政治が変わる予兆、日本の政治活動にネットが浸透していく予感。 

これからが楽しくなりそうです。



東京をぼくらの街にすごい!燃えている家入かずまさんのHP


140202


著名起業家、家入一真氏(35)の選挙活動はつぶやきで始まった。

「1000RTで都知事選出馬」。家入氏は12月、簡易ブログサイト「ツイッター」の自身のアカウントでこう投稿した。1000RTとは、つぶやきが1000回リツート(転載)されたらという意味だ。

わずか30分で十分な支持が集まった。有名な起業家の堀江貴文氏をはじめ多くの著名人が家入氏の出馬に賛同した。

史上最も若い東京都知事候補者の1人(詳細に言うと11番目)となった家入氏は、12月のつぶやきまでは政治に関与したことはなかった。しかし、ネット上では以前から支持者を引きつけていた。29歳で最年少社長としてJASDAQに上場してからは特にそうだ。

家入氏は複数のインターネットサービス会社やレストランを経営するかたわら、ツイッターでも積極的につぶやいている。時にはフォロワーにさまざまな目的で寄付を呼びかけている。直近ではツイッターを通じ、ある女性の出産費用を募った。家入氏はこれを、ネットを通じた資金調達法「クラウドファンディング」にかけて「クラウド出産ファンディング」と呼んだ。

家入氏の選挙運動は日本の従来の選挙現場とはまるで対照的だ。出馬表明したとき、政策は何もなかった。選挙運動費用はクラウドファンディングを通じて745万円調達した。24時間体制の選挙本部は最も活気づくのが夜ということも珍しくない。事務所にはネットで生中継配信するためのライブストリーミングカメラとDJブースが備え付けられている。つい先日は支持者の1人が午前11時にソファで寝ていた。近くには前夜のカップ麺の残りと紙のコーヒーカップが置かれていた。

家入氏は日本で地域社会のつながりや世代間のきずなが薄れていることを以前から懸念していたと話す。全国でシェアハウスを経営してきた経験を通じ、いつか政界に乗り出す必要があると感じていた。

特に2011年の東日本大震災後、コミュニティ意識の促進に民間セクターができることには限界があると考えるようになった。また、コミュニティ作りなどの分野でも政府が不足を補うことができるのではと感じた。

「物理的な意味でも、抽象的な意味でも居場所を作るというのが今回僕らのキーワード。これからのコミュニティ作りというのは、民間だけに任せるようなことでもないし、かと言って国だけに押し付けることでもない。だったら僕は民間で会社を経営してきたし、NPO(民間非営利団体)で活動もしてきた。今度は政治の側からできることがあるのではないかと思う」と同氏は話す。

出馬にはもう1つ目標があり、それは政治は誰にとっても、特に若い人たちにとって身近なものだということを示すことだという。都が行った調査によると、都の人口は比較的年齢層が低く、20~49歳の人が全体の45%を占めている。50歳以上の人が占める割合は40%だ。しかし、前回の都知事選では年齢が高い人たちの投票率が72%であったのに対して、若者の投票率はわずか5割と低かった。

「以前は俺が出馬とか意味分かんないと思っていた。政治の世界って怖い。なんかやったら捕まりそうとか、刺されそうとか、そういうイメージがすごくあって。僕はまだ政治の入り口にも立っていないような状況だけど、超楽しい」と家入氏。

選挙綱領は自分で考えるのではなく、ツイッターを通じて支持者にアイデアを募った。このやり方はイニシアチブに欠けると一部から批判を浴びた。家入氏は、「ぼくらの政策」はネットで文書の作成・共有が可能な「Google Docs(グーグルドックス)」を使用して、自らのウェブサイトでリアルタイムに作成していると説明する。

同氏は「街頭演説とか、高いところから一方的にこれが答えだと押し付けるのは違うと思う」とし、「他の候補ってネットを結局テレビのように配信としか使っていない。ただ、ネットの本質って双方向性で、同じ目線に立って不安しか抱えていない子たちの声を聞くっていうのがすごく大事」と指摘する。

日本の主要メディアの世論調査によると、家入氏が当選する確率は非常に低い。出馬の最終的な目標は当選かと尋ねると、同氏はそうだと答えた。ただし、答える前に数秒黙り込み、隣にいた広報責任者とちょっと会話を交わした後で。

