアメリカでも、個人が会社に忠誠を誓い、会社が個人に安定を保証するという単純な取引が、個人と組織をしっかりと結びつけていました。
なかでもIBMは約50年間にわたって、「完全雇用」を貫き、どんなに業績が悪化しても社員を解雇しないことを約束してきましたが、IBMや他の大企業は、その考え方が時代遅れなことに気づき始めたようです。

「会社は家族と同じだ!」とよく言われますが、典型的な大企業の内部は次のような感じかもしれません。

住宅ローンを抱え、未来の見通しも立てられない夫婦が、ある日、あらためて家の中を見回すと、20歳の子供がリビングルームでポテトチップスを食べながらドラマの再放送を観ていることに気づいた。

そんな息子に対して、「冗談じゃないわ! さっさと家から出ていってちょうだい!」とパパやママが言うと、子供も「ああ、上等じゃないか。前から、こんな家、クソくらえと思っていたよ。」

こうして、個人が会社に忠誠を誓い、会社が個人に安定を保証するという単純な取引は決裂、労働者が一人の人間として自立する、フリーエージェントとしての生活が幕を明けようとしています。

実際、1970年には約50年あった企業の寿命は2008年には10.3年、現在では確実に10年を切っていると言われていますが、それ以上に重要なのはIT革命による世の中の変化の速さです。

ハブスポット社の調査によれば、1983年にアメリカのフォーチュン1000に選ばれた企業は、10年後の1993年にも約800社選ばれていますが、2003年にフォーチュン1000に選ばれた1000社は、10年後の2013年にはたった250社しか残っておらず、インターネット時代に適応できなかった企業はこの10年間でどんどん消えていきました。

それにともなって、職種の寿命もどんどん短くなっていき、マイクロソフトの創業者、ビル・ゲイツ氏はIT業界の変化の速さを「18ヶ月」と述べましたが、10年前、「アプリ開発」という職業を誰も知らなかったように、2025年にはアプリ開発という職業があっとことなど誰も覚えていないかもしれません。

このように変化の速い世の中で、組織にしがみつこうとする人たちを社内に置いていたら、会社ごとなくなってしまうのは時間の問題です。

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インターネットは消える運命にある

 グーグル会長のエリック・シュミットが「World Economic Forum」(世界経済フォーラム、2015年1月21〜24日、スイス・ダヴォスで開催)に登壇。彼が語ったのは、あらゆるものがネットに接続して、ネットを意識しなくなる未来だ。
エリック・シュミットは、ひとたびスイスのダヴォスで開かれた「World Economic Forum」(世界経済フォーラム、WEF)の聴衆の注意を引きつけると、発言の真意は「ネットは消えるというよりは、単に新しい空間を見出して、より押しつけがましくなく、わたしたちのまわりどこにでも存在するようになる」ということだという意図を明確にした。

「わたしたちはネットと接続したあまりにも多くのセンサー、アクセサリーに囲まれて、そのことに気付くのがどんどん難しくなるでしょう」と、シュミットは説明した。

すべてのガジェットがネットにつながっているわたしたちの家の部屋を想像してみよう。
「それらは普通の存在となり、デヴァイスとのやり取りは日常的なものとなるでしょう」。そうシュミット氏は言う。「インターネットは副次的なレヴェルへと移り、高度にパーソナライズされ、高度にインタラクティヴな世界を出現させることになるでしょう」。

インターネットを不要なものだと考える人は、まだ多くいる。それはまるで、携帯電話を持たないことを誇りにしていた20年ほど前と同じようなものだ。しかし、いまや時流は明らかだ。「ネットから断絶することはもう不可能です。政府だって、金融や、通信や、市民がコミュニケーションを取る新しい方法に関して、ネットを無視することはもうできません」。

