人生という名の遊び場で、いま、ここを活かされ、すてきに活きる

時代の本質をとらえた、心に残るすてきなメッセージ[構想、視点、こころ]と、新たな気付きをあなたに届けます。みずみずしく、活き活きとした、すてきな旬(ときめき)を一緒に探しにいきましょう。      ◆◇たきがみ博士が選ぶ”すてきなメッセージ”のおすそわけ◇◆

2017/05




人生の目標                         倉本圭造

ジョン・F・ケネディがNASA宇宙センターを訪れた時のエピソードで僕の大好きなものがあります。ホウキを持ってる門番にケネディが何をしてるのかと訪ねたら彼はこう答えました。「大統領、私は人類を月に送る手伝いをしているのです」。

「目的」というのは、僕ら一人ひとりが、小さな自分以上の何かの一部だと感じられる感覚のことです。自分が必要とされ、そしてより良い未来のために日々頑張っていると感じられる感覚のことなのです。「目的」こそが本当の幸福感をつくるものなのです。

誰もそれを始めたときは知らないんです。アイデアはいきなり完成形でやってきたりしない。それについて取り組んでいるうちにだんだんクリアになってくるんです。とにかくまずは始めなくては。

これからは、GDPのような経済的指標だけでなく、どれだけ多くの人間が、意味のあると感じられる人生を送れているか・・といった指標で社会の進歩を測っていくべきです。だれもが自分の新しい挑戦ができる余地が与えられるような、ユニバーサルベーシック・インカムのような制度が検討されるべきだ。

「正しいことだからやるんじゃなくて、自分の可能性を追求できずにいる人が一人でもいたらそれは社会の損失だし、その人がそれを実現できたら社会全員が助かるからこそやるんだ」


ここに立てて嬉しいです。こんな土砂降りの中集まってくれて皆さんありがとう!ファウスト大学総長、監督委員会のみなさま、教授陣、卒業生、友人たち、そして誇らしく思っているご両親、顧問委員会のみなさま、そして、”世界で最も偉大な大学の卒業生”のみなさん!

私は今日ここにいられることを誇りに思っています。なぜって、あなたがたは僕ができなかったことを成し遂げた(中退したザッカーバーグと違って卒業したこと)んですからね!・・・このスピーチをちゃんとやりとげたなら、これがハーバードで僕がちゃんと最後までやりとげた最初の何かってことになるでしょう。

2017年クラスの皆さん、おめでとうございます!

僕はちょっと珍しいスピーカーかもしれません。いや中退したってことだけじゃなくて、僕は皆さんとだいたい同じ世代の人間ですからね。僕とみなさんは、10年も離れていない時期に同じこのキャンパスを歩き、同じ概念を学び、同じEC10の講義で居眠りした仲というわけです。

確かに違う経路を辿ってここまで来ました。もしあなたが、遠路はるばるthe Quadエリアから歩いて来た人だったりすると特にね。しかし、今日僕は「同じ僕らの世代」から学んだことについて、そして僕らが一緒に作っていくべき未来についてお話するつもりです。

でもその前に、ここ数日の出来事は色んなことを思い出させてくれました。

みなさんの中でどれくらいの人が、ハーバードからの合格通知のEメールを受け取った時にまさにどこで何をしていたか覚えていますか?

僕は、テレビゲームのシヴィライゼーションをやってて、階段を降りていくと、父親に会ったんですが、どういうことか彼がやったことは、僕がEメールを開くところをビデオに撮ることでした。そんなことして落ちてたらどうするつもりだったんでしょうね。

誓って言いますが、ハーバードに入ったことは両親が僕について最も誇りに思っていることだと思います。ほら、ウチの母親が頷いてます。

ハーバードでの最初の講義についてはどうでしょう?僕の場合は素晴らしいハリー・ルイス教授によるコンピュータ・サイエンス121のクラスで、遅れて大急ぎだったのでTシャツを逆に着ていて、背中のタグが前にあるのにも気づいてませんでした。

それで、なんで周りの人たちは僕に話しかけてくれないのかな?と不思議に思っていたんですが、KX・ジンってヤツが唯一僕に教えてくれて、おかげでちゃんと”問題は解決”できました。今彼はフェイスブック社の重要な部分を担ってくれています。

そう、だからね2017年卒のみなさん、周りの人には優しくしておいたほうがいいよ。

しかし、僕のハーバードでの最高の思い出は、プリシラ(・チャン。ザッカーバーグの奥さん)に会ったことです。

その時僕はちょうどイタズラで作ったウェブサイトのフェイスマッシュを立ち上げたところでした。そのイタズラについて、大学の顧問委員会が僕に”会いたい”と言って来て・・・まわりのみんなが僕はもう大学を追い出されると思っていました。私の両親なんかは僕の荷造りを手伝いにわざわざやってきたぐらいで。友人たちはサヨナラパーティを開いてくれたりしました。幸運なことに、プリシラはそのパーティに友達と来ていたんです。僕とプリシラはPfoho Belltower寮のバスルームで出会いました。そこでこれ以上ないくらいロマンティックな台詞を僕は言ったんです。

「ここ数日中に大学を追い出されちゃうからさ、できるだけはやくデートしよう」

みんな、この台詞、使っていいよ。

ともあれその時は退学にはならなかったんですが・・・まあ結局はあとで自分から退学することになったんだけど!

そしてプリシラと僕はつきあいはじめました。そう、あの映画”ソーシャルネットワーク”ではフェイスマッシュはフェイスブックを作る上で物凄く重要なステップだったように描かれてたけど、実際はそうでもなかったんですよ。でも、フェイスマッシュを作ってなかったらプリシラには出会えてなかっただろうと思います。そして彼女は僕の人生で最も大事な人だ。つまり、フェイスマッシュは僕がハーバードで作ったものの中でもっとも重要だったと言ってもいいかもしれないね。

私たちは、この大学で、一生モノの友達を得ます。そしてその中には家族となる者もいるでしょう。だから僕はこの場所に感謝してるんです。ハーバード、ありがとう。


さて。

今日、僕は「目的」について話します。しかし「あなたの人生の目的を見つけなさい的なよくある卒業式スピーチ」をしたいわけではありません。僕らはミレニアル世代なんだから、そんなことは本能的にやっているはずです。だからそうじゃなくて、今日僕が話したいことは、「自分の人生の目標を見つけるだけでは不十分だ」という話をします。僕らの世代にとっての課題は、「”誰もが”目的感を人生の中で持てる世界を創り出すこと」なのです。