同氏の支持者も当選の可能性はあると信じているが、出馬自体が既に画期的なことだととらえている。

フリーランスフォトグラファーの武藤裕也さん(35)は、「今まで政治って一部の選ばれたお金持ちの人が僕たちの意思と全く違うところで物事を進めていくものだと思っていた」とし、しかし「家入さんは、今回お金がなくても意志があり、伝えることができれば選挙はできる、選ばれるということはできる、ということを証明した。今後、お金が無くても若くて意志がある人がいろいろな選挙にもっと出てきてくれることを期待したい」と話す。

家入氏は当選できなければ「ぼくらの政策」を当選者に託すつもりだという。「だって皆の生の声なんだから」



140129


「選挙とか政治とか既存のシステムを、ハッキングする形で、新しい動きを作っていきたい」―家入一真氏・都知事選出馬会見

1月23日公示、2月9日投開票で行われる東京都知事選に立候補することを明らかにした実業家の家入一真氏が会見を行った。会見には、堀江貴文氏も同席。報道陣を前にした家入氏は、「すごい」と、その数に驚きながら、iPhoneで報道陣を写真撮影。その後、堀江氏に促されて、出馬への思いを語った。

一人ひとりが小さな疑問をもって動き始めることが重要
家入一真氏(以下、家入):家入一真と申します。よろしくお願いします。

僕自身は、21才の時に起業して、上場した後に辞めて、その後いろいろな会社を作りながら、別の活動でいろんな子たちの場所を作るということやってきました。

具体的には例えば、いじめられて学校行けなくなった子たち、就活をやめてどうしようっていう子たち。もちろん様々な子がいるのですが、そういう子たちが一緒に生きていく中で、いろんなビジネスをつくっていたり、ものをつくっていったり、そういう自分が本当にやるべきことを見つけられる場所を作ったり。そういった子たちが安く寄り添って生きていけるシェアハウスを日本中に作っています。

堀江:実際に成果が生まれてるんだよね?

家入:そこから生まれたサービスで「BASE」というのが急成長して、店舗数は楽天を抜く勢いがあります。なんもない、なにもできない子たちだったけど、そこで生まれたサービスが急成長して、このまえサイバーエージェントさんから2億円を調達したりとか。そういうことをやっています。

堀江:なぜ選挙に?

家入:きっかけは先月、ツイッターで「1000RTされたら出馬する」って書いたら、1000RTいってしまって後に引けなくなったっていう。きっかけはそんな感じなんですが、僕自身興味があって、1000RTも行くだろうなと思ってましたし。本格的に決めたのは今年に入って、事前審査の一日前に、「やっぱり出よう」と決めました。

さっき言った「居場所を作る」という話ですが、僕は中二のときにいじめにあって、そこからひきこもりになりました。18歳ぐらいまで家の中ですごして、ネットをやっていた。いまでいうひきこもりのうつ状態。いまの世の中にも当時の僕と同じようにふさぎこんでしまって、家から出られない、出れるけど行き場所のない子たちがたくさんいる。自殺とかしちゃっている。

なんで、こんなに日本で自殺が多いのか。そういった質問になかなか誰も答えることができない。僕は居場所を作るという話のなかで、なんでそういう学校行かなくなった子の居場所がないのか。フリースクールとかもちろんありますけど、大々的に「フリースクールに行っている」と言えない状況だったりする。就活したくないけど、せざるを得ない空気があって自殺しちゃったりとか。

そういったこたちが多い中で、僕が自主的に行政に頼らずに自分たちで居場所を作ることで、そういった子たちが助けあう共同体をつくろうということをしていた。それをもっとネットを使ってやることがあるんじゃないかと。そういった質問、問いを自主的に、国とか行政じゃなくて俺らでやっていこうぜと思って居場所を作ってきました。ただシェアハウスの問題で、法律が厳しくなっていったり、そういうなかで共同体で居場所を自主的に作っていくとしても、政治に無関心でいられないと思った。

なんでもっと居場所がないのか、自殺が多いのか、就活するのか、答えられる大人がいない。ましてや、政治家の人たちは、「これが答えだ」といったりもしますが、それが果たして本当に政治家のいうことは正解なのか。そう考えるとそうは思えない。一人ひとりがそういう質問を持って、動き始めることにこれからの東京も含めて日本の未来もあるんじゃないかと凄く思っていて。