とはいえ、同じく今年のWEFにおいてはネットの未来に対する別の考察も挙がっている。Facebookの最高執行責任者、シェリル・サンドバーグは、変化はいまのところ氷山の一角に過ぎないが、どんどん大きくなる運命にあることを指摘した。「今日、インターネットへのアクセスを有しているのは世界の人口のわずか40%でしかありません。その割合が50%、そして60%に上がったとき、物事がどれだけ変わることができるかを想像してみましょう」。

「いまやネットのおかげで、あらゆる人が自分が何を考えているかを発言できます。あらゆる人が日々のニュースにコメントし、自身の考えを投稿できる。ネットは人々に声を与えました。これは歴史的に見ても、これまでなかったものです」。

WEFは経済に関するフォーラムであるゆえに、市場で起きつつある新しいテクノロジー革命を分析しつつ、労働問題も考察の対象となった。
「あらゆる人々が雇用の心配をしています。しかし単に、これまでに見られたことのないスピードで変化が起きつつあるからにすぎません」と、サンドバーグは言う。

「しかし、テクノロジーは、テクノロジー関連の雇用のみを生み出しているわけではないことを忘れるべきではありません」。実際にシュミット氏が引用した統計では、「テクノロジー」関連の雇用1つについて、他の経済領域においてさらに5〜7の雇用が生み出されていることを示している。

おそらくそれは、わたしたちがいまだ慣れていないスピード感をもった市場だ。わたしたちはネットに囲まれながら、それを見ることができない世界で暮らすことになる。しかしどちらかといえば、それは恐れる必要のない世界であるように思われる。


創造性は知識と知識を結びつける力によって生み出される

PayPal、テスラモーターズ、SpaceXなどのビッグプロジェクトを次々に生み出し続けるイーロン・マスクのような、一般人とは桁違いに豊かな創造性を発揮する人の脳は一体どのようなメカニズムで働いているのかについて注目が集まっています。そんな中、創造性を生み出すのは、すでにある知識と知識を結びつけることであるという考えがあります。


◆「創造性」とは
漫画家のヒュー・マクラウドさんは、「知識」と「経験」の違いを下の1枚のイラストで説明しています。マクラウドさんによると「知識」がそれぞれ独立した別個の存在であるのに対して、「経験」とはそれぞれが結びついた連携した状態であるとのこと。つまり、物事を単に知っているのが「知識」であり、これらを連携させて利用価値が高まった状態であるのが「経験」というわけで、そこには大きな違いがあるというわけです。もちろん、役に立つのは「知識」そのものではなく「経験」であるのは言うまでもありません。


革新的な製品やサービスを生み出す原動力となる創造性について、ToDoツールExistを開発するHello Codeの共同創業者のベル・ベス・クーパーさんは、マクラウドさんと似た考えを持っています。それは、「創造性とはこれまでに蓄積してきた知識と知識を組み合わせることで新しい価値を生みだす能力である」というもの。偉大な作家や芸術家や科学者にはアイデアを収集する大切さを説く人が多いものですが、蓄積してきたアイデア同士は結びつけられることで新しいアイデアを生み出す原動力である創造性につながっているとクーパーさんは考えています。


◆創造的な著名人の実例
既存の知識と知識を融合することで新しい価値を創造する著名人は多くいます。代表的なのがスティーブ・ジョブズ。彼がAppleに復帰してiPodを生み出したことでAppleの快進撃が始まったのは有名ですが、iPod自体は既存の技術を組み合わせて作られた製品であり、ハードウェアやソフトウェア自体が革新的だったわけではありません。しかし、それぞれの技術を絶妙に連携させることで、「音楽資産を全部携帯できる」という新しい価値を創造した点で、スティーブ・ジョブズが創造性にあふれた人物であったことは紛れもない事実と言えます。


なお、ジョブズはWiredのインタビューにおいて、「創造性とは単に物事を結びつけることです。創造力ある人たちに対して、『どうやって物事を成し遂げたのか?』と尋ねるときは、たいていその人たちは申し訳ない気持ちになるものです」と答えていますが、これはジョブズの持つ創造性が「物と物を結びつける力」によって生み出されていたことを物語っています。