ジョン・F・ケネディがNASA宇宙センターを訪れた時のエピソードで僕の大好きなものがあります。ホウキを持ってる門番にケネディが何をしてるのかと訪ねたら彼はこう答えました。「大統領、私は人類を月に送る手伝いをしているのです」。

「目的」というのは、僕ら一人ひとりが、小さな自分以上の何かの一部だと感じられる感覚のことです。自分が必要とされ、そしてより良い未来のために日々頑張っていると感じられる感覚のことなのです。「目的」こそが本当の幸福感をつくるものなのです。

あなたがたは、このことが特に重要な時代に生きています。僕らの両親が卒業した時には、「目的感」は仕事や、教会や、コミュニティがたしかに与えてくれました。しかし今は、テクノロジーと自動化技術が沢山の仕事を消し去っていっています。コミュニティへの所属感も消えてきている。多くの人が取り残され、抑圧されていると感じ、その空白感をなんとか埋めたいとあがいている。

私は色々と旅をする中で、少年院や薬物中毒者の子供達の隣に座って、彼らが「もし自分の人生に何かするべきことがあったなら、学校帰りにどこかでとか・・・そしたらもっと違う人生になっていたかも」と語るのを聞きました。また、もう慣れ親しんだ仕事は戻ってこないということを理解して、次の居場所を探している工場労働者の人たちとも出会いました。

この社会を前に進めること、それが僕ら世代の課題です。新しい仕事を作るだけじゃなくて、あたらしい「目的感」をも作り出さなくちゃいけない。

カークランド寮の自室でフェイスブックを立ち上げた夜のことを思い出します。Noch’s ピザ・レストランに友達のKXと一緒に行きました。僕はこう言ったことを覚えています。「今日僕がハーバードのコミュニティを繋いだってことには凄い興奮してるけど、でもそのうち誰かが世界中の人を繋ぐだろう」。

ここで重要なことは、「自分じゃないかもしれないが、誰かがやるだろう」というこの感じです。僕らはただの大学生のガキで、業界のことは何も知らなかった。大きなリソースのある色んなデカイIT企業がいくつもあってそれぞれが色々やってる。そのうちのどこかがやるだろうと思った。しかしこのことだけは物凄く確かにわかっていたんです・・・”人々は繋がりたがってる”ということだけは。だから僕らは毎日やることをやって前に進むだけなんです。

あなたがたの多くにも、似たような話があるはずです。「誰かが起こすであろう”ある変化”」があって、そのことが自分には明確に見えているという感じが。

しかし「誰か」がやるんじゃないんです。”あなたが”やるんです。

ただ、自分の人生の目標をそこで見つけるだけでは十分ではありません。あなたは、誰か他の人にもその「人生の目標」が持てるようにしてあげなくてはいけない。

それはとても大変なことでした。

実際、僕の望みは大きな会社を作るってことじゃなくて、社会にインパクトを与えることなんです。しかし、初期から一緒にやってくれてる人たちはそのことを当然わかってくれていると思っていたので一々説明はしませんでした。

でも数年たって、ある大きな会社が僕らを買いたいと言ってきた。僕は売りたくなかった。僕はもっと多くの人を繋げたいということだけを考えていた。その時は初期の「ニュースフィード機能」を作っていたところでした。そしてこの機能を公開できたら、人々が世界を知る方法を変えることができるだろうと思っていた。

でも、初期メンバーのほとんど全員が売りたがっていました。「より大きな目的感」がないなら、会社を売り抜けることはスタートアップの夢そのものだからです。このことで会社は分裂してしまいました。ある激論の後で、ある顧問が僕に「もし今売らなかったら、一生後悔するぞ」とまで言いました。人間関係はズタズタになり、一年ほどで経営陣チームの全員が会社を去りました。

その時が、フェイスブックを経営していて一番大変な時期でした。僕は自分たちがやっていることの価値を信じていたけど、でも孤独でした。しかも悪いことに、それは僕の過ちでした。間違ってたってだけならどんなにいいか。詐欺師で、22歳の世の中がどう動いているかがわかっていないガキでした。

そして今、何年もたって、私は、それは「より大きな目的意識」がない時に起きる自然なことなんだということがわかりました。そういう「目的感」を作れるかどうかは自分たち次第なんです。それがあればみんな一緒に前に進んでいくことができる。

今日、僕は世界に「目的感」を持ってもらうための3つの方法についてお話します。

その1・一緒に大きくて意味のあるプロジェクトについて語ること
その2・”平等性”を再定義して誰もがその目的に参加する自由を持てるようにすること
その3・世界規模のコミュニティを創り出すこと

です。

まず、「大きくて意味のあるプロジェクト」についてお話しましょう。

僕らの世代は、数千、数百万の仕事が自動運転車や自動トラックのような自動化技術によって置き換えられていく事態に対処しなくてはいけません。しかし、私たちはもっとそれ以上のことができるはずなのです。

どんな世代にも、その世代を特徴づける課題があります。30万人以上の人が、一人の人間を月に送るために働きました・・・門番さんも含めてね。百万人以上のボランティアの手によってポリオへの免疫を子供たちに獲得させることができた。百万人以上の人がフーバーダムを作った・・・などなど。

これらのプロジェクトは、その仕事をやった人たちに生きる目的を与えただけではありません。国全体に、「俺達は偉大なことができるんだ」というプライドを与えたのです。

次は僕ら世代の番です。あなたは「ダムの作り方なんて知らないし、百万人を動員する方法なんてわかんないよ」って思ってるでしょう?