選挙とか政治が政治家のものになっている。そんなのは本当にダメで。本当は政治とか選挙とかもっと身近なものだったはずなんです。だけど、僕ら若い世代からするとすごく遠くに見えてしまう。言ってることも刺さらないし、よくわからないし、興味が持てない。だからもっと政治、選挙をみんなの小さな質問を集めて、身近なものにしていきたいと思っている。選挙とか政治を取り戻していこうぜと。

戦わない優しい革命を起こしたい。
堀江:政策については。

家入:政策もざっくりとしかなくて。正直政治、良くわからない部分があるので。ざっくりと作りました。3つあるんですけど、1つは「居場所がある街、東京」を作っていきたい。もっといろんな人たちが多様に生きていく中、居場所のある街がつくりたい。あとは仕事とか遊び。僕はごっちゃですけど、「仕事とか遊びが、とことん楽しめる遊べる街、東京」にしたい。そして、政治をもっと身近に「政治に参加したくなる東京」を作っていきたいと思います。

さっき言ったように政治とか選挙とか遠いところのものにしてはいけないと思う。僕らが動いて考えていかないといけない。20代、30代は興味がないというか、そもそもわからないんだと思う。とりあえず、質問を持つところからはじめようと思っていて。

今回の選挙では面白い手法を取り入れようと思っていて。僕はお金がないので、街頭演説もできない。だから、ずっと家にいて生放送し続けようと。寝ているときも含めて。そうすれば、違法なお金ももらわないですむ。そしてみんなで政策を作っていきたい。例えば、「僕らの公約」みたいなハッシュタグを作って、いろんな意見をもらって、Webでそれぞれのトピックスの中で集まったものを専門家に問い合わせて、「これ、ぶっちゃけどう」って聞いたり、ブラッシュアップしていく。それでみんなで政策が作れれば超すごくないですか?

ネットを使って、「民主主義2.0」みたいなのを、ツイッターとかがこれだけ普及してるんで、そこで意見を集めていけば、偉そうにここから3つの政策とか言っているよりもいいものができると思う。さっきも言いましたが、小さな質問を持つことは本当に重要で、なんで原発ってダメなのって言う質問とかそれぞれあると思うんですよ。いいっていう人もダメっていう人もいる。ダンスを規制する法律も、なぜ?って。答えられる人はいない。そういう質問をみんなで集めて、それに応える形で政策を作りたい。

そういう風に選挙とか政治とか既存のシステムを、ハッキングする形で、真っ向から戦うのではなく、撹乱することで新しい動きを作っていきたい。戦わない優しい革命を起こしたい。 

最後に、僕は知名度もお金もないですが、少数ですが優秀な仲間、ネットの向こう側にいろいろな思いを抱えている若い子がいっぱいいるので、そういう子たちが応援してくれればクラウド選挙対策本部ができるんじゃないかと思います。それについて、いろんなアイデアがあって、選挙期間、ネットを使い切ります。使いきって、こんな選挙ありなのってことをやりたいと思います。 

堀江:今回、都知事選を見ていて、正直おじいさんばっかりなので、どうなの?と思っていて。僕自身も出ないの?といわれたのですが、僕自身も出ないといろんな人に言われたのですが、1年9ヶ月社会にいなかったので、もう少し自由を満喫したいなと。 

なので、僕じゃなくて、もっと若くて会社経営とかそういうセンスもあって、弱いものの気持ちも分かるし、実行力はなさそうに見えてあるみたいな。彼みたいなタイプがいいんじゃないかと思っているんです。というのは、僕は実は彼と同郷なのですが、彼自身がいじめられっこでひきこもりで、そういう弱い人の気持ちが分かる人がトップに立つと、わりと周囲に優秀なスタッフが集まってきて、いい政治ができるんじゃないかと。 

そういう人って何人かいるんだけど、なかなか都知事選には出てこない。そういう話をしていたら、家入さんが出たそうな顔してたので、煽りまくってやっとでてくれました。金がないというので、金も貸しました。つまり、お金をかしてくれるような仲間が彼の周りにもいますし、実は優秀なスタッフがあつまっていますし。 

なので、泡沫だとか言う人もいるのですが、僕はそんなこと意外とないと思っていて、特に若い人たちにとっては、有力な選択肢じゃないのかなと。僕は正直、今回の知事選で投票したいと思う人はいないんですよね。だから、なんだかなぁとみんな思ってると思うんですよ。若い人たちは特に。でも、世界中みても、知事とか首相とか40代とかでなっている人たちが多い。 だから、そういう若さみたいなものが必要なのかなと思っている。こう見えて、彼は会社を育てて上場させただけの実力と経験があるので、そういう人が都の運営をやったことは今までないので、そういう意味でも画期的かなと。 