知識と知識を連携させるエキスパートとして有名なのがキュレーションメディア「Brain Pickings」を牽引するマリア・ポポーワさんです。「キュレーションの女王」と呼ばれるポポーワさんは、物事をつなぎ合わせて新しいアイデアを生み出すことを「combinatorial creativity(つなぎ合わせる創造性)」と呼んでいるとのこと。ポポーワさんは、真にクリエイティブになるためには無数の点と点を結びつけていく力が必要だと述べており、創造的な作業とは「レゴのブロックを積み重ねていってお城を作るようなもの」だと表現しています。


創造性の本質を端的に表現しているのが作家で芸術家のオースティン・クレオンさんです。クレオンさんは、「『どのように着想するのですか?』という問いに対して正直なアーティストなら『盗むんです』と答えるでしょう」と述べています。つまり、芸術の世界であっても、まったく新しい物を一から創造するというわけではなく、既存の作品のエッセンスをうまく融合させることで新しい美が生まれるということであり、創造性とは物と物を結びつける行為であるという考えをクレオンさんも採っているのです。

“クレーマー老人”化する高齢者をなくすには

日本では少子高齢化が話題になっておりますが、日本はすでに老人大国です。首都圏・郊外の都内通勤圏には日本の高度成長期やバブル時代に一軒家やマンションを買って住み着いている人々が大勢おります。

かつて子供が溢れていた地域には、かつての熱血サラリーマンや、かつては子育が忙しかった主婦、仕事と家庭をジャグリングしていた職業婦人が大量に住んでいます。同居を嫌がる子供達はとっくに引っ越してしまいました。


世界とは真逆……死と孤独の空気が支配する国

いまや公園やスーパーに溢れるのは、ヤンキー中学生ではなく老人です。

そういう町をフラフラしておりますと、目に入ってくるのは墓石の宣伝、葬儀屋の宣伝、デイケアセンターの宣伝や看板、有料老人ホーム、巨大な介護用品の店、老人に羽毛布団を売りつけている業者の事務所です。

警察署は「オレオレ詐欺に遭わない!」という垂れ幕が占拠しています。親切すぎる市役所が放送する市内放送では「本日も市内でオレオレ詐欺が発生しました」という長閑なメッセージが垂れ流され、スーパーの耳障りなBGMと混じりあって、猥雑な町の景観に寂しさを付け加えています。

かつては賑やかだった新興住宅地やマンションを訪問するのは、子供達や孫達ではなく、腐りかけた果物を売りつけるホストの様な見た目の詐欺業者です。

老人の家の留守番電話には友達や親戚からのお茶のお誘いの代わりに「オレオレ詐欺に注意しましょう」「互助会に入りませんか」というメッセージが残されています。すこし痴呆が入りかかった老人達はその留守電を聞くことができないのですが。

人口が増加しているイギリスの大都市や、観光客や移民や大量にやってくるパリやフランスの大都市、チュニジアの町中、ハンガリーやブルガリアの通り、イスタンブールでは見かけない光景です。

人口が増えている都市では、墓石の代わりに赤ん坊のオムツやジュースの宣伝が溢れ返り、墓地の代わりに保育園が溢れ返り、オレオレ詐欺の注意放送の代わりに子供の騒ぐ声が町のBGMです。介護用品の店の代わりに巨大な育児用品の店があり熾烈な競争が繰り広げられています。

欧州の大都市や、様々な人種の行き交うイスタンブールの様な町で、そういう音に混じって聞こえてくるのは様々な言葉です。杖をついた老人の代わりに、通りを占拠するのは、ブルカを被ってシャネルのサングラスで決めた湾岸諸国の女性、プラダを持った中国人、大きな荷物を抱えた西アフリカの人々、筋肉隆々の若者が運転する自転車タクシー、占い師、焼き栗の行商です。