しかし、秘訣をお教えしましょう。誰もそれを始めたときは知らないんです。アイデアはいきなり完成形でやってきたりしない。それについて取り組んでいるうちにだんだんクリアになってくるんです。とにかくまずは始めなくては。人と人を繋ぐ方法を最初から全部わかってたら、僕はフェイスブックを始めなかったでしょう。

映画やポップカルチャーは、ここのところがわかってません。「そうかわかったぞ!(エウレカ!)」と叫ぶ奇跡の一瞬があるというのはキケンな嘘です。自分にはそんな瞬間なかったぞ・・・と居心地の悪い思いをさせてきます。その嘘によって、「将来大きくなるはずのアイデアのタネ」を持っている人がとにかくそれを始めることを辞めてしまうかもしれない。あ、そうそう、イノベーションについて映画が間違ってることがもう1つあった・・・「誰も数学の方程式を窓ガラスに書いたりしません」。

理想主義的であること自体は良いんです。しかし、誤解しないようにしなくてはいけません。大きな目標に向かっているすべての人は狂人扱いされます。たとえ最後には正しかったとわかる場合でもね。複雑すぎる課題に向かっているすべての人が、その人が自分がやってることをちゃんと理解してないとか言って責められます。事前に全部わかってるなんてことが全く不可能な場合であってもです。

イニシアティブを取るすべての人が、急ぎすぎだと非難されます。いつだってもっとゆっくりさせたい人たちがいるからです。

僕らの社会では、あまりにミスを恐れるあまり、もし何もせずにいたらそもそも全てがダメになってしまうということを忘れてしまって、結局何もせずにいてしまうことがよくあります。そりゃ何をやっていても、それなりに未来に結果は出ますが、しかしだからといって、僕らが「それを始める」ことを辞めてはいけません。

じゃあ僕らは何を待ってるんですか?「僕らの世代の課題」に取り組むべき時です。数百万人の人々をソーラーパネルの製造と設置に巻き込んで、気候変動問題を止めるというのはどうでしょう?すべての病気についてボランティアを募って彼らのヘルスデータと遺伝子データを集めるというのは?今日僕らは病気になる前に診断して対処するよりも50倍以上もの費用をかけて治療をしています。そんなことは馬鹿げていますね。なんとかしましょう。

オンラインで投票できるようにして民主主義を現代化するというのは?あるいは教育を個人化してすべての人が学べるようにするのは?

これらの課題はもうすぐ手が届くところにあります。すべての人に役割を与えるプロセスの中で、キッチリ全部実現させてしまいましょう。ただ「進歩」を実現するためだけでなく、多くの人のための「目的」を創り出すために。


さて、「大きくて意味のあるプロジェクト」の話が、あらゆる人が人生に目的を持てる世界を作るための一つ目だったとして、二つ目は、”平等性”を再定義して誰もがその目的に参加する自由を持てるようにすること・・・です。

僕らの両親の世代の多くの人は、そのキャリア全体において安定した仕事がありました。しかし今はすべての人が”起業家的”です。何かスタートアップをやってる人にしろ、組織にポジションを得てる人にしてもね。それは凄いことです。僕らの社会の起業家精神は、これだけの進歩を作り出した方法そのものですから。

起業家文化は、多くの新しいアイデアを簡単に試せるようになっている時に栄えます。フェイスブックは僕が最初に作ったプロジェクトではありません。僕はゲームも作ったし、チャットシステムも作ったし、スタディツールも、音楽プレイヤーも作りました。こういうのは僕だけの話じゃないです。JKローリングはハリーポッターを出版できるまでに12回も断られました。ビヨンセですら!”Halo”を作るまでに何百曲と作ったんです。大きな成功は「失敗する自由」によって生まれます。

しかし今日、僕らの社会はどんな人にとっても問題であるほどの富の格差問題を抱えています。もし”ある人”がそのアイデアを実行に移す自由がなかったら、それは”僕ら全員にとっての”損失です。

今の僕らの社会は既に実現した成功に報いることを過剰に評価しすぎる一方、あらゆる人が十分にチャレンジできる余地を与えることはできていません。

そのことを直視しましょう。僕がこのキャンパスを去って10年以内に何十億ドルと稼げた一方で、何百万もの学生がその学資ローンの支払いにも困っていて、小さく彼らのビジネスを始めることすらできていていない。そんな社会は、どこかが間違っている。

僕は色んな起業家を見てきて、その仕事じゃあ十分稼げないから辞めたっていう人は一人も知りません。しかし、それが失敗した時に致命的なことにならないようにする緩衝材としての経済的余裕がないために夢を追うこと自体をそもそも諦めてしまう人は沢山見てきました。

良いアイデアと、ハードワークがあれば必ず成功するわけではないことはみんな知っています。それだけじゃなくて運も必要です。もし僕がコードを書くかわりに家族を支えなくてはならなかったら、そしてもしフェイスブックがうまくいかなくっても死ぬわけじゃないってことがわかってなかったら、今日僕はここにいないでしょう。実際の話、今ここにいる人はそれだけで既に相当ラッキーな生い立ちなのです。

すべての世代が、「平等」という言葉の定義を押し広げてきました。上の世代は、投票権と公民権について戦った。それらはニューディール政策とグレイトソサエティ政策に結実しました。今、僕らの世代が僕らの世代の新しい社会契約を結ぶべき時なのです。

これからは、GDPのような経済的指標だけでなく、どれだけ多くの人間が、意味のあると感じられる人生を送れているか・・といった指標で社会の進歩を測っていくべきです。だれもが自分の新しい挑戦ができる余地が与えられるような、ユニバーサルベーシック・インカムのような制度が検討されるべきだ。

一生のキャリアの中で働く会社を何度も変えなくてはいけない時代だから、1つの会社に紐付けられていない形の、多くの人にとって手の届く育児とヘルスケアの仕組みが必要です。

誰しもがミスをします。だからこそ僕らには失敗者が身動きできなくなったり、汚名を着せられて社会的に抹殺されたりしない社会が必要です。そしてテクノロジーが変化し続ける時代ですから、若い頃に一度だけの教育でなく生涯に渡って変わり続ける教育にもっとフォーカスした仕組みが必要です。

そして、そう、あらゆる人にその目的を追う自由を与えることはタダではできません。僕のような人間がそのコストを支払わなくてはならない。そしてあなたがたの多くも、そうすべきだし、実際にすることになるでしょう。

だからプリシラと僕は、チャン・ザッカーバーグ・イニシアティブを始めて、僕らの財産を機会均等の推進のために使っています。これが僕らの世代の価値観です。僕らはこれをやるかどうかについては、一度も疑ったことがありません。問題は”いつ”やるかだけでした。

ミレニアル世代は、最もチャリティに前向きな世代の1つです。1年の間に、4人中3人のミレニアル世代が何らかの寄付をし、10人中7人が何らかのチャリティ基金を呼びかけています。

しかし問題はお金のことだけではないのです。時間のこともある。週に1時間か2時間あれば、誰かに手を差し伸べることはできます。その人がその人の潜在的可能性に到達できる手助けができるのです。

そんなに時間取れないよ・・・と思うかもしれない。プリシラがハーバードを卒業した後彼女は教師になりました。そして彼女と教育関係の仕事を始める前に、彼女は僕に一度クラスを持ってみるべきだと言いました。僕は文句を言いましたよ・・・いや、っていうかね、僕も結構忙しいんだよ。この会社経営してるんだし・・・ってね。