世界に冠たる経済都市としての東京というのは、もっともっと発展すると思うので、その辺を彼に期待したいなと思っています。だから、応援団として応援したいと思っています。家入一真をぜひよろしくお願いいたします。 

質疑応答
―現時点のご自身の原発問題、オリンピックに対するスタンスについて 

家入:原発について、そのもちろん「脱原発」というか「脱原発依存」と言うんですかね。 結局、大きなものに頼ってきたわけですよ、それはたぶん国であったり、原発であったり。そういう大きなものに依存するという時代じゃないと思うんですよ。だから、原発というものをなくしていくときに、代替案を考えなければいけないと思うんですが、例えば、太陽光だと、どうのこうのという意見があって、そこまでいくと僕には分からないんですよ。細かいことは。だから、いろんな見地から、いろんな意見を吸い上げていって、じゃ最終的にこうしましょうというのをまとめればいいなと思います。 

オリンピックについては、すごくいいと思っています。でも、僕はそのタイミングで裏オリンピックみたいなものをやりたくて。やっぱり僕は引きこもりじゃないですか。体育もずっと1でしたし、スポーツができる人の象徴としてのオリンピックがある。これは小学校でもいまだに、スポーツできる奴がリーダーになるんですよ。僕らみたいなスポーツができない奴はリーダーになれない。 

だから、そういった人たちと同じタイミングでウラリンピックみたいのやりたいですね。ダメですかね? 

―堀江さんの選挙における役割は? 

堀江:僕は内部の選対スタッフというわけではなくて、外部から応援します。
今回は会見が不安だからついてきて、と言われたので(笑)。
あと、僕は、彼を応援したいと思っているから、ネットとかマスメディアも含めて、僕がいることで、家入君という存在が拡散されると思ってるんですよね。 

わりとまともなことも言っているので、彼がいっていることを増幅して、皆さんに伝えていく。「家入一真って誰?」という人も多いと思います。年配の方とか知らない人も多いと思うので、僕が応援しているというのをきけば、なんとなく伝わると思うので。 

―泡沫という言葉もでましたが、現在の得票の目標はありますが、 

家入:供託金の300万が戻ってきて欲しいですね。50~60万票ぐらい行けば、供託金が戻ってくるんですよ。供託金が返ってきたら堀江さんにも返せるので。 

あと、みんなで意見を集めて政策を作っていくということも含めて、ある程度の数が集まらないと、説得力を持たないですよ。だから、説得力を持たせるためにやっぱりある程度の得票数は目指したいなと。 

堀江:当選してください。 

家入:そうですね。当選します。 

―ネットをやらない層へのアプローチについては? 

家入:ネットに引き込めばいいんじゃないですかね。ネットやらない人たちって、これから先、結構厳しいと思うんですよね。ネットやらないとダメですよね? 

堀江:まぁダメだよね。 

家入:インターネット楽しいよって。それでもインターネットやらない人には。。。 

選挙ポスターとか街頭演説とかやりたくないんですよね。選挙ポスター108枚、煩悩の数だけ印刷しようと思っていて。みんなでどこに貼られたか「探しに行こう!」みたいなことやりたいなーと思っていて。 

堀江:選挙ポスター貼るの大変なんだよ。 

家入:東京都の地図を出して、地区ごとにわけて、「俺ここ貼ります、じゃ私ここ貼ります」 って言ってくれたこたちに頼んで貼ってくれたら「信長の野望」みたいに色が変わるみたいな。 

堀江:ポスター貼るのも登録が必要だったりとか、いろいろレギュレーションがあるんだよ。 

家入:そうなんですね。じゃやめます。 

―供託金をお借りになったとのことですが、担保と利率は 

堀江:担保はないです。でも契約書をちゃんと交わして、ちゃんとしております。 

―ネットで意見を集めるにしても、システム開発期間が必要なのでは? 