騒がしくて、雑多で、無秩序で、決まりも礼儀もありませんが、死や孤独な老人とは無縁な空気が支配しています。


リタイヤ後も「競争・指導」する相手を求める老人

この様に、欧州の大都市や、様々な人種の行き交う町と、今の日本の風景が決定的に違うわけですが、その違いをさらに際立たせているのがクレーマー老人の存在です。

日本にはクレーマー老人という人々がおり、社会おける一大勢力、圧力団体と化しています。

彼らは地元や時々出かけて行く都会の店で、自分の孫や子供達ぐらいの年齢の店員に

「おつりの渡し方がなってない」
「お前の店で買ったクーラーを付けていたら熱中症になったから返品したい」
「この試供品をビニール袋一杯にくれ」
「お惣菜のパックに割引シールを貼ってくれ」
「この店の設計が悪いから足をぶつけた。痛いだろう!」
「サービスがなってない」

と怒り散らしています。

週末も出勤で、毎日夜9時まで残業しているあなたは、毎日やってくるクレーマー老人の対応で疲弊し、抗鬱剤が手放せません。マトモに対応しても、これは規則でこうなっていると説明しても、クレーマー老人達にはあなたの悲痛な叫びは通じないのです。

派遣社員のあなたは、鬱を理由に休むことも、病院に行くこともままなりません。国民年金はもらえそうにないし、健康保険料は年々上がっています。バス代と電車代も値上げだし、お昼の楽しみだった牛丼だってとうとう値上げです。

しかし、昨夜炊飯器の件で2時間文句を言っていた老人は、企業年金と厚生年金の受領額が、あなたの給料の2倍だということを、会話の節々から知ってしまいました。2時間絞られた後に、トイレで男泣きしましたが、どんなに泣いても、来年度の契約更新がどうなるかはわからないし、新しいスキルを付ける時間もお金も、今の自分にはないのです。

親は最近ゴミの出し方も留守番電話の聞き方も分からなくなってしまった様ですが、ゲームの中のあの娘は親の面倒を一緒に見てくれるわけではないのです。

人口の増えている欧州の町にはこういうクレーマー老人はおらず、トイレで男泣きしなくてはならない派遣社員もいません。なぜなのでしょうか? それは老人の絶対数が多いというのが第一の理由ですが、もうひとつ日本の老人達があまりも急激な生活の変化に耐えられず、自分の怒りをどこに持っていていいのかわからないからです。

クレーマー老人と化した人々はかつて猛烈サラリーマンであり、子供の教育に命をかけていた主婦でした。同世代の人々は多く、常に競争を強いられ、良い家、良い車、良い食事、良い服を追いかけ、新しい車や海外旅行のことを近所と張り合っていました。

当時の日本はアジアいちの豊かな国であり、誰もがもっと豊かになると信じていたのでした。そんな空気の中で、彼らは社会の強者で、頑張れば欲しいものが手に入り、豊かな中で社会を動かすのは自分達だと言う自負がありました。

しかし退職した途端に役割がなくなってしまった老人達は、自分が何であるかを見失っています。仕事や子供の教育が人生の中心であり、それが自分の自尊心を支えていたからです。

指導する対象、競争する対象、話す対象が欲しい彼らは、派遣社員のあなたに怒りをぶつけます。かつて部下や子供を怒鳴り散らして指導していた様に。

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忙しい世界トップリーダーたちがしているたった一つのこと

疑いなく、世界のトップクラスの人たちの毎日は極めて忙しい。
特にビジネスや、社会、経済、時代の最先端を走りながら、多くの価値を生み出し続けるリーダーたちなら尚更だ。

彼らに課されるのは単に成果を生み出すことだけではない。常に、人々の期待を上回る驚きと感動、そしてイノベーションをも成果と共に提供し続けなければならない。
限られた時間の中で、最大のパフォーマンスを打ち出す。
このために出来ることは少なくない。
自身に良質のインプットを継続的に課す。不確実性や先の見通せない中でリスクを取れる分析力と勇気を持つ。逆境に耐え得る力、そして窮地においても人々にビジョンを示し、先導出来る強さを身に着ける―。
精神力だけでない、彼らには肉体的な強靭さも求められる。