でも彼女がどうしてもというので、地元の少年少女クラブでの中学生の起業についてのクラスを教えました。

僕はそこで製品開発やマーケティングについて教えて、彼らは僕に、自分の人種が社会から目の敵にされることや家族の一員が刑務所にいるってことがどういう感じなのかを教えてくれました。

僕は自分の学校時代のことを話しました。そして彼らも、いつか大学に行ってみたいという希望について語ってくれました。それから5年たちますが、僕は彼らと毎月食事をしています。彼らのうちの一人は、僕とプリシラにとってのはじめてのベイビーシャワーパーティを開いてくれました。そして次の年、彼らは大学へ行きました。一人残らず全員がです。彼らの家族でははじめてのことです。

僕らは誰しも、誰かに手を差し伸べる時間を作れます。すべての人に、自分の目的を追える自由を与えましょう。それはそうすることが正しいことだからというだけではありません。そうすることで、より多くの人がそれぞれの目的を追求できたら、僕らの社会全体がよくなるから、そのためにやるのです。それが理由なんです。


さて、目的感は仕事からのみ来るものではありません。3つめの話は、コミュニティを作ることでみんなに「目的感」を与えることができるという方法です。そして僕らミレニアル世代が「everyone」という時、それは「(アメリカ国内だけでなく)世界中のみんな」のことです。

外国から来た人、手を上げてもらえますか?じゃあ、彼らと友達になっている人はどれだけいますか?・・・この通り僕らは「繋がっている時代」に育ってきたんです。

ミレニアル世代に、自分たちのアイデンティティを問うと、最も多い回答は「国籍」ではなく宗教でもなく民族でもなく、「世界市民」だという調査結果があるそうです。これは凄いことだ。

すべての世代が、「ぼくたち・わたしたち」という概念を押し広げてきました。僕らにとっては、ついにそれが世界中に広がることを目指しているわけです。

人類の歴史は、小さい集団からより大きな集団へ、部族から都市へ、そして国へ・・・と多くの人間が寄り集まり、協力しあうことで今までできなかったことを可能にしてきた物語であることを、僕たちは知っています。

そしてその最も大きなチャレンジが、今まさにグローバルに展開していて、僕らはまさに貧困や病気を終わらせることができる世代でもあるのです。そのためには世界中からの協力を得ることも必要です。気候変動問題や世界的な感染症の拡散問題について、どの国も一国だけで対処はできません。今目前にある問題は、都市単位や国単位でなく、グローバルコミュニティレベルでの協力関係が必要な課題なのです。

しかし、僕らは不安定な時代に生きています。世界中にグローバリズムに取り残されたと感じている人たちがいる。もし自分が暮らしているホームグラウンドで自分たちがちゃんと良く生きられていると感じていない時、世界のどこか他の場所の人たちのことまで考えるのは難しいです。そういう時には内向き志向の圧力が高まります。

これは僕らの時代の課題です。自由と開かれたグローバルコミュニティと、権威主義や孤立主義、そして国家主義との争い。知と交易、移住する人の流れを促進していく力と、それをスローダウンさせようとする力とのぶつかりあい。これは国同士の争いではなく、考え方同士の争いなのです。どんな国にもグローバルな繋がりに賛同する人がいるし、またそれに反対する「良い人たち」もいます。

これは国連で何か決めたりできるような問題ではありません。もっとローカルなレベルで起きていることです。もし十分な数の人間が自分自身の人生に目的と安定を感じて生きられているとしたら、その時人類は「他の地域の人たちの問題」についてケアしあうことも可能になるのです。

だからこそ最善の対処法は、今ここで、ローカルなコミュニティを立て直すことなのです。

人間は人生の意味をコミュニティから得ています。エリオットハウスの人?ハーバードロー?そりゃあなたたちは自分たちがトップだって感じられるでしょうね。母親たちは?

それがどんなものでも家だったり、スポーツチームだったり、教会だったりアカペラグループだったり、それらは自分がより大きな何かの一員であることを、そして一人じゃないってことを教えてくれます。それによって僕らは自分の可能性を押し広げる強さを得ることができる。

だからこそ、この10年であらゆる社会グループが4分の1も減少したことが致命的なことなのです。世界にはそれ以外のところで何とか人生の目的を見出さなくてはいけない人たちで溢れている。

しかし、人間はもう一度コミュニティを立て直すことができるし、多くの人はすでにそうしています。

僕はアグネス・イゴイェに出会いました。今日の卒業生です。アグネス、どこにいます?アグネスは子供時代を、ウガンダの紛争地帯で人身売買を誘導することで暮らしていました。そして今彼女は、ローカルコミュニティの安定に寄与する数千もの法律家のトレーニングをしています。

また、ケイア・オークリーとニハ・ジェインにも会いました。二人も今日の卒業生です。ほら、立って。ケイアとニハは慢性病に苦しんでいる人たちの、コミュニティ内部での助け合いの関係を繋ぐ非営利団体を立ち上げました。

そしてデイヴィッド・ラズ・アザール、ケネディスクール(政策大学院)を今日卒業した・・にも会いました。ほら、デイヴィッド、立って!彼は元市議会議員で、メキシコシティをラテンアメリカで最初の「婚姻の平等」を実現した都市に・・・サンフランシスコよりもはやく!導きました。

そしてこれは僕の物語でもあります。寮の部屋のある学生が、まずある1つのコミュニティを繋ぎ、そしてそれが世界中に広がっていったのです。

変化はローカルに始まります。グローバルな変化も最初は小さく始まる。僕らのような、僕らの世代において、もっと多くの人を繋ぐことができるかどうか、僕らの最大の課題が実現できるかどうかは、全てこのことにかかっているんです・・・あなたがコミュニティを創り出し、そしてありとあらゆる人が、自分の人生に目的感を感じられる世界を創り出すことができるかどうかにね。


2017年クラスのみなさん、あなたがたは、「目的」を必要としている世界へと飛び込んでいきます。それが創り出せるかどうかはあなた方次第なんです。

そんなこと本当にできるかなあ!?って思っていますか?