家入:システムは一応つくったので、動けばそれを使いますし、ダメでもTwitterとツイキャスとニコ生とか既存の仕組みを使いまわせばいけるんじゃないかなと。 

本当にミニマムのコストでミニマムの選挙。コストゼロ、騒音ゼロ、超エコな選挙やれたらいいなと思っています。


家入一真という東京都知事候補者に私の夢を託したい

 告示日のきょう候補者が最終的に出そろった。その中に家入一馬という若者の名前を見つけて驚いた。
 昨年7月の参院選に向けて私がインターネット政党づくりに奔走していた時、読者の一人からこの家入一馬という人物に接触したらどうかという助言をもらったことがあった。

 ネット関連の企業家であるという。

 ひきこもりで高校を中退した経歴を持ち、企業家として成功した後は就職活動で悩む若者の為にネット中心の活動に熱心だという。

 左翼アジテーターかぶれの若者ではない。

 みずから政治を行う資格のある若者だ。

 具体的な活動を示して政治を実践できる若者だ。

 私が目指すインターネット政党のスポンサーにふさわしいと思った。

 いや、スポンサーにとどまらずインターネット政党の代表にふさわしいと思った。

 そう思って彼に面会を申し入れ、私の構想に賛同が得られたら、私は彼を擁立してインターネット政党を立ち上げようと思った。

 インターネット政党の誕生がもっとも近くに感じた瞬間であった。

 残念ながら接触できるパイプも、時間的余裕もないまま、その構想は私の頭の中だけで立ち消えになった。

 家入一馬氏の事もすっかり忘れ去っていた。

 そしてきょうの候補者の名前に家入一馬氏の名前を見つけた。

 きょうの朝日新聞は、わざわざ彼の事を「家入氏、ネット中心の活動へ」という見出しで2段の記事にしている。

 それなりに注目されている人物なのだろう。

 あのホリエモンもこう言って支援を表明しているという。

 「会社経営のセンスがあり、弱い者の気持ちもわかる。若者が投票する選択肢になる」と。

 細川・小泉連合の勝利の後には必ず政界再編の混乱が起きる。

 しかし既存の政党や政治家がどのように政界再編劇を繰り返しても、そして政権交代を繰り返しても、結局、同じことの繰り返しに終わるだろう。

 政治の利権に群がり、政治家の特権を私物化しようとするものばかりが何をやってもうまくいくはずがない。

 それは右翼も左翼も同じだ。

 我々の税金を犠牲にして特権にあぐらをかく。

 あるいは、その特権を自分にも寄越せと政治家になりたがる。

 そんな者たちが集まってくる政治そのものが反国民的なのだ。

 私は細川都知事の誕生と、あらたな政界再編が起こる時こそ、インターネット政党がますます必要になってくると思っている。

 インターネット政党は利権を求めて政権争奪に明け暮れる政党ではない。

 権力の不正を監視し、もうひとつの政治をみずから実践する政党である。

 東京都知事選後の政治的混乱の中で、家入氏がそれを目指す事を期待したい。

 私にかなわなかった夢を託したい(了)

 (元レバノン大使 天木直人氏
こんな僕でも家入一真の参謀になれた

 タイトルは「こんな僕でも副知事候補になれた」(笑)にしようか迷った末に結局、シンプルにいった私。いや両方とも、家入一真さんの代表作「こんな僕でも社長になれた」(ワニブックス)のパクリなんだけど、きょう告示の都知事選、家入さんにご協力することになりました(届け出名;家入かずま)。というわけで急転直下、ネット選挙の解説者から当事者としての参戦になってしまったので関係各所との調整に追われつつ、10人分の業務量を1人で、10日分のを1日でこなすという無理ゲーに苛まれ、もう3日連続徹夜ですわ(+_+)
●家入さんと出会った経緯など
おとといのアゴラのニコ生「言論アリーナ」をご覧いただいた方もいるでしょうか?司会の池田先生から「立場を明らかにしたほうがいい」とのことで、私と一緒に初出演した、うさみんが田母神さんの陣営に政策スタッフとして参加していることをカミングアウト。その時点で、家入さんには相談こそ受けていたが、実際に選挙に出るのか本当に微妙だった。本人は真剣なのだが、組織どころかスタッフも不在。供託金を用立てる目途も立っていなかっだもん(汗)。

都知事選出馬の意向を示した年末、彼の誕生会と称するクラブイベントで初対面したが、その後、出馬の話が立ち消えに。本気なのか疑問に思った僕は、「ネット選挙が馬鹿にされる」と、苦言を呈したことすらあった。実際、池田先生を始め、筆者が大先輩と仰ぐ方々からは「辞めたほうがいい」と相次いで止められてしまった。本人の出馬は、“泡沫”だの“売名”だの選挙をお遊び感覚で臨んでいると言われるかもしれない。それでもなぜ厳しい候補者をサポートすると決意したのか。