間違いなく、彼らは「超人」である。
少なくとも、凡人の私達には「超人」に見える。

私はそんな超人たちにお会いする度に伺ってみた。
「あなたたちを超人たらしめているものは何なのか」、と。

彼らの答えは一つだった。
それは、エクササイズやトレーニング、ましてや、成功願望や、地位や名誉、権威欲でも金の力でもない。
「瞑想」、である。

瞑想といえば、日本の経営者に絶大な影響を与えた思想家で実業家の中村天風、ソニー創業者の一人、井深大や、松下幸之助が生活の一部として取り入れていたことでも有名だ。

日本において、「瞑想」は仏教の思想を強く受けている。
仏教においての瞑想は、「止観」とも呼ばれ、文字通り「止」は心を静めること、そして、「観」は観察することを指す。
心の乱れを整えることによって煩悩から解放され、物や心を観察し、その本質を見極める智慧を磨く。
この作業が瞑想と説かれる。
また、いまや海外のトップリーダーにおいても瞑想を生活に取り入れる者は少なくない。
今は亡きスティーブ・ジョブズも毎朝瞑想をし、心を整え、アイディアの源にしていたという。また、世界で最も影響力のある100人の一人に選ばれたアリアナ・ハフィントンもサードメトリック(The Third Metric)の中で瞑想の重要性について触れている。
個人だけではない。いまやGoogleやIntelなどの大手企業などでも研修として採用されているほどだ。

何故いま「瞑想」なのか。

そもそも瞑想には集中力を高めたり、記憶力を向上させたり、頭が整理されたりする効果があると指摘されている。
情報過多、複雑化する社会の中で、物事の解決処理を担うトップリーダーたちにとって、論理的思考の限界を感じることもままあるだろう。
その先にある見地・境地が「直感」であり、その内なる声を引き出すのが「瞑想」であるのではないか。

しかし、瞑想というと、つい難しいものと構えてしまう。
だが、彼らは皆、瞑想をもっと気楽に考えればいいという。

実際、先人たちの瞑想への考え方・取り組み方も異なる。
先に挙げた松下幸之助は、毎日2回以上、万物を存在せしめる宇宙根源の力への感謝をこめて瞑想していたという。
中村天風は、瞑想を「何も考えない、何も思っていない」心の状態を感得する方法だといい、黒い丸い点やローソクの灯を凝視し、集中力を得ることで瞑想に入るコツを説いている。
一方、この瞑想を科学的に見ていたのは、ソニー創業者の井深大だ。後に瞑想の研究所も立ち上げている。人々の潜在意識がどう成功につながるのかを研究させていたという。

すなわち、瞑想は一様ではない。
場所も時間も決めなくていい。座禅を組む必要もない、座ることさえしなくてもいい。あなたの好きな時に、好きなようにやればいいとトップリーダーたちはいう。瞑想時間も思うまま、感じるに任せてやればいいと。だから、3分でも1分でもいい。ただ、呼吸を整えてみればいいのだと。呼吸に意識を向けることで、緊張が解け、心の乱れが整っていくのがわかるから、という。

時に、瞑想は万能なパワーチャージのように語られるが、彼らはそれも違うという。
瞑想は、この現代社会を生きていく上で、誰にでも簡単にできる「精神」と「身体」のデトックス法だ。

誰もが持っているその「才能」や「潜在性」は社会通念や規則、環境や固定概念、社会秩序や習慣といったノイズによって見失われがちだ。
だからこそ、世界のトップリーダーたちは、そのノイズを取り払うため、真の自分に向き合うため、自分の底力を引き出すために瞑想を使う。

誰もが自身の才能を持ち合わせているならば、それを存分に引き出したい。
その手段として瞑想が有効だとトップリーダーたちが証明するのなら、それを使わない手はないのではないか。

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