僕が少年少女クラブで教えたクラスの話を思い出して下さい。ある日授業の後で、僕は彼らに大学の話をしました。そして彼らのうち最も優秀な一人が手を上げて、自分は不法移民だから大学に行けるかどうかわからないと言いました。彼が大学に行けるかどうか彼にはわからなかった。

去年僕は彼を誕生日に朝食に誘いました。何かプレゼントをあげたかったので何がいいか聞きました。そしたら彼は苦労している学生たちのことを話し始め、社会正義に関する本が欲しいかな・・・と言ったんです。

僕はびっくりました。彼は人生についてシニカルになってしまっても当然な状況にいるんですよ。国が自宅に電話かけてきて、彼の大学への夢を断ってしまうかもしれない状況にいる。でも彼は自分を悲観したりしません。彼は自分のことを考えてすらいない。より大きな目的感の中で生きていて、人々を巻き込んで行くのでしょう。

彼の未来を危険にさらすことになるのでここで彼の名前すら言うわけにはいかないような社会状況ではありますが、しかしもしある高校の上級生が、その人の分社会を前に進める未来がわからずにいるなら、他の僕ら全員がそれを代替していく責任を負うことになるのではないでしょうか!?

このゲートを出て来る前に、メモリアルチャーチの前で、僕はミ・シャベイラの祈りを思い出していました。それは僕が困難に直面した時にいつも唱える祈りです。自分の娘をベッドに連れていく時に彼女の未来を思っていつも歌っている祈りです。それはこう続きます。

「私たちに先立つ者たちに祝福を与えてきた力の源よ、私たち自身の人生に祝福を与える勇気を見いだせるよう助けてください。」

みなさんがそれぞれの人生を祝福する方法を見いだせることを願っています。

2017年クラスの皆さん、おめでとうございます!グッドラック!


 ある映画のラストシーン。
 65歳で人生の終りを迎えた主人公が、
 家族や友人たちを前に、呟きます。


  この人生も、振り返れば、一瞬であった。


 人生のはかなさに対する、こうした感懐は、
 映画だけでなく、文学や手記においても、
 多くの人々によって語られています。

 我々の人生は、長くとも、100年。
 地球の歴史は46億年。
 宇宙の歴史は137億年。

 その悠久の時間から見るとき、
 文字通り、それは、
 「一瞬」と呼ぶべき時間。

 しかし、そのことを思うとき、
 我々は、一つの真実に気がつきます。


  この悠久の時間の流れの中で、そして、
  この壮大な宇宙の片隅で、
  一人の人間が、一人の人間と出会うとき、

  それは、その「一瞬」と「一瞬」が重なる

  「奇跡の一瞬」。


 そのことに気がつくのです。

 そして、そのとき、我々は、
 初めて、知るのです。


  「縁」


 その言葉の、
 本当の意味を、知るのです。



 田坂広志


朝生まれたカゲロウは日暮を待って死に、
夏を生きるセミは春も秋も知らないで死ぬ。

考えてみると、
日々を過ごすことができるということさえも、
実にゆったりとしたことだと思えてくる。

命が足りない、
命が惜しくて死にたくないなどと思っていれば、
たとえ千年生きていても、
人生はたった一夜の夢と変わらない儚い気持ちがするだろう。


 

「所得が増えるほど、なぜか生活の小さな他の楽しみを味わう能力が減ってくる」ことについてお話しました。

外的(物理的)なお金の増加は金額という客観的な数値(購買力)で測ることができますが、それは誰にとっても内的(実感的)に同じ感じ方(金銭感覚)であるわけではなく、保有する資産が大きくなれば小さなお金の増加をうれしいと思うことはないということです。

そして、この感覚量(主観的幸福)は「刺激強度の対数」に比例するというお話もしました。

つまり、所得1000万円の人が所得1億円になったときに感じる感覚量のインパクトを、所得1億円の人が感じようとすると所得10億円になる必要があるのです。所得が低い間は、「1単位分」の感覚量は少しの所得増加で簡単に上がっていきますが、所得が高くなると1単位分の感覚量の増加には膨大な収入の増加が必要になってきます。

とすると、幸福感を得るためにどこまでも所得の増加を求めていくというのは、幸福を求めるやり方としては適切とはいえません。

吉田兼好『徒然草』にみる、命の体感時間
今回は、感覚量は「刺激強度の対数」に比例するというウェーバー=フェヒナーの法則の一例として、命の体感時間を見てみます。

命の体感時間を考える上で、かっこうのテキストがあります。

吉田兼好の『徒然草』(鎌倉時代末期のまとめられたとの説が有力)の「第七段」に次のような一文があります。

「かげろふの夕べを待ち、夏の蝉の春秋を知らぬもあるぞかし。つくづくと一年をくらすほどだにも、こよなうのどけしや。あかず惜しと思はば、千年を過ぐすとも、一夜の夢のここちこそせめ」

文献を参考に自分なりに意訳すると、こうなります。

朝生まれたカゲロウは日暮を待って死に、夏を生きるセミは春も秋も知らないで死ぬ。考えてみると、日々を過ごすことができるということさえも、実にゆったりとしたことだと思えてくる。命が足りない、命が惜しくて死にたくないなどと思っていれば、たとえ千年生きていても、人生はたった一夜の夢と変わらない儚い気持ちがするだろう。

命の体感時間を知って、お金を使う・溜める
また、中国・前漢時代の思想・哲学書『淮南子』の「説林訓」にはこんなくだりがあります。

「蜉蝣朝生而暮死 而盡其樂」

これも意訳すると、カゲロウは朝に生まれて日暮れに死ぬがその楽しみを尽くす、ということになります。

時計の刻む外的(物理的)な時とは別に、人には命の内的(実感的)な体感時間があります。

僕らが無限の時を生きることができる存在であれば、たとえば、期限を決めることなくいつまでも質素倹約を貫いて“コップの水”を溜めてもいいし、また滴り落ちるしずくをいつ舐め始めればいいのかを自由に決めることもできるでしょう(参考記事:「コップの水」を飲む人は、富裕層になれない。

水を溜めるコップも人によっては、命の時間を無視してどこまでも質素倹約を続けてしまって、最後はプール一杯分の巨大なものになるかもしれません。しかし残念ながら、残された時間はそれぞれの個人に定められた運命によって決められています。せっかく溜めたプール一杯分の水も使われなければ、結局、国に税金として召し上げられてしまいます。

生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢の逆数に比例する
幸福に向けて早く動き出すためにも、命の体感時間という“概念”についても知っておく必要があります。

一般的に、年齢を重ねるに従って、子ども時代とは違って年々月日が経つのが速く感じられるといわれています。「一年があっという間だね」「子供のころの夏休みって、ホント長くて楽しかったよね」というように。

そこで紹介したいのが「ジャネーの法則」です。これは、生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢の逆数に比例する(年齢に反比例する)というもの。