●怒りの都知事選~高齢候補者と討論会バックレ
まず大前提の話をする。筆者が番組で吠えたように、今回、主要4候補は60代以上というのに人材不足の危機を覚えた。著名な“泡沫”候補までも含めての高齢化に唖然とせざるを得ない。家入さん支持云々の前に、少子高齢化の極致ともいえる社会構造が見通されている2020年以降を考えると、若手の論客では、駒崎さんや乙武さんあたりがそろそろ浮上してもいいのではと思っていた。そして、何と言っても2度に渡る公開討論会の放棄事件。その後に通常は集団で行われる日本記者クラブでの記者会見が、一部陣営の欠席により個別会見になってしまう等、異常事態が続いたことに怒りを禁じえない。都政には、防災対策や高齢化対策、待機児童等の都民からのニーズがあるというのに、「細川・小泉」連合は一方的に「脱原発」という国政マターのアジェンダを勝手に設定しまった。本命の舛添さんは都政に十分な見識があるにも関わらず、「細川氏が出ないから」等と相手ありきの理由から討論会での説明にも来ない。

都民をバカにするな、という怒りが沸騰していたところ、共通の友人を介して家入さんと改めて出馬について相談するようになった次第である。本気モードでお会いしたのが何と1月19日の日曜日。もう選挙まで4日しかないという状況だった。

●劉備玄徳的な不思議な魅力
では、肝心の家入さんの人物や考え方についてはどうか。ツイッターで自分の電話番号や住所をさらしたり、変わった行動をするので率直にいってつかみどころのない印象だった。僕自身が彼の経歴も事業もまだ半分も消化しきれていないものがある。実際、一見頼りなさそうに見えるし、照れ隠しで不思議な言動をすることがある(笑)しかし世の中の問題や不条理に対し、鋭い感性で素朴な疑問をどんどんぶつけてくる。「なぜ就活に失敗して自殺しなきゃいけないの?」というように。

世界で最も高齢化が進む我が国の成熟社会の行く末を、独自の視点で鋭く見抜き、熱い思いを持っていることが分かって驚いてしまった。堀江貴文さんらの著名人を魅了する理由がやっとわかったのだ。実際、気が付くと有能で個性的な若者がどんどん彼の周囲から現れる。なんとなく接していて、筆者は子供時代に読破した横山光輝の「三国志」を思い出し、「たぶん劉備玄徳ってこんな感じのリーダーだったんだろうな」と腑に落ちるようになった。だからといって僕が孔明とは言いませんよ。言ってみたいけどさ(苦笑)。

家入さんは、ジャスダック最年少の29歳での上場を果たした一方で、ニート等の社会救済的な事業にも力を入れる。いわばマーケティング感覚に優れた宗教家のような面白さもある。筆者自身も含めたノマド的なワーク&ライフスタイルであったり、コミュニティ弱体化のソリューションとしてのシェアハウスであったり、これまでの政治やマスメディアがあまり目を向けてこなかった未来的な価値観は、ほかの主要候補にはない。

●「上から目線」の政治に違和感
「争点は脱原発だー!」と、上から目線のマニフェストを押し付ける。それを知名度やマーケティング戦術を駆使してテレビの強力な発信力で圧倒する――。しかし、そうした従来型の政治・選挙は、ネット時代となり、一般の有権者の価値観が複雑多様になるなかで、なにか違うのではないのか。極めて困難な無理ゲーを戦うことは百も承知。伊達や酔狂ではなく、本気で推してみる意義があるのではないかと思った次第である。ま、突然の出馬表明だったため、立候補予定者の経歴や信条などを記載する、10社ちかい報道機関からの「調査票」という書類が絶望的に終わらない分量で、早くも無理ゲーにツッコミ疲弊している。ていうか調査票おわんねーよ、各新聞、テレビさん。マジ、手伝えっちゅーの。こういうのも一般人立候補のハードルなんだと思う。統一しろよ


しかし、堀江さんの同席もあってメディアの注目度は急激に上昇。複数のメディアの記者から「主要候補として取り上げさせていただきます」との声をもらったので、こっちが仰天して始まる、前代未聞の選挙はどうなるか、ワクワクしている。第一声はネット。あ、その前に3日連続の徹夜で寝坊せずに都庁の選管にたどり着けるかな。そんなところで、調査票記載に戻ります。

ちゃおー(^-^ゞ
新田 哲史