ジャネーの法則
Y=k/X (Y:心理的な時間 X:年齢)

19世紀のフランスの哲学者、ポール・ジャネが発案した法則です。ジャネーは心理学的な手法によって、主観的に記憶される年月の長さは年少者にはより長く、年長者にはより短く評価されるという現象を説明しました。

禅寺には、板木(はんぎ)に次のように掲げられています。

「生死事大 光陰可惜 無上迅速 時不待人」

意訳してみましょう。

生きることと死ぬことは人生の一大事 一瞬を惜しみ 今を大切に 人の世はうつろう 時は人を待ってくれない。

と、意訳したところで、気づきました。

「あ! 僕の人生は終わりかけている……蓄財とか資産形成ばかりに目を向けていないで、幸福のためにお金を使う必要があるよね」と。

自分の体感人生を計算してみて、僕は始まったと思ったらすぐに終わる人生の短さと儚さの中で、『淮南子』の「説林訓」のかげろうのようにその楽しみを尽くす方向にお金を投じていく必要があると感じました。

自分は命の何%を使い果たしたか、考えてお金を扱う
投資や運用など資産形成というのは、永遠の命を持つお金という腐ることのない“観念的存在”を扱っています。そのため、そのお金を所有する側の生身の人間は、しばしば自分には寿命があり、いずれ朽ち果てていくという現実を忘れてしまいがちです。

お金は、ニューカッスル大学心理学部教授のダニエル・ネトルのいう非地位財(休暇、愛情、健康など)や、ノーベル経済学賞を受賞したプリンストン大学教授のダニエル・カーネマンのいう「セックス・おしゃべり・お食事」に使えばいいと思います。

その際、考慮すべきは命の体感時間。何しろ使う側の命は有限なのですから。


 ある企業に入社し、
 新入社員の研修を受けたときのことです。

 研修の最後に、その会社の人事部長が、
 我々新人に、大切な話をしてくれました。


  君たちが、職場に配属になったら、
  最初に、その職場を見渡しなさい。

  次に、その職場で、
  自分が最も「嫌悪感」を抱く人を
  見つけ出しなさい。

  そして、見つけ出したら、
  その人を、深く見つめなさい。

  最後に、
  その人を、好きになりなさい。


 あれから何十年かの歳月を経て、
 この人事部長の言葉を思い出すとき、
 それが、深い意味を持っていたことに気がつきます。

 この言葉の意味は、
 「嫌いな人を、好きになりなさい」ということではなかったのです。

 この言葉の意味は、
 「嫌いな人を、深く見つめなさい」ということだったのです。

 なぜなら、
 「嫌悪感」を抱く人を深く見つめるとき、
 我々は、そこに、
 「自分の姿」を見るからです。

 そして、そのとき、
 「嫌悪感」というものの正体に、気づくからです。


  「自己嫌悪」


 そのことに、気づくからです。


 田坂広志

フィロソフィとは「哲学」というよりも「独自の世界観」


 あなたの人生を彩り

 誰かの勇気となり

 誰かの希望となり

 誰かの夢の道標になる

 素敵なものです



◇城南海(きづきみなみ)さんの国歌斉唱。
  
 

 
◇全身全霊で歌う玉置浩二さんの『メロディー』
  https://www.youtube.com/watch?v=nIACxpcD4r4

 

◇紅白の会場を自分の世界に引き込みんだ
 アンジェラ・アキさんの『HOME』。
  https://www.youtube.com/watch?v=F53LI20M-rM





会議室で誰よりも賢そうに振る舞うためのすごいトリック     
これを知ってるだけで偉くなれる。

Googleの元マネージャー、サラ・クーパー氏が書いた『会議でスマートに見せる100の方法』は恐ろしいまでに実践的な指南書だ。ここから本当にいますぐ使えるアイデアをいくつか紹介する。

1. ベン図を描く

席を立ちあがり、ベン図を描くのは賢く見せるすぐれた方法だ。ベン図がデタラメでも構わない。むしろ、デタラメなほうがいい。あなたがマジックを置く間もなく、同僚たちは領域の名称や円の大きさについてああでもないこうでもないと議論しだすだろう。そうなればしめたもの。あなたはこっそり席に戻り、スマホゲームを再開できる。
サラ・クーパー / Via amzn.to

席を立ちあがり、ベン図を描くのは賢く見せるすぐれた方法だ。ベン図がデタラメでも構わない。むしろ、デタラメなほうがいい。あなたがマジックを置く間もなく、同僚たちは領域の名称や円の大きさについてああでもないこうでもないと議論しだすだろう。そうなればしめたもの。あなたはこっそり席に戻り、スマホゲームを再開できる。

2. パーセンテージを分数に言い換える

誰かが「約25%のユーザーがこのボタンをクリックしています」と言ったら、わりこんで「つまり4分の1ね」と言いメモをとろう。全員が同意してうなずき、密かにあなたの暗算能力に感心し、うらやむだろう。
サラ・クーパー / Via amzn.to

誰かが「約25%のユーザーがこのボタンをクリックしています」と言ったら、わりこんで「つまり4分の1ね」と言いメモをとろう。全員が同意してうなずき、密かにあなたの暗算能力に感心し、うらやむだろう。

3. 「一旦冷静になりましょう」とみんなに提案する

ほとんどの会議で、あなた以外の全員が議論を白熱させる瞬間がある。それを狙って「みんな、みんな、一旦冷静にならない?」と言う。みんなはあなたを見て、ヒートアップした空気を冷ます能力に驚くだろう。すぐに重ねてこう言おう。「私たちが本当に解決したい問題はなに?」。ビシッと決めたら、その後1時間はなにもしなくても賢く見える。
サラ・クーパー / Via amzn.to

ほとんどの会議で、あなた以外の全員が議論を白熱させる瞬間がある。それを狙って「みんな、みんな、一旦冷静にならない?」と言う。みんなはあなたを見て、ヒートアップした空気を冷ます能力に驚くだろう。すぐに重ねてこう言おう。「私たちが本当に解決したい問題はなに?」。ビシッと決めたら、その後1時間はなにもしなくても賢く見える。

4. それが何であれ「スケールアップできる?」と聞く

なにについて議論しているかに関係なく、それをスケールアップできるかを訊ねるのは効果がある。この質問の本当の意味が誰にもわからないとしても、どんな状況でも使え、エンジニアをどぎまぎさせることができる。
サラ・クーパー / Via amzn.to

なにについて議論しているかに関係なく、それをスケールアップできるかを訊ねるのは効果がある。この質問の本当の意味が誰にもわからないとしても、どんな状況でも使え、エンジニアをどぎまぎさせることができる。

5. プレゼンで1つ前のスライドに戻すよう頼む

「ごめん、1つ前のスライドに戻って」。これはプレゼンターが一番聞きたくない言葉だ。それがプレゼンテーションのどの段階であっても。そして、あなたがそう言うとたちまち、ほかの誰よりも熱心に聴いていたように見える。プレゼンターがなにかを忘れ、それを賢いあなたが指摘しようとしているのだから。なにも指摘することがなかったら? 戻されたスライドを数秒だまって見つめ「よし、次に進んで」と言う。
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「ごめん、1つ前のスライドに戻って」。これはプレゼンターが一番聞きたくない言葉だ。それがプレゼンテーションのどの段階であっても。そして、あなたがそう言うとたちまち、ほかの誰よりも熱心に聴いていたように見える。プレゼンターがなにかを忘れ、それを賢いあなたが指摘しようとしているのだから。なにも指摘することがなかったら? 戻されたスライドを数秒だまって見つめ「よし、次に進んで」と言う。

6. 大きな数字が出たら、都市や国で言い換える

誰かが大きな数字を言ったら、都市や国、地域などで言い換える。ちょうどいいものがなければ、適当にでっちあげる。世界の統計数値を把握する知識量にみんな脱帽するだろう。
サラ・クーパー / Via amzn.to

誰かが大きな数字を言ったら、都市や国、地域などで言い換える。ちょうどいいものがなければ、適当にでっちあげる。世界の統計数値を把握する知識量にみんな脱帽するだろう。

7. リーダーの隣に座る

会議のリーダーの隣に座る。彼といっしょに議題を検討し、ふさわしいときにサポートしているかのように振る舞う。そうすればほかのみんなは、あなたも会議を主導しているとカン違いする。出席者が報告するときは、まるであなたに対しても報告しているかのように見える。
サラ・クーパー / Via amzn.to

会議のリーダーの隣に座る。彼といっしょに議題を検討し、ふさわしいときにサポートしているかのように振る舞う。そうすればほかのみんなは、あなたも会議を主導しているとカン違いする。出席者が報告するときは、まるであなたに対しても報告しているかのように見える。

8. 描くだけで賢く見える無意味な図形

会議中に立ち上がってホワイトボードになにか描くのは本当に緊張する。だから誰もが恐れおののいて、席から立ち上がろうとしない。しかしそれこそが、賢く見せるためにできるもっとも簡単なことなのだ。
サラ・クーパー / Via amzn.to

会議中に立ち上がってホワイトボードになにか描くのは本当に緊張する。だから誰もが恐れおののいて、席から立ち上がろうとしない。しかしそれこそが、賢く見せるためにできるもっとも簡単なことなのだ。

9. ひとの報告をさえぎり、その後、再開させる

誰かがプロジェクトについて報告をはじめたら、それをさえぎって、この報告がどれほど大事かみんなに知らせる。そして、報告者に続けるよう言う。一瞬にしてあなたは会議の支配者となる。
サラ・クーパー / Via amzn.to

誰かがプロジェクトについて報告をはじめたら、それをさえぎって、この報告がどれほど大事かみんなに知らせる。そして、報告者に続けるよう言う。一瞬にしてあなたは会議の支配者となる。

10. 会議の終わりに、数人に声をかけて、別の問題を話し合うため残るように言う

ひとりかふたりに声をかけ、数分残るように頼むと、声をかけられなかった人は、あなたがなにを話し合うつもりなのか、なぜ自分は呼ばれなかったのか、あなたがどんな極秘プロジェクトを隠し持っているのか、気になる。きっとなにかとてつもない重要事項に違いないと思い込むだろう。実際には、次回の会議にはドーナツを用意するべきか相談するだけだとしても効果的だ。
サラ・クーパー / Via amzn.to

ひとりかふたりに声をかけ、数分残るように頼むと、声をかけられなかった人は、あなたがなにを話し合うつもりなのか、なぜ自分は呼ばれなかったのか、あなたがどんな極秘プロジェクトを隠し持っているのか、気になる。きっとなにかとてつもない重要事項に違いないと思い込むだろう。実際には、次回の会議にはドーナツを用意するべきか相談するだけだとしても効果的だ。

11. シンプルだが深遠そうなたとえを言う

問題を明らかにしようとするとき、ケーキ作りなど、まったく関係のないことでたとえる。あなたのたとえが議題とどう関係するのか理解できなくても、みんなうなずいてみせるだろう。みんなが理解できない話をすることで、あなたは近寄りがたいほど超越的にクリエイティブに見える。実際は、ただ単にケーキが食べたいだけだとしても。
サラ・クーパー / Via amzn.to

問題を明らかにしようとするとき、ケーキ作りなど、まったく関係のないことでたとえる。あなたのたとえが議題とどう関係するのか理解できなくても、みんなうなずいてみせるだろう。みんなが理解できない話をすることで、あなたは近寄りがたいほど超越的にクリエイティブに見える。実際は、ただ単にケーキが食べたいだけだとしても。

12. 「CEOはどう思うか」と言ってみる

提案されたアイデアにCEOがどう反応するかと言うことで、あなたがCEOととても親しいとみんなに思わせる。その際に、CEOを下の名前で呼ぶ。「次に会ったときにこのことについて話してみる」と言う。CEOが気に入りそうなアイデアを思いついたみんなをたたえる。CEOと親しいとアピールすることで、みんなはあなたを将来のCEO候補だとみなすようになる。
サラ・クーパー / Via amzn.to

提案されたアイデアにCEOがどう反応するかと言うことで、あなたがCEOととても親しいとみんなに思わせる。その際に、CEOを下の名前で呼ぶ。「次に会ったときにこのことについて話してみる」と言う。CEOが気に入りそうなアイデアを思いついたみんなをたたえる。CEOと親しいとアピールすることで、みんなはあなたを将来のCEO候補だとみなすようになる。

13. 誰かが良いアイデアを思いついたら、自分は何年も前から同じアイデアを温めていたと言う

誰かが良いアイデアを思いつき、みんながそれを気に入ったようなら、「自分も同じアイデアを以前から温めていた」と言う。そうすれば、良いアイデアを自分に関連づけ、間接的に自分の手柄にできる。
サラ・クーパー / Via amzn.to

誰かが良いアイデアを思いつき、みんながそれを気に入ったようなら、「自分も同じアイデアを以前から温めていた」と言う。そうすれば、良いアイデアを自分に関連づけ、間接的に自分の手柄にできる。

14. みんなの意見がひとつにまとまったら「いざ出陣!」と言う

ひとつのアイデアや方向性にみんなが熱狂するような瞬間がある。誰よりも先に「いざ出陣!」と掛け声をかける。そうすれば、その会議を終結させるのと最終的な決定を下すという二つの権限があなたの手中に転がり込む。実際にはどちらの権限もないとしても。
サラ・クーパー / Via amzn.to

ひとつのアイデアや方向性にみんなが熱狂するような瞬間がある。誰よりも先に「いざ出陣!」と掛け声をかける。そうすれば、その会議を終結させるのと最終的な決定を下すという二つの権限があなたの手中に転がり込む。実際にはどちらの権限もないとしても。

15. 提案されたアイデアの写真を撮る

会議の終了後、後ろに下がって、ホワイトボードやコルクボード、黒板など、みんなのアイデアが書かれたものの写真を撮る。その写真を出席者に送り、実りのある議論をしてくれたことに感謝する。そしてその画像を速攻で削除する。そんなものが将来必要となることは絶対にないから。
サラ・クーパー / Via amzn.to
会議の終了後、後ろに下がって、ホワイトボードやコルクボード、黒板など、みんなのアイデアが書かれたものの写真を撮る。その写真を出席者に送り、実りのある議論をしてくれたことに感謝する。そしてその画像を速攻で削除する。そんなものが将来必要となることは絶対にないから。 


 

昔から「冷えは万病のもと」と言われるように、身体を冷やすことは健康にとって好ましくありません。

逆に、身体を温めることは、血流促進による冷え症改善、心身のリラックス、発汗による新陳代謝アップなど、様々なメリットがあります。

そんな中、注目を集めているのが、ヒートショックプロテイン(HSP)の存在。

 

ヒートショックプロテインとは、細胞内の傷ついたタンパク質を修復してくれる成分を言い、別名「ストレス防御たんぱく」とも言われています。

また、免疫細胞の働きを強化したり、乳酸の発生を遅らせるなどの力も持っています。

つまり、カラダにとってはとてもありがたい存在で、HSPが増えることは、「カラダを元気にする」ことにつながっているのです。

 

ヒートショックプロテイン(HSP)とは、傷ついた細胞を修復するタンパク質のこと。

免疫力を高めて病気を未然に防いだり、コラーゲンの減少を抑制したり、代謝を活発にして脂肪を燃やしたりと様々な効果があり、美容はもちろん医療の分野でも注目されています。

 

そもそも、人間の身体のあらゆる組織や細胞がタンパク質で構成されています。

しかし、タンパク質は傷つきやすい性質であり、過度なストレスを受けると正常な働きができなくなってしまうのです。

一方で、タンパク質が傷つくと、それを修復するタンパク質が生まれます。

それが、HSP。  

自己回復力を高めるこのタンパク質が増えれば、美容にも健康にも好ましい効果が見込めるというワケです。

 

ヒートショックプロテインは年齢とともに減少する

ヒートショックプロテインは、もともと私たちの体内にも存在しています。

しかし、年齢とともに体内のヒートショックプロテインは減少していきます。

年齢ともにケガが治りにくかったり、体調を崩すとなかなか治らないのは、ヒートショックプロテインが減少していることが関係しています。

ヒートショックプロテインは代謝にも関係しているため、年齢とともに太りやすくなるというのもこの減少が影響していると言われています。

 

ヒートショックプロテインは熱ストレスで増える

HSPは、体温が38度くらいまで上げ保温することによって体内で作られますが、もともと平熱が低い人が、いきなり38度まで体温を上げるのは難しいですし、身体にも余計な負担がかかってしまいます。

ですからまずは自分の平熱を知り、平熱プラス1.5度アップを目差しましょう。 

増加したHSPは1週間ほど体内に残り、その力を発揮します。

HSPのパワーがピークを迎えるのは、2日後といわれているので、HSPを増やすには、週に2回の割合でOK。

 

免疫力がアップするため病気の予防になる

体が温まると、血行やリンパの流れが良くなります。

リンパの流れがくなると、リンパ球が増加し体内に入った細菌などを退治してくれます。

その働きによって、免疫力もアップします。

 

代謝がアップして痩せやすい体になる

ヒートショックプロテインが増えると代謝がアップします。

ヒートショックプロテインは、傷ついた細胞を修復する働きがあります。

筋肉や各器官などの細胞も修復してくれるため、基礎代謝自体が上がり痩せやすい体に繋がります。

特に、筋肉は「傷つく→修復する」を繰り返すことによって発達していくので、ヒートショックプロテインがないと筋肉は発達しません。

また、各器官もヒートショックプロテインで修復されることで活発に動くことができます。

各器官や筋肉がしっかりと働くことで、代謝も上がり痩せやすい体になります。

 

疲れにくい体を作ってくれる

年齢とともに、疲れを感じやすくなったり疲れが抜けにくくなったりします。

これは、ヒートショックプロテインが減り細胞の修復が遅くなるためです。

ヒートショックプロテインは、細胞の修復だけではなく疲労があると分泌される乳酸の産生を遅らせる働きもあります。

ヒートショックプロテインが減少していると、筋肉の修復が遅くなるだけではなく疲れの物質である乳酸も出てくるため、疲れやすい体になってしまいます。

 

◇HSPの効果  病気の予防

HSPは免疫細胞の一種であるナチュラルキラー細胞(NK細胞)を活性化させる働きがあります。

NK細胞はがん細胞や病原菌を発見し退治する細胞ですから、体内にウイルスが侵入しても病気が発症しにくくなるのです。

た、HSPそのものも、がん細胞と結合して自身ががん細胞であることを指標(専門的には提示抗原と言います)するのだとか。

これにより、小さながん細胞をNK細胞が発見できるようになり、より効率的に駆逐することができるそうです。

 

HSPの効果  美肌効果

HSPは、肌を若返らせる効果もあります。 具体的には、メラニンの生成を抑える。

紫外線による細胞へのダメージや炎症を抑制する。  紫外線によって傷ついた皮膚のDNAの修復を促進する。

コラーゲンの質の向上、産生量を増加させる。  コラーゲンの分解酵素を抑制する、などなど。

 

HSPには種類があり、HSP47はコラーゲンと結合して変異を修復し、HSP70は紫外線ダメージによるシミ・シワを予防・修復します。

 

 


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